久しぶりの投稿になります(^^)
滋賀の多賀大社から始まり、飛騨、茨城の鹿島神宮と
と気の向くままに、動いていました。
その途中で、念願の岐阜県揖斐郡、旧春日村にある
「麻処さあさ」さんを訪ねてきました♪
 

麻に興味を持ってから、どうしても麻の所に行きたくてお願いしたところ
快く迎えてくださり、草木染め体験までさせていただきました。
旧春日村美束という場所は、山をずいぶん登っていった所にあり
昔から麻の栽培が盛んだったそうです。
今でも、麻を保管していた小屋や、麻糸をひいた作業場が残っており
麻が生活と共にあった、そのままの面影を残していました。

戦後、GHQにより大麻法は昭和23年に制定されましたが、
その地域では40年ぐらいまで栽培をされていたそうです。
法律を違反しているという意識はなく、山深い場所にあり
そこまで法律が回らなかったのでは?ということでした。

実際に麻や麻炭を見せていただきましたが、
今日は草木染めのお話をしますね。

訪ねた時、さあささんの次に出迎えてくれたのが
こちらのかまどさん!!
薪のいい匂いがして、それだけでも癒されてしまうほどです。
しかし、癒されるのは、まだまだこれからでした(^^)
 

今回は染料となる草を山に採りに行くところから始まりました。
どの草が何色に染まるのかもわからず、とりあえず沢山生えていた
「あかそ」という草を鍋いっぱいに採りました。
草の量は、だいたい染める生地と同じ分量だそうです。
これに水を入れて、30分ほど煮出します。
 

こちらは茜です。
茜染めも美しい伝統色で、見ているだけで落ち着きます。
そうそう、茜染めをした衣類を身に着けると、氣の流れがよくなり
健康にいいと聞いたことがありますよ~。
それを思い出して、こちらの色では5本指ソックスを染めました(*^^*) 
  

染料を煮出している間に、好きな生地を選んで、色をつけたくない
所に洗濯ばさみや木の棒を挟んだりして、模様付けです。
参加してくれた子供たちも、とても楽しそうでした!
左にいるのは、お店のさあささんです♪
一緒にいるだけで癒されてしまうような、素敵な方でした♪♪
 

これは男の子が作っていた、ストール。
洗濯ばさみで挟んだところは、染まりません。
どんな模様になるか楽しみでした。
 
 
煮出した染料を布で漉します。
上部の写真を間違えました。「あかそ」を漉す写真のつもりが
煮出すための水を入れているところでした。(^^;)
下部の写真は、茜を染料液と分けているところです。
 
 
布を入れてから、20分ほど泳がせるようにかき混ぜました。
そのまま漬けておくのではないのですね(*'0'*)
かき混ぜるのだそうです。ムラなくするためでしょうか。
 

いい感じで染まってきました!上の「あかそ」は金色に近い黄土色で、
下は「茜」です。どんな色に染まるのだろうと、ワクワクしました。
自然が出す色に感動です!
 

20分後、水の中でよく洗い出来上がりです!
 
 
生成りの生地が、こんなに鮮やかに染まりました!
日本の色、自然が織り成す色をこうして見ると
懐かしいような、昔から馴染みのあるような気持ちにもなりました。
昔の人たちは、自然の色を衣類に使ったり、時には神事や魔よけに
使ってきたのかもしれません。
色として出てきたものでも、植物のエネルギーが宿っていそうですね。
  

今回、一番上手にできたのが子供たち!!
きれいな模様がでていました!
草木染めは無の心、素の心の子供と相性がいいのかもしれません。
上写真の左、友人のストールもきれいでしたー(*^▽^ノノ゛☆
私のは5本指のとなりです。雑念だらけの結果がでていまして
お見せできません(^o^;) 
  
 
お昼をはさんでお伺いしたので、一品持ち寄りでお素麺を
いただきました。水も空気もおいしい所で、みんなでいただくお食事は
最高でした☆
自然と親しむ機会を作ってくださり、本当にありがとうございました!
心に残る一日となりました。
  

こちら番外編。
水の豊かなところらしく、蛇口から水が出ていたので止めようとしたら
山水を引いてきているので、出っ放しとのことでした。
きれいな冷たい水が、絶えず流れているこの光景は
自然が豊かである象徴であり、輝いて見えました。
自然は美しい・・・と浸っていたら、子供たちがジュースを冷やし始め、
水流の勢いで回りすぎじゃない?と思うぐらい
炭酸飲料が高速回転をしていました。
飲むときに噴出してこなかったかな?(・・;) 
  

染め体験の他に、麻や炭小屋を見せていただきましたので、
そちらのほうを、次に書きますね(^^)/

皆様にとって、穏やかな一日でありますようにo○☆゚・:,。*:..。o○☆