私、ドイツに行ったことも知り合いもいないのですが、なぜかドイツに思いをはせることが多く、その中の一つがドイツの伝統保存食、ザワークラウトでした。

正式の作り方は千切りしたキャベツと塩を入れ、長期間熟成させるだけです。
野菜がなくなる長い厳しい冬を乗り越えるための保存食だったと思います。

いつも食べてみたいと思っていたのですが、体質の関係上、知らないものを食べることや、発酵が強すぎるものは合わないことがあるので、挑戦しなかったのです。

それでもザワークラウトが気になって、気になって、知識だけは増えていくんですよ。
・乳酸発酵をしている
・ホットドックに使われている、
・ソーセージとの煮込み料理、
・似せてつくるには酢を入れる等…

何度も似せて酢を入れて作ってみたけど、単なるさっぱり酢漬けみたいな感じで本場とは違うのだろうと思っていました。

今回、豆乳ヨーグルトを実験のように作っていたら、同好会の皆さんのおかげで乳酸菌と酵母の菌の使い分けが何となくできるようになってきました。

そのおかげで、長年の夢だったザワークラウトをヨーグルトの乳酸菌の力を借りて作ることにしました。

ドイツは塩とキャベツを1ヶ月~半年漬けて完成だと思います。
乳酸発酵をしていくので、だんだんと酸っぱくなるそうですが、その味の移行も楽しいみたいですよ(^^)

私はヨーグルトの生きた乳酸菌をかりて即席で発酵させ熟成させました。
では写真で。

千切りキャベツに塩とTGG豆乳ヨーグルトを入れるだけです。
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本場の真似をしてキャラウェイシードを入れましたが、そんなに味に慣れていないので、次回は入れないかな(^^;;
他に合うハーブは何かあるかな…?

漬物なので、空気を抜くように上から押しています。
乳酸菌の力を借りているので、1~3日ほどで味が馴染んできます。

1週間もすると乳酸菌の酸味がらでてきて、やっと酸っぱいという意味がわかりました。
これをお酢で代用していたのですね。
確かに似ていますが、お酢の酸っぱさと乳酸菌の酸っぱさは違うかな~(*^^*)
どちらがいいとかではなくて、役割が違うので、乳酸菌とお酢の酸味の差がわかるようになると面白いし、効能も違ってくると思います。

簡単にいうと発酵は、
乳酸菌→酵母→アルコール→お酢

こんな感じで進んでいきます。
どこの成分が欲しいかで、発酵止めをしたりします。

では、ザワークラウトはアルコールになってお酢になるんじゃないの?と思うかもしれませんが、おそらく塩を入れているので、それが酵母を増殖させる隙がないというか、乳酸発酵で終わってると思うのですね。
酵母が増殖するにも、糖分の餌が必要で、キャベツと塩だけでは餌がない、そんな気もします。
間違っていたらゴメンナサイ(^^*)

ザワークラウトが美味しくできたので、色のきれいな紫キャベツでも作ってみました♪
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材料を混ぜ合わせたら12時間くらい常温に出して発酵をさせているのですが、保存は冷蔵庫でしています。
紫キャベツで作ってから、うっかりと冷蔵庫に3週間ほど忘れていました。

どうなっているのだろう~と恐る恐る食べてみたら、酸っぱさが進んで、多分、本場に近いザワークラウトができていました!
これが乳酸菌の酸味なのかと嬉しかったです(*^^*)
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これは生きた菌だからこそできることでした。
市販のヨーグルトがどこまて菌が強いかわかりませんが、無調整の豆乳に果物でも、蜂蜜でも入れたら生きた菌のヨーグルトができるので、お試しくださいね☆彡
牛乳由来でも、カスピ海やケフィアもよさそうですね。

自然と発酵生活ができたら、菌の助けがあって楽しいですよ(*^^*)

今日も素敵な一日となりますように☆