血糖値とインシュリンどっばー!の話。 | 美容・抗酸化料理研究家ときたちさとのブログ

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4人の子供を育てながら、自宅でcafeと料理教室を主宰する名古屋の料理研究家です。
【カラダは食べ物から出来ている!】をコンセプトに、家族みんなの美容と健康を叶えるための抗酸化レシピを日々考えています。

先日、名古屋市いこいの家委託事業『いこいの家』at 緑区の葡萄の木にて、月一回の講座の日でした。


いこいの家は、
言葉や心身の発達の遅れが気になるお子さんとその保護者を対象に、親子遊び等を通じて親子の関係づくり行うとともに、保護者の共通の不安や悩みを語り合ったり、情報交換や仲間づくりをする場を提供するところです。

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毎週月曜が『いこいの家』開催日で、私は月末月曜の担当の講師をやらせてもらってます♪
(1月はお休みです)


子育てに忙しく、なかなか自身のための時間が取れないお母様方にとって、健康やら食育やら美容やらに関係するお話をしてますウインク


今回は【血糖値】についてお話をしました。

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アラフォー以上の世代には誰にもキニナルお話。

何せ我々、糖を取りすぎてますからガーン




炭水化物(米、麺、パン、芋など)を食べると、アミラーゼという酵素、つまり炭水化物をチョキチョキ切るハサミ的なヤツが口や胃から出てきます。
そして炭水化物をバラバラにして『ブドウ糖』という小さな分子にします。

小さくなったブドウ糖は小腸の腸壁の内部に張り巡らされている毛細血管に滲み出るような形で、血中に移動します。


タンパク質もプロテアーゼとかトリプシンという別の酵素(ハサミ的な✂️)でバラバラにされて20種のアミノ酸にまで、脂質は脂肪酸とグリセリンに分解されます

血液中のブドウ糖の量=血糖値を常に監視しているのが『膵臓』です。

膵臓はとっても神経質で、とっても生真面目。
ブドウ糖が血中に入ってくると、即座に『インシュリン』というホルモンを出します。

インシュリンは、

【ブドウ糖を全身の各細胞に取り込ませよ!】

という司令を意味するホルモンです。

全身の37兆個の細胞内にブドウ糖を取り込ませる事でブドウ糖はエネルギーの原料となります。
エネルギーは細胞内で作られ、細胞内で使われます。

エネルギーを作る時に細胞温度が上がるため、血糖値と比例して体温は上がります。

そしてインシュリンの影響で血中のブドウ糖は減ってきます。つまり血糖値が下がってきます。
比例して体温も下がります。



この時、もし一気にたくさんのブドウ糖が入ってきた場合。

神経質で生真面目な膵臓はビックリして大量のインシュリンをドッバーー!っと放出します。
もっともっとブドウ糖が入ってくるんじゃないかと、どんどん出します。

その結果。

一気にブドウ糖は細胞内に取り込まれます。

さらに、逃げ場のないブドウ糖は脂肪とくっついて中性脂肪として皮下やらあちこちに溜め込まれます。
これが贅肉。

つまり、多すぎるインシュリンは、

【余ったブドウ糖はすぐさま貯蔵にまわせ!】

という司令を意味するのです。



血糖値は簡単に上がっちゃいます。
純度の高い炭水化物を食べればスグです。

白いごはん。
パン。
麺類。
お菓子、菓子パンはもっとすごくって砂糖並み。


これらは膵臓をビックリさせちゃう食べ物です。

インシュリンをソッコーでドッバーー、っと出さないといけないから、まぁ負担💦




長きにわたって膵臓にこの“インシュリンショック”を与え続けると、膵臓は壊れちゃいます。

それが糖尿病。

膵臓が故障すると、インシュリンをちゃんと出せなくなってしまうので、血液中のブドウ糖はちっとも細胞内に取り込まれません。

だから、いつまでたっても血液にブドウ糖がウロウロ💦
血糖値は高いまま。

ブドウ糖はエネルギーが必要な時だけ入ってくるものなので、血液中にブドウ糖が長い事あるのは不自然な事ショボーン

腎臓でちゃんと糖をろ過できなくなる事で、尿に糖が出てしまいますガーン

これが二型糖尿病です。

一型は生まれつき膵臓の機能に異常がある事でインシュリンがうまく出ない病気です。

同じ糖尿病でも、生まれつきの病気と、自分の食生活のクセで自ら膵臓を壊してしまうのでは大きく違います。


でも、どちらにせよ、細胞内にブドウ糖が入りにくくなるという事は、エネルギーが作れなくなることを意味しますので、食べても食べても疲れやすい。
そして、血液濃度が濃くなることで体液が濃くなり(薄めるために)常に喉が渇きます。



さらに、糖はタンパク質ともくっつきやすい性質があります。
なので、体のあちこちに糖がこびりつきます。

それを【糖化】といいます。

例えば、コラーゲン。
コラーゲンは体内で一番多いのタンパク質です。
皮下やら血管やら臓器やら関節やら、体のあちこちで“丈夫さ”や“柔軟性”や“弾力”を担当してます。

そんな縁の下の力もちにブドウ糖がこびりついたら。。。

もろく、硬くなってしまいますショボーン

例えばお肌のコラーゲン。
お肌に弾力を与えてます。
これに糖がこびりついたら弾力がなくなります。
→シワ、たるみ。

さらに、糖は温めると茶色になります。
例えばカラメルは短時間で茶色になった例です。
体温だと、年単位かかりますが、茶色になっていきます。
→くすみ。

タンパク質とブドウ糖はガッシリと結合して離れません。
不可逆的な結合反応です。


ブドウ糖は美味しいし、生きてくのに少しは必要ですが、多すぎると怖いものです。



血糖値を急激に上げないためにどうしたら良いか。
簡単です♪

炭水化物のみで食べないこと。

血糖値上昇をジャマする食べ物があります♪

●食物繊維(野菜、豆)
●タンパク質(肉、魚、卵、豆)
●脂質

※脂質はカロリーが高く、コレステロールを上げてしまうのでオススメではありません。


炭水化物も、これらと一緒に食べれば血糖値上昇は急激ではなくなります。

脂質と食物繊維とタンパク質が全部入った種実類はいいですね。

小腹が空いたらアーモンドとか♪




これを理解して頂くと、

【空腹時にいきなり菓子パン!】

とか、膵臓に対する暴挙と思いませんか?


私だってやっちゃいますよ。全然。えー
おせんべいが大好きですから。
米粉、ザッツ炭水化物。
ソッコーでブドウ糖💦

そんな時は、

『膵臓、ビックリさせてごめん!🙏』

って思ってます笑

食物繊維濃度の高い海苔が巻いてある海苔巻きあられならすこーしマシですねウインク





そんなお話をさせて頂きました。





次回のいこいの家の私ときたちさとの講師担当日は12月25日です。

クリスマスなのでお勉強は休憩。
クリスマスパーティーをします🎉🎄💝

みんなで【モンブランツリー】を作ります!


さつまいもと抹茶と生クリームのモンブランです。

参加費は500円、クリスマス会のみ要予約ですウインク
10:40〜11:30ごろまで。
お問い合わせはいこいの家(葡萄の木)まで。

※参加はお子さんの成長発達に不安を抱えるお母様とお子様限定です。

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