寄席の主人=席の亭主。これを略して『席亭』と言い、つ
まりは寄席の経営者のことを言うんだが、いえいえ、ウチ
はあくまでカフェであり、席亭になりたくて落語会を開い
たわけではありません。
えー、それはそうでもお客さんからお金をもらうからには
『席亭の心得』だけはわかっておきたい。
ま、そんでまず落語ってぇもんを勉強するところからはじ
めたわけです。『めくり台=演目台』なんて名前も知らな
んだし、高座があって下座がある、なんてことも知らんか
った。
高座にあがる噺家さんが気分よく、もちろんお客さんも気
分よく。高座の背景、照明そのほか、あって当然のものが
欠けていた。
うん、あのね、それはそうでも演芸場(常設寄席)ではな
いので不備はしょーがないわけですよ。不備はしょーがな
くても無知はいかんね。
うん、いかん。ちゃんと考えてやりなさいってコトですワ。
見せるは魅せるに通ずる。次回はそこをふまえてやらねば、
と思っております。ハイ。