今日は3.11の震災の時の話をしますね。
現在、東京に住んでいて、3.11を経験しました。

17年前は大阪にいたので阪神淡路も
記憶にあるのですが、今回は規模の大きさの他に
放射能の問題が、事を複雑化させました。

スーパーから商品が消え、ガソリン不足もあり
しばらくは先の見通しが立ちませんでした。
ふとその時に非常時の蓄えとして
昔の人の話を思い出しました。

戦争や災害等の危機の心構えとして
普段から保存食を常備するようにしているということ。
家族が、まずは1ヶ月、そして最大6ヶ月分の保存食が
あれば、だいだい半年もしのげば状況はよくなっていると。

昔の人のことですから
インスタントラーメンなどではなく
きちんと最低限の栄養も考えられた
理に適ったものだと思います。

保存食でまっさきに思いつくのは梅干でしょうか。
梅の酸っぱいクエン酸もあり、同時に塩分も補給できます。
らっきょうの甘酢漬けも強壮力が強いです。

その他に乾物も保存がきき、栄養の高いものだと思います。
これを非常時に、という考えではなく
普段からこういうのを上手に取り入れて生活をしていたら
いざというときに、心強く、落ち着いて行動できるのでは
ないでしょうか。

3.11の震災は地震もですが
放射能の恐怖もありました。

水道の水は汚染されていないのか、
家の中の空気もどうなのか、
これからの食べ物はどうなるのか。

その不安がある中で
なぜか味噌を仕込みたくなったんですね。

まだ強い余震の続く中で
どうしても味噌を仕込まなければ、と思ったのです。
なぜか、と言われても

「本能です」

としかいえません。

誰から聞いたわけでもなく
確かにあの時「味噌」と思ったのです。
科学的には実証されないでしょう。
味噌が放射能を消すとも申しません。

しかし、日本に生息する麹菌の力と、大豆と、海の塩に
熟成という「圧と時間」をかけたことによる発酵に
目に見えない力を感じるのです。

だから、放射能を消すとか、そういうことではなく
私たちが生きていくだけの守ってくれる力が
あるような気がするのです。

確かに原発事故は起こりました。
まさか日本で起こるとは思いませんでした。
無知だったということもありますが
それだけ知らされていなかったのですね。

しかし、私は日本の力を信じています。
微生物の働きが再生の力になると思っています。
その中の、家庭で身近にあるものの一つに
味噌があると思っているのです。

2年越しになりましたが、その時に作ったお味噌がこちらです。
 

麹の入手方法はいろいろありましたが
以前お世話になった岩手の麹屋さんが気になり
私にできるささやかな応援として、まだ道路事情も混乱した中で
注文をしました。

そんな時に注文を?味噌を?と思うかもしれませんが
閉塞感や自粛を経験してわかったことは
支援と経済は両方同時に進行しなければならない、ということでした。

今考えると、自粛はしなくても良かったのではないか、
それよりも開催して、支援にしていくほうがいいと思うのです。
元気もこちらから送らないとね。
あの時ね、被災していない私たちを心配して
東北の人たちから、励まされていた現象があったんですよ。
逆ですよね。

それもこれも、やってみてわかったことなのですね。
これからは自粛はしないで、今、自分ができることを
していくと思います。

あ、今日は味噌の話でしたね(*^_^*)
タンパク質の豊富な大豆と
微生物の宝庫の麹と
ミネラルの塩が合わさったお味噌は
身近にあると心強い存在だと思っています。 簡単にまとめてしまいました(^_^)/

今年はどんなお味噌を作ろうかな(^^)

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今日もご訪問をありがとうございました。素敵な一日でありますように。
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