今、巷を賑わせている、クマくま

 

山に囲まれた土地にいるもので、

「クマどうですか?」と、よく聞かれます

 

店のお客様からも、ほぼ毎日聞かれます

 

どれくらい山の中かというと、これくらい

 

余談ですが、今年は紅葉がひときわ綺麗です

特に赤色が美しい

 

 

クマについては・・・、例年通りですクマ

 

以前から、時々クマの目撃情報はあって(年に数件くらい)

それに伴う注意喚起の放送が流れたりしていましたが

急に数が増えたというような感じはないです

 

川で釣り人がクマを目撃したり

河川工事の土木業者さんが遭遇したり

民家の庭先で畑を荒らしたり

 

数年前には、うちの目の前の生活道路にクマの足あとがついていたこともありましたあしあと

 

目撃はされているものの、今のところ人的被害の話は聞かないので

このあたりのクマはまだ人の味は覚えていないものと思います

 

子どもたちは、小学校の入学時に学校からクマよけの鈴を支給されて

ランドセルにぶら下げて通学しているのですが

もしもクマが人の味を知ってしまったら、鈴はもはやクマよけではなくて

獲物を知らせる音になってしまうのではないかと心配

 

 

山の状況は例年通りですが、平地や人里へのクマの出没は増えたようです家

今年は、道の駅や、住宅街など、今までクマが降りてきたことが無かったような場所で目撃されるようになりました

 

 

私は少しばかり狩猟をするので、猟友会にも所属はしているのですが

世間が思っているような猟友会の頼もしいイメージには程遠い、ヘナチョコハンターなもので

銃猟の免許は取っておらず、罠猟の免許だけだし

年に数頭の鹿を獲るくらいの活動しかしていないので

猟友会にクマ駆除の協力要請があったとしても、私のような足手まといにしかならないような会員に呼び出しがかかることはないでしょう

 

実際、クマを獲れるような熟練ハンターは、本当に少ないです銃

とりあえず狩猟免許を取ったけれど、まったく出猟しないペーパーハンターもかなり多いです

 

だから、諸先輩方の話を聞きかじりして総合してみただけの私的考察に過ぎないのですが

クマの町への出没増加の背景を考えてみました

 

 

マタギの減少など捕獲者の不足

これはそのとおりだと思います

人から狩られなくなれば、クマの人への警戒心も薄くなるでしょう

ただ、ハンター不足は何十年も前からの現象なので、急にクマが降りてくるようになったことの要因としては弱いように感じます

 

ドングリなどのエサの不足

これはたしかに要因の一つではあると思います

特にここ数年はナラ枯れ病のまん延も進んでいる

けれど、山にはほかの木の実や餌になるものはあるので、雑食のクマにとっての大きな要因とまでは言えなそう

 

耕作放棄地の増加や里山の手入れが行き届かなくなったことによる自然との境界の喪失

これは顕著に目の当たりにします

美味しい実のついた果樹が放置されていれば、動物にとっては食べ放題のパラダイスリンゴ

人が居なくなった里に動物が生活圏を広げるのは理解できます

より美味しいものを知ってしまったために、人がいる町中にまで食糧を求めて入り込んでしまうということもあるのかもしれません

 

メガソーラー建設によるクマの生活圏破壊

急にクマが町中に出没するようになった理由としては、最も関連性が高いのではないでしょうか

日当たりの良い南側の山は、クマの好む環境のはず

実際、クマの被害や目撃情報が増えている場所とメガソーラーの建設地との位置関係が近いという傾向が見られるそうです

 

生態系のバランス調整

生態系の頂点だったオオカミが絶滅して数十年

クマが人間の捕食者になることで、崩れた生態系のバランスを取り戻そうとする

自然界のホメオスタシス(恒常性維持)が働いている

 

 

こうして見ると、人間の活動が複合的に重なった結果のクマ現象なのかなと思います

 

因果応報なのかもしれませんが・・・

現在、クマの被害に遭われている方々は、クマを追い詰めた人間とは別の人間だというところが

罪深いというか、闇深いというか

 

目の前の駆除だけで解決できる問題ではなく、人が自然とどう調和して生きていくのかを問われているようにも思います