少し前のことですが、山登りに行ってまいりました
日本百名山の金峰山と、山梨百名山の国師ヶ岳
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うちから、登山口の大弛峠まで、車で約1時間のところなので
前々から行きたいな~と、あたためていた山です
金峰山に登ったのは、8月のこと
息子(6歳)が、夏休みに山登りに行くことに乗り気になってくれまして
山小屋でのお泊まりも、良い体験になるかなぁということもあって
1泊2日でゆっくり登ることにしました
離れたところからでもわかる、特徴的な山頂を目指します
眺めも良し
岩がごろごろしているところが多く、子どもにはアスレチック感覚で楽しい様子
樹林や平坦な道はすぐに飽きて、おやつタイムを所望したり、しりとりループにはまったり
ときにはキノコ観察や苔観察をしたりで
「あと何分~?」→「あとちょっとかな~」 を何十回も繰り返しながら
そんなこんなで登頂
五丈岩、この石の積まさり方はスゴイ
何が封印されているのか・・・
ピラミッド並みに超自然的な感じ
お隣の瑞牆山も見えます
瑞牆に似たような、岩がそそり立つような景色があちこちに広がっていて
特に夕日が当たる頃合いになると、ここ魔界ですか?という雰囲気
目的地の金峰山小屋
スタッフさんたちはみんな親切で、清潔な小屋、整った設備に、美味しい食事とフリードリンクコーナーとても快適に過ごせました
翌日、金峰山からの下山のあとに、続けて国師ヶ岳にも足を延ばしたかったのですが
思った以上に疲れていたので、無理せず温泉へと下りました
そして9月、国師ヶ岳にも登りたい気持ちがやっぱり膨らんで、国師ヶ岳リベンジ
途中の乙女湖にも寄り道です
朝から雲が増え続ける中、10分おきに繰り返される、行き倒れゴッコ
(空いていてよかった・・・)
山頂は、残念ながら雲の中でした
奥に見えるのが、奥秩父最高峰の北奥千丈岳
こんなお天気でも、子どもは景色にお構いなし
お猿ゴッコのほうが楽しいようで何より
国師ヶ岳の名前の由来は、かの作庭家、夢想国師が修行した山ということで
夢想国師はいったいどのような思いでこの山に籠ったのか
凡人には図りかねることですが
奈良吉野の金峰山とのつながりとか、南北朝時代の権力闘争の魑魅魍魎の時代背景とかを鑑みるに、純粋な修行を超えた、やむにやまれぬ事情があったようにも思えてきます
国師ヶ岳から40分ほど下ったところに、天狗岩という場所もあって
私が住んでいる地域の神社「大嶽山那賀都神社」の奥の院なので、ぜひともお参りしてみたいところなのですが
破線ルートだし、子連れだし、ガスってるし、今回はガマンガマン
とにかくこの、金峰山・国師ヶ岳あたりの山々には
古代の山岳信仰が色濃く残っていて興味深いです
かなりザックリかいつまむと・・・
山への自然信仰から始まり
麓から山を拝むための里宮が出来て
そこに神道が入ってきて神社になり
さらに仏教が伝来して神仏習合
檀家制度や廃仏棄釈などの紆余曲折を経て、混ざり混ざって今に至る
そんな、古代から現代までの数千年が、山から神社、お寺などから垣間見えて面白い
そんなことに思いを巡らせながら帰路についていたら、キツネさんに遭遇
道路脇でくつろいで、逃げる様子もなくこちらをジッと見てくるところからすると
誰かからエサをもらったことがあるな?
しばし目が合ったあと、プイっといなくなりました
降りてきて、何気なくテレビを付けたら瑞牆山をやっていて
来年は瑞牆山だね!と息子と意見が合ったので、今から楽しみです