これまでも何件か
多頭飼育崩壊現場に入って
保護をしたことがありましたが、
その度に
漠然と不安に思っていたこと
がありました。
ここの猫たちに
白血病が入っていて
蔓延していたらどうしよう。。。
たくさんの白血病の子たちを抱えて、
それまで通りの活動ができるか？
毎日毎日たくさんの相談が来て
そのほとんどに答えられていない
いっぱいいっぱいの日々の中、
その日も一件の相談がありました。
スタッフが電話で受けたメモ書きをみてみると
離婚にともなって
借りているアパートを出ていかなくてはならない。
期限はあと数日。
猫が約３０頭いる。
外国人のお母さんに義務教育中の子供たち。
生活保護になる。
数日の間に３０頭は無理。。。
話を聞くだけ無駄。。。
悩みました。
でもな。。。
でもな。。。
外国人のお母さんと子供たち。。。
生活保護。。。
弱いよな。。。
電話をしました。
そして翌日現場に行くことになりました。
見てしまったら、
もう引けなくなることはわかっていました。
状態がよくない子を含む
たくさんの猫たち
ふとんの上で
おっぱいを必死に吸っていました。
かわいがって
もらっていたみたいで
とても懐っこい子たちばかり。
捨てることはできない。
保健所にもっていったら殺されてしまう。
助けてください。
浦和キャッツさん
みこまんまさん
ベスの家さん
に応援をお願いして
解決を試みました。
全部で３７頭でした。
６月１２日と１３日の２日間で
３７頭中３２頭を保護。
残り５頭は相談者さん関係のお宅へ。
ガビガビの子
治療して
ピカピカにしてあげれば
里親さんに繋げると思いました。
甘かった。。。
保護したほとんどの子たちが
白血病のキャリアでした。。。
白血病の子たちは
たいていの場合
２～３年の命
一緒に生活すると
感染する可能性が高いため、
ほかの子たちと分けなくてはならない。
里親さんへ繋ぐのも難しい。
病院で検査結果を聞きながら
めまいがしました。
途方にくれました。
しかし、
このお母さん猫は陰性でした。
まだ検査はできませんが
子猫たちも陰性の可能性が高い。
後ろの子たちは陽性でしたが
この子だけ陰性でした。
※ 検査前の写真です。
検査後にすぐに分けました。
しばらく隔離を続けて
再度検査をしないと確定できませんが、
陰性の子たちがいたのが
せめてもの救いです。
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