2024年が始まり、早くもひと月が過ぎました
この冬は、寒暖の差が大きくて、服装の調整が難しいですね
ご自愛くださいませ
新年は、いつもどおりに、地域のお宮にお参りする拝賀式からスタートしました
そして、恒例のどんど焼き
この数年間、自粛されていた新年会も、久しぶりに再開されました
今年は、区のお当番なので、微力ながらちょこちょこお手伝いしております
そしてこの時期、まとまった時間が取れる冬の間ならではのお仕事があります
冬の間の作業その1 塗り仕事
Before → After
After ← Before
経年劣化でさびしい感じになった家具も、オイルを塗りこむことで
見違えるほど綺麗になるので、やりがいがあります
冬の間の作業その2 樹木のお手入れ
梅、スモモ、桑などの果樹を切り戻して整えます
切ったあとの枝は薪に使えるので、一石二鳥
冬の間の作業その3 味噌づくり
昨年から味噌づくりを始めたのですが、手前みその美味しさに驚いております
今年は、好みの味を探りたいなと思い、3種類仕込んでみました
① 身延あけぼの大豆+石垣の塩+米麹
② 河口湖の浅間大豆+海の精+ひしお麹
③ 河口湖の浅間大豆+石垣の塩+玄米麹
どんなお味噌になるのか楽しみです
実は、味噌用の大豆から育てたいと思って、畑で大豆を作ってみたのですが
虫食いだらけになって失敗したので、節分の豆まき用になりました
大豆の栽培は再挑戦したいなぁ
お味噌の作り方は、大豆を水に浸す→煮る→つぶす→混ぜる→ねかす
というシンプルな工程なのですが
お高い高級味噌などよりも断然美味しくて
自分の手の常在菌で仕込んだ味噌に勝るものはない!と実感
特にお味噌汁にして飲むと、お腹から全身の細胞にジワジワ~っと染みわたっていく感覚が何とも言えず
人間の身体では、たくさんの菌が働いているということがよく分かります
「美味しい」という感覚には、大きく分けると2種類あるのかなと思います
1つは、身体が喜ぶ美味しさ
食べものの生命力、自然の中で育まれたエネルギーが身体に満ちていく感じ
2つ目は、舌先の美味しさ
化学調味料や精製された食材(白砂糖、白米、小麦など)による脳神経への刺激
大量生産で出回るものやメディアが取り上げるのはこちらですね
脳って簡単に騙されるし、中毒にもなるので、企業が儲かるわけですけれど
(さらに医療ビジネスや保険ビジネスに転がって錬金される)
ハラから染みわたる本物の美味しさに満たされると、人工的な刺激への関心は薄くなります
そのほかに、毎冬の作業、薪割りや、畑の壊れた柵の修繕、店の内装なども同時進行で
春までにどこまでやれるのやら、早くも来冬への積み残しの予感・・・
昔ながらのお百姓さんというのは、暮らしを営むための100の仕事ができるということ
私は今、10くらいのことがなんとか半人前程度で、ようやく五姓くらいになれただろうかといったところ
何姓くらいまでいけるのかなぁ~
下流サラリーマン家庭の団地育ちで、ごく平凡に人工物に染まって生きてきたわりには
田舎暮らしが嫌になることもなく、大いに楽しんで暮らせているなと思います
それくらい、自然は懐深く人間を受け入れてくれて
人間はもともと自然の一部、地球の一部
その流れに沿って生きるのが心地よいと感じます
遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます