見ていて気になったのがニッシンの無線操作ストロボ。
ニッシンデジタル Air1+Di700A キット キヤノン用
多灯ストロボワークをするときに、リモート操作は便利。
私は580EXIIと430EXIIを赤外線通信式のリモート操作
ができる90EXをコントローラーにしてスタジオ撮りなど
で利用中。しかし、ニッシンのラジオ通信式とキヤノンの
赤外線通信式との互換性はありません。
キヤノン純正でもラジオ通信式リモート操作システムが
提供されています。
スピードライト 600EX-RT スピードライト 430EX Ⅲ-RT- とトランスミッター ST-E3-RT
これはこれで便利そうなのですが、430EXIIIは外部
バッテリーが使えない、ビープ音がでない、など
ちょっと残念。
600EX-RTでシステムを組むには高額ですし、現在
手持ちの580EXII・430EXIIが無駄になってしまいます。
従来からもラジオ通信式の送受信機部分を中国メーカー
などが販売していたのですが、これらは技適マークを
とっていない、いわゆる電波法違反製品。
(それほど目くじらを立てる話ではないのですが、
昔JA●YFZの管理者をしていた者としては積極的には
使いたくないです)
と思っていたところに、12月1日発売で、無線送受信機
部分だけを取り出した製品がニッシンから発売されました。
ニッシンデジタル コマンダー Air1(送信機)と
Air R(受信機)。
早速購入してみました。
(1)外箱
外箱は小さいです。
取扱説明書とクイックガイドが入っているのみ。
(2)左右の両外側がレシーバーのAir R、真ん中がコントローラーのAir 1
当然中身はさらに小さいわけですが、操作に
困るほど小さくはないです。
電源は単4型電池各2本。
ここで困ったことは、電池の入れる方向が
非常に分かりにくいこと。一応表示はある
のですが、解釈が必要な表記方法なので、
もっと見やすい表示方法をとるべきと思われ
ます。
気を取り直して、電源オン。
スイッチ類が少ないので、操作にはマニュアル熟読
が必須。
まずはAir 1とAir Rのマッチングが必要。
そのあと所要の設定をしていきます。
8チャンネル+AUTOの無線帯域選択と
3グループのストロボ群分けを設定できます。
普通は、メイン・サブ・バックスポットなどの3群
あれば十分ですし、それぞれの照射角や発光量の
調整が手元のAir1コントローラーからできます。
(便利です)
これらの設定操作をするたびに、マッチング終了を
知らせるビープ音が鳴り響きます。
分かりやすいが、うるさいです。
ビープ音はチャージ終了時にも出るようですが、これは
消すことができるようです。
基本はボタン長押しで切り替わっていくイメージ。
さて、Air R(受信機)の表示に赤と緑が出ていますが、
これは取付けるストロボの最大ガイドナンバー(GN)が
25-49の製品には緑のモードで、
GNが50-65の場合には赤のモードを選んで、組み合わせる
ようにするとのことです。
ということで、GN=58の580EXIIには赤モードにした
Air Rを、GN=43の430EXIIには緑モードにしたAir Rを
組み合わせます。
これで設定終了です。
Air Rレシーバーには、ご覧のとおりの小さな足が
あり、自立できます。また、三脚穴があるので、
ライトスタンドなどに直接さして、取付けることも
可能なようです。
少し背の高さがありますので、アンブレラホールダー
をつけた上にAir Rをつけて、さらに背の高いスピード
ライトを取付けるとなると、傘の中心から相当外れて
しまいそうです。
この辺は工夫がいるでしょうね。
私はマンフロットのアンブレラホールダーを
常用していたのですが、今後はGODOX社の
このホールダーにしようと思っています。
Godox S-type Bracket Bowens S Mount Holder
- とトランスミッター ST-E3-RT