親子遠足。
今年は六呂師高原!
遠いわ笑
まぁバスの中湊とワチャワチャしながら楽しむかな。
と思ったのも束の間。
「子供は前。お父さんお母さん達は後ろの席でーす。」
え?
嘘やろ?
保育園通って早1年半?くらい。
挨拶のペコリぐらいで未だにママ友もしくはパパ友なんて一人も出来てないこの状況で、、、
約1時間大人だけでなにせーちゅんじゃい。
席の案内を見る。
俺さん完全に沈黙の硬直。
ちょっと待って。
皆んないつの間にそんな仲良いの?
え?なんか親達だけの交流会とかあんの?
知らんよ俺そんなの。
ハブられてんの俺?
的な事を思いながらいざ出発。
左側のお父さん達は医療関係者かな?
病院の事情を楽しそうに話しておられる。
「今年からは#?/¥〒<4の治療法が変わったらしいですよ。」
「へぇー。じゃぁ#%<+<^々ですね。」
「あっはっはっは。」
なんなんだよ。何の病気の治療が今年から変わったんだよ!教えてくれよ!!意味分からん横文字はやめてくれよ!!
ダメだ。
俺レベルじゃ全然話になんねー。
そーっと右側のお父さんの方をみる。
「ニッコリ」
あ。
この方は優しそう。
「いやーこの前GWでギックリ腰やってしまいまして、この移動時間中もつかどうか、、、、」
家で安静にしててくれよ頼むよ。
たまに横で聞こえる「あいたたた」
こっちもヒヤヒヤもんだよ!
しかしピンチはチャンス
ネットを駆使して腰に優しい座り方を伝授。
多分、、多分少し打ち解けれたとおもう。笑
パパ友第一号ね。
バスの中では色々な歌を歌って子供達を楽しませてくれるプロフェッショナル先生達。
しかし
事件が起きる。
オモチャのcha-cha-cháの合唱が聞こえた時。
「お父さんお母さんも一緒に!♡」
何を思ったかマイクロフォンを回し始めた。
他のお母さん達はいやいや、と後ろにマイクを渡す。
待って下さいお願いしますよ。
せめて誰か歌ってから回して下さいよ。
しかたないこれが新人の洗礼。
パパ友ママ友を増やすチャンスや。
認められるチャンスや!!
ワンフレーズだけ。
ワンフレーズだけと心の中で決める。
ここや!!!
せ、せーの、、
「お、おもちゃ〜のcha〜cha〜chá〜」
下手くそか。
自分でも死ぬかと思ったわ。
チャゲアスの「YAH YAH YAH」ちゃうぞ。
もう恥ずかしさと気まずさだけでチンとしてる俺。
永遠と思えた残りの時間をなんとかしのぎ、
六呂師高原到着!!!!
湊、満点のスマイルで俺を見つけ喜ぶ。
「バスの中いなかったねー!どこにいたの?!」
ずっといたよ。
後ろの席で「YAH YAH YAH」歌ってたよ。
自由時間
「うーわ!草一杯やねー!
草むしりせなあかんね。」
ブチィ!ブチィ!
ブチブチェァ!バラバラバサァ。
楽しーねー!
パパもやってみ?
湊。それ芝生っていうんやで。
それ多分あかんやつや。
そっと戻そ。な?
笑
「はーい!集合ー!
今から機関車ジャンケンをはじめまーす!」
ほう。
「機関車ジャンケン」
名の通り、ジャンケンして勝ったら前
負けたら後ろに連結
これを繰り返し最後に一番前にいる人が勝者。
完全なる弱肉強食のバトルロイヤルね。
オッケーオッケー。
テンションあがってきたな。
勝っても負けても所詮は子供同士のお遊び。的な顔をしながら、心なしか周りの親達もやってやれ我が子!!的なオーラが出てきたな!!
湊もジャンケン最近覚えたし楽しみだ。
漢をみせろ。
最後はグー!!!
ジャンケンポイィ!!!
これが後に語り継がれる
「湊流機関車ジャンケン攻略法」
の始まりだったような気がする。
「あれ?親子遠足早くね?あれからもう一年?パート2」へつづく。
※出てくる親子さん達はものすごくいい人達ばかりで僕の勝手な思い込みが非常に多く盛り込まれています。
ご了承下さい笑