過ちを起こすのが人間、それを止めるのもまた人間 ~アウシュビッツ強制収容所~ | ぷにぺち世界一周奮闘記

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前回の続き


歴史上最悪の悲劇が起きていた場所

アウシュビッツ強制収容所

ヨーロッパ中からユダヤ人やジプシーなどが連れてこられました

上の地図を見てわかるようにアウシュビッツはヨーロッパの中心に位置しています

上の記録によると収容された囚人は130万人

内訳として
ユダヤ人 110万人
ポーランド人 14~15万人
ロマ(ジプシー) 2万3千人
ソ連軍 1万5千人

ユダヤ人が圧倒的に多いことがはっきりとわかります

アウシュビッツ強制収容所で現在様々なものが展示してあります


それらは数字だけではわからなかったことやアウシュビッツで起きたことの恐ろしさを無言で語り掛けてきます


150万人以上の人がここで虐殺されたというのはわかっているけど150万という数字がどれだけのものなのか想像するのは難しいと思います


今回この展示を見ることにより150万をただの数字ではなく肌で感じることができました

没収された眼鏡

没収されたクシやブラシ

身体障碍者の義手や義足

没収された鞄


返されるときにわかるようにと名前を書かしています


これで囚人たちに少しでも希望を持たせようとしたんでしょう

没収された食器や鍋


みんな新天地に夢見てこういったものを持ってきたんでしょう

没収された大量の靴

これはベルリンに送った報告書です


金が何グラム、銀が何グラムと書いてあります


ここにはガス室や銃殺などで虐殺した囚人の金歯が何グラムなど詳しく書かず、ただ金が何グラムと書いているだけです

囚人は収容所に来ると髪の毛を刈られ、写真を撮られます

そして囚人番号を付けられます


この日から名前はなくなり囚人番号で呼ばれるようになります


アウシュビッツには死の壁と呼ばれる場所があります

ここでは多くの人が銃殺されていました



今は多くの花が手向けてあります

壁の隙間には石が置いてあります


これはユダヤ人の人達が亡くなった方たちへ

「安らかにお眠りください」

という意味を込めて石を置いています


ここは歴史を物語る場所であるだけではなくお墓という一面もあるのだと考えます

奥に見える一軒家はアウシュビッツの所長ルドルフ・ヘスが住んでいた家です


収容所の敷地内で妻と子供5人で緑の中暮らしていました

収容所の敷地内でこの所長の公開処刑が行われました

収容所はこの他にビルケナウという約53万坪もある巨大な収容所もあります

ビルケナウ(第2アウシュビッツ)



多くの囚人を殺したガス室の跡


撤退するナチスにより犯罪の痕跡を消すために爆破されました

レンガで作られた囚人棟


この3段ベッドでは1段ごとに約8人の囚人が寝ていました

トイレは1日に2回のみ


なんの目隠しもなく不衛生であり、人間としての扱いはされていませんでした

2回にわたってアウシュビッツ強制収容所について書きましたがみなさんはどんなことを感じましたか?


今回アウシュビッツに行くことによっていろいろなことを考えるきっかけにもなりました


この最悪な歴史は多くの人が知る必要があると思います


じゃあこの歴史を知ったからといってその人に大きな変化があるのかといえばないと思います


でも知ることによって同じような悲劇の発生を防ぐことができるかもしれません


元囚人の方は言います

『全世界で何百万もの人々がアウシュビッツ収容所の歴史を知っていますが、”そのような悲劇が繰り返されないためには人々の意思が必要である”という意識とその記憶を維持することが、現在最も大切なことなのです。人間こそがそのような悪事を働き、しかしそれを防げるのも人間しかいません。』

過ちを起こすのが人間、それを止めるのもまた人間なんですね


みんなの意識で世の中は変わっていくので、できれば良い方に変わっていくことを望みます


この記事をきっかけにみなさんがなにか考えるきっかけになればと思います


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