前回、T女史と茶子と一緒に「ごん助」へ行ったことを書いたと思うが、この店の離れの小部屋に、思わぬ落とし穴があった……。
掘りごたつではなく、座敷に炉端焼き用の炭火コンロ付きテーブルが置かれ、座布団に座るスタイルだったのだ。
そこで、デニムを履いたまま胡座をかくとどうなるか?
胡座は意外と曲者である。
私の場合、デニムの窮屈さもあってか、上半身が前のめりになり、腰から背中が猫背のように丸まってしまった。
骨盤が後ろへ傾く、いわゆる「骨盤後傾」の姿勢だ。
胡座がつらければ、正座など別の座り方に変える手もあったのだが、そのまま食事を続けてしまった。
結果、食事を終えて部屋を出ようと立ち上がると、腰に違和感があった……。
自宅に戻ってからも、腰を庇いながら生活していた。
そして10月26日の夜、部屋で茶子と追いかけっこをしていると、右足に激痛が走った!!!
椅子の角に足を打ち付けてしまったのだ。
皆さんも経験があると思うが、足の指をぶつけると、想像以上に痛いものである。
だが、その時はいつも以上の激痛で、私はソファーに倒れ込んでしまった。
その後、風呂に入ると痛みが少し和らいだので、「しばらくは痛いだろうな〜」くらいに思っていた。
翌朝、茶子ちゃんと散歩に出かけようとすると、スニーカーを履いた途端に激痛が走った。
裸足ではそれほど痛くなかったのに、靴下を履くと痛み、靴を履くとさらに痛い。
それでも「昨日ぶつけたからな〜」と思っていた。
足を見ると、内出血していた。
痛みを堪えて茶子と外へ出たものの、走れない。茶子のペースで歩くこともままならなかった。
T女史やカズちんとLINEでやり取りすると、二人とも「病院へ行ってレントゲンを撮れ」とのことだった。
家に戻って時計を見ると、9時過ぎ。
Googleマップで近くの整形外科を調べると、すでに診療が始まっていたので、財布を持って向かった。
確かに、歩く速度が遅い……。
病院に着き、医師に顛末を話すと、レントゲンを撮ることになった。
結果は、右足の薬指の骨折であった……。
全治3週間ほどとのことだった。
骨折といっても、私には大きなヒビが入っているように見えた。斜めに入っており、治りやすい状態だという説明だった。
結局、指を上下から挟むように添え木で固定され、包帯を巻かれて、「来週また来てね」で診察は終わった……。
なぜ足をぶつけたのか?
自分なりに振り返ると、例の腰の痛みが気になった。腰を痛めてから、上半身が下半身より少し左を向いているような感覚があったのだ。
つまり、いつもの感覚では右足が椅子を避けるつもりでも、腰を庇うことで姿勢や足の運びが変わり、ぶつけてしまったのではないか。
これは、あくまでも私なりの推測である。
金曜日に整体へ行った際、先生にも顛末を説明し、右足の薬指を骨折していることを伝えた。
鏡の前に立つと、左肩が右肩より下がって見えた。
さらに、ベッドにうつ伏せになり、両膝を曲げて足を上げると、なんと両足が右へ傾いていたのだ!!!
自分では真っすぐにしているつもりでも、実際の姿勢は思っていたものと違っていた。
もちろん、それだけで足をぶつけた原因が分かるわけではない。だが、自分の身体の感覚を過信してはいけないと思った。
身体の自然な動きといえば、自転車のハンドルでも似たことを感じる。
長距離を走る時、私には、マウンテンバイクのようなフラットハンドルより、握る位置を変えられるドロップハンドルの方が腕を楽にしやすい。
皆さんも、立ったまま腕を自然に前へ出してみてほしい。
その時、手のひらはどちらを向いているだろうか?
握手をする時のように、内側を向く人も多いのではないか。
そこから手のひらを下へ向けてハンドルを握ると、前腕を捻った姿勢になる。
もちろん、フラットハンドルだから身体を壊すという話ではない。ハンドルの幅や角度、乗車姿勢、握る力によっても負担は変わる。
ただ、同じ姿勢で力を入れ続けると、私は腕や肩、首がつらくなるのだ。
オートバイで高速道路を長距離走る時も、オートクルーズを使える場面では、操作に支障のない範囲で握る力を緩め、手首の角度を変えることがある。
私には、これが負担を減らす助けになっている。
さて、話を骨折に戻そう。
添え木は、実際には指を包むように曲げたアルミ製の板で、それを包帯で固定している。
風呂に入る時は、足をビニール袋に入れ、水が入らないように養生している。
だが、問題は右足を洗えないことだ……。
ハッキリ言って、臭くなるのだ!!!!
今日で骨折から1週間。ようやく足の痛みが引いてきた感じがする。
これまでは指の付け根の辺りに内出血と腫れがあり、そこも痛んでいた。腫れが引いてきた今は、主に骨折した薬指の周辺が痛い。
「これならブーツを履いてBikeに乗れるのか???」
などと馬鹿なことまで考えてしまうが、痛みが減ったからといって、骨が治ったとは限らない。
まあ、水曜日に医師の見解を聞いてからにしよう。
自宅という慣れた場所でも、こうして骨折する。
今までできていたことでも、身体の状態によっては、同じようにできないことがある。そのことを自覚せねばなるまい。
「注意一秒、怪我一生」という。
これまで以上に、注意深く行動せねばなるまい。
これから年の瀬を迎える。
皆さんも、くれぐれもご注意あれ!!!