先日、私はあるニュースを読んだ。

それによれば、日本は今支那からアメリカ合衆国へフェンタニルを輸出する中継地になっているという。

皆さんもご存じだろうか。

アメリカ東部のフィラデルフィアに「ゾンビタウン」と呼ばれる地域が存在する

YouTubeなどでもご覧になった方は多いはずだ。

人間が生きながらゾンビのように廃人と化す――

フェンタニルは、まさに「Tウィルス」のような麻薬である。

 


 

 

【1】トランプ政権下の検査強化と中継地化

 

 

現在、トランプ政権下の米国は支那からの荷物に高関税を課し、

仮想敵国扱い以上の厳格な検品体制を敷いている。

 

だからこそ、密輸組織は日本を経由地に使い、

検査の網をすり抜けてアメリカへフェンタニルを送っているというのだ。

 


 

 

【2】国内拡大の脅威と法の甘さ

 

 

日本政府は本当にこの事態を把握し、警戒しているのだろうか。

日本は確かに薬物に厳しい国と言われる。

だが、量刑や取り締まりの再犯防止はまだまだ甘く、

若者を中心にフェンタニル禍が国内で爆発的に広がる恐れがある。

 

未然に防ぐことが、何より肝要である。

 


 

 

【3】歴史を思い起こせ ― 阿片大国・大日本帝国

 

 

ところで皆さんはご存じだろうか。

かつて日本は世界の麻薬の9割を供給していた国だったのだ。

 

大日本帝国の満州国は、阿片によって国家が運営されていた

阿片はどの国の貨幣よりも価値が高く、

現地の支那人に阿片を与え働かせ、

麻薬を財源として国を支えたのである。

 

当時は国際条約では取り締まり対象だったが、

帝国の支配地域では阿片は国家専売制として合法的に扱われた

 


 

 

【4】敗戦後に消えたはずの阿片の行方

 

 

問題は終戦後の大量の阿片の行方である。

 

これは岸信介が中心となり、密輸で裁かれたとも言われている。

GHQもこの密輸を黙認した――

いや、巨額の賄賂が動いたに違いない。

 


 

 

【5】阿片マネーが戦後日本を作った

 

 

戦後、岸信介や笹川良一らはA級戦犯として巣鴨プリズンに入れられたが、

GHQとCIAの反共政策の中で阿片マネーが価値を持ち、

彼らは釈放された。

 

岸信介は政界へ、笹川良一は財界へ戻り、

その資金は日本復興の表と裏を支えたとされる。

 

ロッキード事件で名を馳せた児玉誉士夫もまた、

阿片密輸ネットワークを握った人物だ。

 

そして読売新聞の正力松太郎もまた、

阿片マネーとCIA資金を背景に日本テレビを作り、

報道と放送を通じて戦後日本の言論を掌握したとされる。

これら膨大な証拠は、現在アメリカのスタンフォード大学のフーバー研究所に近にあるという。

西鋭夫教授が研究されている。

 


 

 

【6】結び ― 戦後も続く阿片の呪縛

 

 

こうして考えれば、

戦後の日本、さらには東南アジアの復興の裏には、

大日本帝国の阿片マネーが流れていたと言っても過言ではない。

 

そして今、

あの阿片利権の亡霊は形を変え、

フェンタニルという名で再び我々の国土に迫っている。

 


 

我々は歴史を忘れてはならない。

阿片が国を支えた時代の矛盾と、その資金が今もどこかに根を張る現実を知り、

新たな麻薬地獄を未然に防ぐために、声を挙げ続けねばならぬ。