さて、先日こちらのブログで演奏会に伺った模様をご紹介したトリオヴィオレの三神樹美さん、吉原正教さんが出演されたライブ『Piano Live Vo.2 管弦楽の仲間を迎えて』に行ってまいりました。
会場は盛岡市民文化ホールのシンボルでもあるパイプ・オルガンのある小ホールの方。
今や盛岡のクラシックの殿堂と呼ぶにふさわしい存在となったホールで、素晴らしい演奏の数々に身を委ねて参りました。
先日のトリオヴィオレのライブでも披露され、こちらのブログでもご紹介したデュハーストの『ブラジリア』の再演もあり、この点も個人的は満足度高し。(^^)
そのほとんどが耳馴染みのあるクラシック、映画音楽の名曲でしたが、会のリーダー格の千菅道子さんが中盤、ソロで演奏した楽曲に、実はこの日一番心を掴まれてしまいました。
その楽曲がウクライナの作曲家・ピアニストであるニコライ・カスプーチンの
『8つの演奏会用練習曲 3.トッカティーナ』
でした。
まずはその楽曲を。
いかがでしょうか?
クラシックでありながらドライヴィンで力強い曲調。
ロックファンである私の心に十二分にアピールする、疾走感あふれる素晴らしい楽曲です!
作者のカスプーチンは今年78才とのことですが、世に知られるようになったのは15年ほど前とのことなので、その頃ですでに63才だったことになります。遅咲きの大花ですね。
アマゾンプライムにゴルデラーゼというピアニストの演奏によるアルバムがあったので聴いてみましたが、他の楽曲も本当に素晴らしいです。
こういう出会いがあるからライブ通いはやめられませんね。
きっかけを作ってくださった三神さん、吉原さんに感謝です。
そして、当日素晴らしい演奏で新たな音楽の地平に導いてくださった千菅道子さん、ありがとうございました。
カプースチン:8つの演奏会用練習曲&24の前奏曲 カプースチン ゴルデラーゼ Naxos 2012-01-30 by G-Tools |