「病気」って何だろう?と考えることがあります。


先天性で生まれ持ったものや

途中から発症するもの

自分にとって不快な症状など

それら全部をひっくるめて「病気」という言い方をすることがあります。


前からその言葉に違和感がありました。

確かに体は不調なのですが、よい方法を探したり

時には自死を選んでしまいそうな時でも乗り越えてきたのは

精神力だけが残って生きているような気がしていたのです。


少なくとも心まで病気だとは思えませんでした。


そんな時、自ら実践哲学を説かれた

中村天風さんという方の本の中で


「病気とは、気が病んだ時に病気という。体の不調なら病いなのだ」


というようなことが書かれてあり、たいへん感銘を受けました。


健康であっても、その言葉を使うだけで「気が病む」と思えて

自分にも他の人にも使いたくなくなりました。

「病い」と考えたら、自分の心と体を区別して

冷静に判断できるような気がしたのです。


それから冷えとりや食事改善をして

生活を見直していく中で、体が快方に向かい出すと

この症状にならなければ気がつかなかっただろう、

また関心を向けなかっただろう、

というものがたくさん見えてきました。


すると、辛かった症状より、大切なことに気がつけた

感謝のほうが大きくなっていったのです。

それまで遺伝と思っていた部分もありました。

生まれつきの体質だから一生このままで

何の意味があって生まれてきたのかもわからないと思っていました。


しかし、池川クリニックを開業されている産婦人科の池川明先生が

何人もの子供たちの話から「子供には体内の記憶があり

親を選んで生まれてくる」というお話を知りました。


生まれてくる前に自らの意思を持って選んできているのなら

私も全てを自分で決めて生まれてきたのかもしれないと思えてきたのです。


病いばかりではなく、さまざまに起こる出来事や悩み事も

不幸で与えられるものではなく、そこから何かに気づいて

感謝に変わっていくと、それは不幸でも悪いものでもなんでもなく

大切なものに気づくために、自分の成長のための

「仮の出来事」のように思います。


まずは自分を受け入れてみてください。


どんな私でも大切な自分です。


そして人の意見や情報を鵜呑みにするのではなく

良い悪いも自分の責任を持って選んでみてください。


選んだものが結果良くなかったとしても

次に良いものを選べる判断になるので

無駄な経験はないと思います。


何か一つでも改善していったら、必ず良い方に向かっていきます。