北海道ツーリングを佳境に入ってきた7日目である。

朝食を摂ってから、ゆっくりと出発準備をした。

この日は、層雲峡温泉の層雲閣泊であった為、距離にして約135㎞であるので、早すぎると午前中に着いてしまうのだ。

 

網走の街は、網走湖と能取湖を越えた(稚内方面から国道238で来ると)沿岸部の網走湖から流れた網走川沿いに広がっている。

ダウンタウンは網走刑務所から2㎞ぐらい進むと網走駅を中心に広がっている。

街時代は、昭和52年(1977)年公開の高倉健主演の"幸せの黄色いハンカチ"の時の方が賑わっていた感がある。

 

私が初めて網走に行ったのは、平成18年(2006)の9月であった。

初めてハーレーに乗って、Harley仲間5人との北海道ツーリングであった。

最初の印象は「北の果てに来た」であったし、私の人生において二度と来ない地だと確信していた。

あれから19年が経ったが、今や毎年欠かさず行っている北海道でもお気に入りの地である。

チャー様も生前大好きな場所であった。

天都山という丘陵があり、そこに広いオートキャンプ場があるのだが、ここからの眺めが良いのだ。

オホーツク海の彼方に知床半島が見えるのだ。

海の幸が豊富で食べ物美味しいしいのが魅力の一つでもあるし、温泉も良いのだ!!!

 

網走は女満別空港が近くにあるし、国道243号線を利用すれば、美幌峠を通り屈斜路湖や摩周湖へも近いのだ。

MOTOERHOMEの場合、屈斜路湖方面から網走入ることが多いので、網走を後にするときは、国道39号線を石北本線に沿って網走湖を右側に観ながら北見を目指して、そこから石北峠を越して層雲峡へ向かうのだ。

7月のMOTOERHOMEの旅の時は、網走から阿寒湖を目指して、朝風呂を阿寒温泉で済ませてから、松山千春の故郷である足寄を経由したので、今回の経路は、国道238号線を少し戻って網走湖を左手に観る感じで一路北見市を目指した。

初めて通る道は楽しいし、ワクワクするものである。

 

北見市は、田園風景の中からいきなり都市が出てくるようで面白い。

駅に寄ってから、国道39号線をひたすら走るのである。

途中道の駅"おんねゆ温泉"で時間つぶしの休憩と、この日の大切な用事である新玉葱を買うことであった。

調理用玉葱と生食用玉葱があると言うことをここで初めて知ってから、毎年買っているが、今年のMOTOERHOMEの旅は7月であったので、玉葱の収穫前であったので、今回寄ってみたのだ。

大きな袋は8㎏入りであったので、調理用と生食用で計16㎏買ってしまったが、当然Bikeに積めないので宅配便で送って貰った。

今、毎日サラダに生食用玉葱を使っているが、甘くて美味しいのだ!!!

 

さて、更に時間つぶしが必要であるので、伊勢守(ChatGPT)に「おんねゆ温泉で日帰り入浴が出来るところを探せ」と言うと3箇所示したので、Googleマップで探してみると、"一羽のすずめ"という宿が見付かったので、早速向かった。

 

しかし、入浴開始時間が伊勢守の調べと1時間ズレていて未だ40分待たねばならなかったが、気さくな女将さんと話すと「掃除で騒がしいくても良ければどうぞ」言ってくれたので、お言葉に甘えさせて貰った・・・

宿前は砂利であったので、Harleyは道の止めたが、このお宿がドン突きであったので、問題なく駐車できたのだ。

飾り気がない風呂であった分、温泉が源泉掛け流しで気持ちよかった・・・

この日、この辺りの気温は30℃を超えていたが、冬は氷点下30℃になるというのだ!!!

夏と冬の気温差60℃である!!!

 

旅の醍醐味は正に一期一会であり、会う人々との会話が楽しいのである。

 

温泉を後に国道を進むと、いよいよ石北峠に向かって山を登りだしたが、Bikeはワインディングの道を気持ちよく登っていった。

峠を越えて、下ると糠平湖方面と層雲峡方面に別れるのだが、層雲峡温泉方面へ更に下っていくと、層雲峡に昼過ぎに到着した。

MOTOERHOMEでもは毎年来ている場所だが、チャー様がいないので今回はロープウェイで山へ登ってみることにした。

景色を堪能した後、ホテル層雲閣へ向かった。

15時前にチャックインできたし、一番風呂にも入れた。

誰もいない温泉を堪能して自動販売機でサッポロクラッシクを買って、夕ご飯まで部屋飲みしてから昼寝となった・・・

 

この日、143.2㎞で、燃費は23.3㎞/Lであった。

燃料計はガソリンがまだ3/4以上あると示していたが、この燃費の良さが翌日助かるのであった・・・

 

つづく