さて、今回は、なぜ、不安に囚われてしまうのか?について書いてみたいと思います。
それは、ある意味、動物的本能になってしまうのですが
生きて子孫を残していく為には、生命の危機・危険をいち早く察知して回避しなければならない…
つまり、危機・リスク管理及び回避能力を持たないものは自然淘汰されてきた訳です。
それは人間でも同じ。
だから、本能的に自分を守る・維持する為に、危機・危険・リスク的な事には反射的に回避行動をとってしまうんですね。不安とか恐怖を感じるのは危機管理能力の一環なわけです。
ということで、恐怖を感じた事、辛い体験、失敗した経験など、マイナスな出来事(生きていく上で障害になり得ること)をより記憶に留めようとするんですね。
そして、そうならない為の回避行動を反射的に取ろうとする訳です。
失敗した状態に近い状況を発見すると、脳は危険を察知し知らせる→不安や恐怖を増幅し、感覚的に敏感な状態を作り出す。
恐怖感や辛かった感情が強ければ強いほど、これを増強する
そして、それで頭がいっぱいになる…
と、まぁ、そんなカラクリ
失敗自体が悪いわけではないのですが(誰でも失敗はしますからね~)その時の心理状態が重要ですね。(特に子供はピュアなので、親や周りの大人からの否定や批判は心に直撃的に働きます。対応の仕方大事です)
ということで、過去の記憶、特にショック・失意の体験が多ければ多いほど、自然・無意識に、より強固な壁を築き回避行動を取ろうとするようになる。
あまりこの傾向が強いと、失敗を避ける事が最重要課題になってしまい、失敗しない為に生きる・不安を解消するために生きるようになってしまう…
これでは素敵な人生、幸せな人生にはならないかも…
もし、この傾向が強い、または陥っている方は、最低限、なんとかこの状況から抜け出したいところ。そりゃ、不安や恐怖に振り回されっぱなしじゃ、たまらないですよね
で、僕が知っている手法は3つ(他にもたくさんあるかもしれませんが…)
1つ目は、考えない。考えても仕方ないので、やってみる。開き直る。アホになる。
できる事しかできないので、極力、好きな事・得意な事を活かす方向で、それを一生懸命やってみる。それ以上どうにもならないから、それでうまくいかない・迷惑をかけてしまうなら、素直にごめんなさいと謝るしかない。覚悟を決めてやること。
アホになると、意外と枠が外れます。アホちゃうか?→アホですから~
2つ目は、失敗体験ではなく、成功体験・喜びに焦点を当てる。
不安をグルグル回すのではなく、過去の成功体験を思い出し、そのイメージをグルグル回す。
イケテルやん俺あの時の喜び・感動をもう一度目の前の状況で俺にできる事はそうなったらすごいやんよっしゃ!そうなるぞ~とりゃ~~っ
スポーツ選手なんかはよくやってそうな、成功のイメージを頭に残す、刷り込んでいくやり方。
自信をつけつつ成功・喜びへ進んでいく、そのために生きるんだ!という思考パターンを習慣化する(潜在意識に入れる)
3つ目は、囚われた自分を解放する(他の信頼できる方の協力が必要になるかもしれませんが…)
安心・安全な環境で、トラウマや不安・ネガティブな状態を再現する→なんだ、大丈夫やんよかった、安心できた→これは、もう安心・大丈夫に変わっていく。
ここまで書きましたが…
本当は、過去に囚われたって仕方ないんですね。(というか、今更どうしようもない)
今をどう生きるか、何をするか、何が出来るかしかなく、そこから生み出されてくる未来という構図しかない。
これから先の現実をどう創造していくか。その為のどんな今を生きるか。自分の幸せな状態をより多く出現させるために何をするのか?幸せがどんどん増して広がっていくには!?
ここに頭を(右脳と左脳を)使った方がいいですよね~
人間には未来を創造できる能力があるのです。
その能力・使い方のコツを知って、有意義な人生を創造していきましょうね