あっという間に年の瀬ですね
お元気にお過ごしでしょうか
今日は冬至です
1年でもっとも、お日様のありがたみを感じる日ですね
山あいに暮らしていますので、もともと日照時間は平地よりかなり短いです
家の窓に日が差し込んでくるのは10時頃
日の当たる時の縁側にいると、温室のようにポカポカして、とてもいい気持ち
一転、午後3時頃には、お日様が山の向こうに隠れて、一気に冷え込みます
日が沈んでいく空も、山に後光が差しているようで、神々しい美しさがありますが
薪ストーブをどんなに焚いても、お日様の力には全然及ばない
自然の力の偉大さを感じずにはいられません
さて、この秋から冬にかけても、山の恵みをたくさんいただきました
巷では、過去イチの猛暑で色々な作物が不作のようですが・・・
山の木たちはたくましいです
クルミが豊作
ポポーも豊作
柿も豊作
写真が無いけど、カリンも大豊作でした!
加工が大忙しで、嬉しい悲鳴です
畑でサトイモを掘っていたら、宇宙人みたいな親芋を発見
親芋はなめらかな食感で、小芋とはまた違った美味しさがあります
普段、鹿とか、猿
とかの動物の食害に腹を立てていたけれど
思えば、動物には出来ない食べ方というのがあって
例えば、土の中のイモを掘りおこすとか、クルミの硬い殻を炒って割るとか、
渋柿を干して渋を抜くとか、山菜のアクを抜いて食べるとか
無理に動物と争わなくても、人間には人間の食べ物があるではないかと
ちゃんと自然から与えてもらっているなーと考えさせられました
クルミは縄文時代から食されていたそうですね
最近では、このクルミの殻の形(可愛らしいハート型♡)が
土器のモチーフのひとつなのではないか、という説も出ているとか
ここ数年、じわじわと縄文ブームが熱いですよね
私も、「縄文王国 山梨」に暮らす一人として、興味津々
あの超精巧な縄文土器を作るだけの成熟した文化があったことはもちろんのこと
農耕も行われていたし、神代文字と呼ばれる古代文字も使われていたし
八ケ岳で採掘された黒曜石と太平洋の島々の翡翠が、船を使って交易されていたことも分かっているとか
成熟した文明がありながらも、対人用の武器や戦いの痕跡が無く、平和な時代が1万4千年も続いたというから驚き
弥生時代以降、ずっと戦いに明け暮れて疲れ果ててしまった今の世界で
平和に生きるための学びを縄文から得ようとする、人々の心の現れなのかもしれませんね
2023年、これまでの世界が崩れ始めるような感覚を、大なり小なり感じた人が多かったのではないでしょうか
崩壊のあとの新しい世界をどのように生きていくのか
2024年は、自分自身の生き方を見つめ直し、新しい世界を生き抜くための力を養っていく、追い込み期間になると感じています
今年も大変お世話になりました
どうぞよいお年をお迎えください