獣の被害が過去最高です

 

彼らも生きるのに必死でしょうから、「害」などと言ってはいけないのかもしれませんが

 

GWの頃から、かれこれ2か月、獣と戦い続けておりました

 

なんだかバタバタで、ようやく7月も終わりになってから、振り返ってブログを書いております

 

 

始まりは、ニワトリ小屋からでした鳥

 

 

明け方、ニワトリの鳴き声がいつもより騒がしくて

布団の中の寝ぼけた頭で、「今日の卵は大きくて、産卵が大変なのかな~」と思っていたら

どうやら1羽だけの鳴き声ではなく、3羽とも鳴いているし、だんだん切羽詰まった鳴き声になってきて

ちょっと様子を見に行くか、と起き上がった瞬間

悲鳴のような金切り声と、激しくバタつく羽の音、壁にぶつかる音

ただ事じゃないぞと、パジャマのまま、ニワトリ小屋へダッシュDASH!

 

小屋の扉を開けると、1羽のニワトリが飛び出してきたので

とりあえず1羽は生きていたことに少しだけ安堵する

 

小屋を覗くと、奥の方にキラリと光る2つの目

シャー―ッと威嚇する小動物は、どうやらイタチ

 

モップを改造した武器(糸の部分がとれて金属だけになったやつ、主にアオダイショウを捕るのに使用)でイタチを小屋の隅に追い詰めると、残りのニワトリ2羽も小屋から飛び出してきたので、全員生きていた、と安心するえーん

 

騒ぎを聞いて目を覚ました息子も、パジャマのまま雪かきスコップを持って参戦してきて

さて、イタチをどうするかと

 

顔だけなら可愛いんだけどなネコ

性格の狂暴なこと

 

槍で刺そうかえー?

いや、子どものいるところで刃物は危険だから、却下

 

頭を叩いて気絶させたいけど、狭い小屋の中では難しいなーと、モップ武器をエイエイ突っ込んでいたら、イタチの渾身の力でニワトリ小屋の壁をバンと突き破って逃げてしまいましたDASH!

しっかりビスで止めておいた壁の板を壊すとは、なんという力でしょう

 

ニワトリの様子を確認すると

1羽は脚に切り傷を負って出血

1羽は打撲なのか、片足を引きずって歩いている

もう1羽は目立った外傷無し

 

命に別状無さそうで、ひとまずはよかった病院

 

 

それから数日、ニワトリ小屋をビスやら網やらで補強しレンチ

ケガをした2羽がだんだん回復して、いつもどおりに動けるようになってきた頃

 

今度は畑が荒らされるようになってしまいましたガーン

 

ジャガイモが喰われる、サトイモが喰われる、種まきしたポット苗がひっくり返される、

畝を整えたところがほじくり返されてクレーターになる・・・

 

イノシシの仕業に違いないいのしし

 

毎年この時期、近所の竹林にタケノコを食べに来ていたけれど

今年はうちの畑にまで侵入してしまったのね

 

今年は畑をがんばろうと思って、堆肥をたくさん入れたのに

土が肥えたおかげで野菜の生育が良くなったことや、ミミズが大量発生したことが

かえって仇になってしまったのでしょうか

 

先のイタチ対策で設置した箱罠もひっくり返される始末

 

 

畑を囲っていた金網をめくり上げて侵入した痕跡が、2か所

 

 

 

どうやら入り口と出口は別らしい

 

金網もたしかに年数が経って、そろそろ老朽化してきていました

 

金網の侵入穴を、網や板で応急処置したものの、また2~3日経つと別の箇所に穴をあけて侵入したり、処置した箇所も破られたりぐすん

 

毎朝、畑の見回りをして、イノシシの侵入が無い日はホッとし

侵入された日はガッカリしながら、金網の補修と畑の片付けをするえーん

 

毎朝の見回りや補修の時間を見込んで、早起きの日々が続きましたぼけー

 

こっちは猿の仕業か猿

整然と一列に抜かれたジャガイモたち

 

 

 

息子が設置した獣対策は、ある意味で芸術的

 

 

野生に近い感性をもっているのか、設置して数日の間はイノシシも警戒したようで、効果がありました

 

しかし、数日経つと警戒心が薄れるようで、ついにトンネルに伏せこんでおいた種芋まで喰われてしまいました焼き芋

 

 

数年間、繋いできた種芋を失ったショックは大きかったです

 

イノシシは下から潜る習性があるので、柵はL字型に設置するのがよい、と助言をいただいたので、L字型の柵も追加したのですが

 

 

プラスチック製で強度が足りなかったようで、ビリビリと破られたり、端っこから持ち上げられてしまって、侵入は防げませんでしたショック

 

夜中にも見回りに起きて、イノシシの気配があれば、オモチャの鉄砲音や金属音で脅かしましたが銃

突進されたらどうしよういのししとか、クマが来ていたらどうしようくまとか、

ビクビクしながらの見回りは神経がすり減りましたアセアセ

 

これだけやっても、畑の被害は減るどころかエスカレートするばかりで

 

せっかく手をかけた畑が壊滅していくことのやるせなさと、睡眠不足が重なり

限界を感じたので、今年の畑はもう諦めるしかないのかな、どうしようかなと考えてうーん

 

結局、畑の柵を作り直すため、店をひと月ほどお休みさせていただくことにしましたお願い

 

休みとはいっても、すでにご予約いただいていた団体さん、参道市の出店、ジャム作りなどもやりながらではありますが

 

まとまった作業時間がとれるようになったことと

うちの畑だけでなく、ご近所の複数の畑もイノシシ被害が出ていることもあって

 

柵を作り直している期間、イノシシ捕獲のための罠をかけることにしましたいのしし

 

檻の箱罠と、ワイヤーのくくり罠の2種類

 

 

金網の侵入穴の大きさ、土のクレーターの大きさからみて、来ているのは1才くらいの小さいイノシシだろうと思われました

それくらいのイノシシの目撃情報も複数あって、私自身も目撃していたので目

あの大きさであれば闘えそうだなと思ったのですが

 

 

見込みが甘かった

 

野生動物たちの行動が、そんな浅はかな考えに収まるわけがありませんでした

 

まず始めに罠にかかったのが、キツネ

 

 

こんな人里までキツネが降りてきていたとは

 

キツネは有害鳥獣駆除の対象外なので、山に放します

痛い思いをさせてごめんなさい

 

 

次に、イノシシと鹿が同時にかかってしまいましたガーン

 

 

獣道の線上に2つの罠を仕掛けておいたら、2頭いっぺんにかかってしまいました

 

同じルートで山から降りてきていたのかな

それにしても、1頭が捕まっていたら、警戒して引き返すとかしないのだろうか

 

プルプル震えている若い雌鹿トナカイ

きみを獲るつもりはなかったのに

かと言って、鹿は逃がすわけにもいかないし

 

2頭いっぺんも困ったけれど、その上、イノシシがデカい!

1才どころか、主(ぬし)レベルに大きいいのしし

ドスンドスンと暴れ回って、地面に大きいクレーターができている

 

これは鉄砲を頼まないと無理だアセアセ

というわけで、猟友会の大先輩に頼んで撃ってもらいました

 

 

早朝に呼び出され、出勤前のお忙しいところにも関わらず、

親切に対応してくださり、感謝しかありません

 

しかし、撃ってもらったのはいいけれど、2頭も一人で捌くのは厳しいので

「1頭いりませんか?」と、今度はご近所の猟師さんを訪ねてみます

 

突然の訪問で、鹿いりませんかとか聞かれても困るに決まっている

 

ダメ元のつもりで押し掛けたのに、「お手伝いします!」と言ってくださりましたアップ

 

私、鹿を何頭か捌いたことがあるだけで、まだまだ下手くそだし、イノシシは初めてですあせる

 

身体の構造はイノシシも鹿と同じと聞いていたし、小さい個体なら何とかなるだろうと思っていたけれど、こんな巨体な上に、鹿まで同時捕獲アセアセ

 

実際、イノシシは重たくて一人では引きずれないし、皮は硬くてナイフがうまく入らない

日が高くなって、気温が上がってくるなか、気持ちは焦るのに作業は進まないぐすん

 

そんなこんなで、お手伝いどころか、解体作業から残滓の処理まで一連でおんぶにだっこ状態でお世話になってしまいました

あとから思い返しても、このとき助けていただかなければ、どうにもならなかっただろうなぁと、多大な感謝と、申し訳なさと、反省と、恥ずかしさとえーん

 

まさかの事態まで想定して行動しないといけないな

手に負えなくなるようなことに手を出してはいけないな、と思ったのも束の間

 

その2日後、畑の柵に沿って設置してあった罠に、別のイノシシがかかってしまいましたいのしし

 

こちらの罠はもう2週間以上も前に設置したのに、器用に罠を避けて畑に侵入していたから、どうやら見破られていて効果が無いようだ、とあきらめていたもの

今さら、こんなタイミングでイノシシがかかるなんてガーン

おととい反省したはずなのに、すぐに全ての罠を撤去しなかった自分の、なんとおバカで怠慢なことかえーん

 

今回のイノシシも、狙っていた1才の若イノシシではありませんでした

 

大きな体で暴れ回って、柵を破壊し、ワイヤーメッシュを持ち上げ、丸鋼を捻じ曲げ、鼻で鉄板を放り投げ、牙でシートを引きちぎっている

 

 

 

重ね重ねで本当に申し訳ないけれど、鉄砲をお願いして来ていただきましたお願い

 

おとといの主イノシシよりは少しばかり小さいけれど、立派な成獣

 

 

撃たれて倒れたときに、おっぱいから白いミルクが滲み出たから、赤ちゃんイノシシに授乳していたお母さんだったのでしょう

それであんなに怒り狂って必死に暴れていたのかな

授乳のためにたくさん食べたくて、人間の畑にまで来てしまったのかな

ウリ坊たちはどこでどうしているのだろうか

そんなことが頭をよぎって、いつもより長く手を合わせました

 

今回はなんとか引っ張れる重さだったので、吊上げて捌きました

 

解体、残滓処分、精肉、血抜き、調理、そして食すナイフとフォーク

 

もうしばらくお肉は結構ですというくらい、毎日、肉、肉、肉

十分にいただきましたもぐもぐ

そして、体力的にもこれ以上の重労働はきついかなー、ということで

 

野放しになったままの若イノシシ(推定1才)は気がかりですが

捕獲はここまでにして、柵の作り直しのほうに労力を集中します筋肉

 

 

新しい柵です

 

 

ちょっと分かりづらいですが、下から順に

 

地際は金網をL字に折って、イノシシ対策いのしし

立ち上げ部分はワイヤーメッシュで鹿対策トナカイ

ワイヤーメッシュに重なる部分とその上部は、網目の細かいネットで小動物対策ハムスター

(ハクビシン、イタチ、アライグマ、アナグマ、タヌキ・・・)

最上部は電線柵で猿対策猿

 

感電注意の看板も取り付けて

 

 

なんとか新しい柵の設置ができたところで

古い柵の解体作業も完了しないまま、急いで種まきと、苗の定植ですクローバー

 

例年の畑のスケジュールより1か月以上の遅れになってしまいました

果たして野菜はできるのかえー?

 

こんなに野生動物に悩みながら畑をやるより、市街地に近いところで畑を借りるほうがよい、という判断をする農家さんもいらっしゃいます

それもひとつの選択肢だなと思うし、実際に市街地に近いところでも遊休農地はたくさんあるので、借り先には苦労しなさそうです

 

私は、目の届く近くに畑があって、すぐに様子を見られることを優先しましたが

 

これから田舎暮らしや菜園をお考えの方におかれましては、場所の選定にはどうぞ野生動物の生息状況もしっかり調べたうえでのご決断を強くお勧めしますおーっ!