宇宙へエレベーターで行ける時代がすぐそこに迫っている。
カーボンナノチューブのスリーブ=筒を軸にエレベーター
をスライドさせるようだが、まさにSFの世界である。
高度96000kmにカウンターウエイトを置くそうだが、高
度36000kmで地球を周回する宇宙ステーションで、時速
27600km、90分で地球一周というスピードなのだから、
そのおよそ3倍の高度にあるカウンターウエイト部分の速度
は単純にその3倍はないとスリーブの直線が保てないことに
なる。アサガオのツルみたくなっちゃわない?
早い話がカーボンロッド。宇宙に突き出した釣り竿みたい
なモンであり、ぐにゃぐにゃとしなる。先っちょに釣り糸
垂らしてルアーでもくっつけておけばエイリアンが釣れな
いか?(笑)
えー、地表に対して垂直に棒を立てるんだったら赤道上で
なければならず、もしも日本の北海道にできるんなら、お
よそ45°傾いた、ナナメスカイツリーみたいなやつが空を
突き抜けのびてるってことになる。倒れてきそう。違和感
ハンパなし。ピサの斜塔どころではありません。
長さ96000kmのスリーブが地球の自転にシンクロして回
転してるわけだから、デブリなんてヤバクないか?
ノックバットで空き缶打つみたいになるんじゃない?(笑)
さらに地球の自転軸が偏芯しないかってこともある。コマ
の軸がちょっとズレると振動するじゃん? 地球バイブみ
たいにならないか? ブィィィーンて? け。
えー、地表の固定部分だが、岩石は圧縮には強いが引張強
度はたいしたことないはずだ。スッポ抜けて飛んでくよ?
スリーブの重力圏部分の自重とカウンターウエイトにかか
る遠心力がバランスするから問題ナシ?
わからん! わからんすぎてハラが立つ!(笑)
最大の疑問は、いくらで乗れるものなのか?
きっと高いに違いない。2万円までなら出してもいいが!