「勇気とは恐れがないことを言うのではありません。恐れに直面した時、明晰に行動できる力が勇気なのです」

ジュリアン・バーナード
「バッチのフラワーレメディ植物のかたちとはたらき」より引用

 

 

 

ミムラス

 恐れを超えて行動する力

 

 

「葬送のフリーレン」というアニメに、戦士がふたりでてきます。そのひとりは、主人公とともに魔王を倒したパーティの一員で、アイゼンという名の戦士です。その戦士アイゼンが、敵を前に、怖くて震える場面があります。

 


「怖がることは悪いことではない。この恐怖が俺をここまで連れて来た」

 


自分が怖れを抱いていることを認めたあと、そうアイゼンは仲間に話しました。戦士は、怖れを知っている。怖れを全身で感じながらも、なお、冷静に自分のなすべきことをなしていく。それが戦士の強さだなと思います。



私には、小さなものから大きなものまで怖いものがたくさんあって、そういう自分を「カッコ悪い」と思っているのですが、「怖がることは悪いことではない」と、言ってもらえると、なんだか、ホッとして、肩の力が抜けるような気します。

 

 


バッチのフラワーエッセンス「ミムラス」は、病気、事故、貧困、暗闇、孤独など、日常の中で感じる不安や恐れから、本来の自分を取り戻していくのを助けてくれるレメディです。


 

ミムラスは、清らかな川のほとりや湿地に生息して黄色い花を咲かせます。水面にせり出すように茎を伸ばし、水のしぶきを浴びながら育っていき、種子は水中に落とされます。水中で芽を出したミムラスは、そのまま、川の流れに乗っていき、根を張れる場所まで運んでもらいます。岩場に根づいたあとも、激しい水流で茎を痛めたり、冬に川が氾濫すると、全身、水に浸かったりすることもあるそうです。そうした厳しい環境の中にあっても、生き抜くことができる戦略的といえるほどのシステムを備えたたくましい植物です。


 

ミムラスの花の色、黄色は知性を表します。恐れ自体をなくすのではなく、「恐れに直面した時、明晰に行動できる」ように、そして、大いなるものを信頼して、自分を委ねていけるようにサポートしてくれるレメディです。