24日の土曜日の夜、「ヨドバシ.com」のページから私は、オーディオテクニカ製の「レコードプレイヤー」をクリックした。
配達日は翌日の25日、日曜日であった。
何故、今更レコードプレイヤーが必要になったのか?
それは土曜日の2日前、22日木曜日まで遡るのであった。
この日、茶子ちゃんと友人のT女史とで、昔の相模湖ピクニックランドであった「さがみ湖MORIMORI」へ行ってから、ごん助で夕食を摂る計画であった。
T女史を途中でピックアップしてから、中央高速で一路「相模湖東IC」を目指した。
相模湖は思った以上に近いのだ。
八王子JCTを過ぎてから、渋滞のメッカである小仏トンネルを抜けると直ぐなのだ。
久しぶりに相模湖を見ながら一山越すと、「さがみ湖MORIMORIここ左折」という看板が目に入った。
さがみ湖MORIMORIは、愛犬同伴ができて、一緒に楽しめるアトラクションもあり、更にレストランもテラス席ならば一緒にいられると言うので、車内でも盛り上がっていた。
丁度お昼時であったので、先に食事をしてからゴルフカートのようなアトラクションに乗ろうと話し合っていたときに、私は左折した。
駐車場ゲートがあり、ゲートブースがいくつか目に飛び込んできたが、一拍遅れて「本日休園日」という文字が見えた。
「・・・・・・」
車内から音が消えた・・・・・・
T女史は雨女であり、肝心なときは雨であるが、私は休園や定休日を引き当てる運を持っているのだ・・・・・・
昔、MOTORHOMEで新潟県のさる温泉施設に行き、そこで車中泊をしてから翌日のフェリーで北海道へ渡る計画があった。
しかし、行ったその日が、年に1回の温泉設備メンテナンスの日に当たったのだ!!!
地方の有名なレストランに行ったら、不定休の休日に当たることなど珍しくもないのだ・・・・・・
呆然としたが、彼女は直ぐにネットで代案を調べ始めたので、私は伊勢守に「今日休みだったから、茶子と一緒に食事のできるレストランを探せ」と言うと、彼が2カ所のレストランを示した。
私は現在位置から11km先の「WILD BR’ESSE」というレストランを目指した。
甲州街道を西進し、ナビが次の信号を大きく左折するよう指示したとき、私の脳裏に、昔、道志道へアプローチした道だという記憶が蘇った。
県道76号線を四輪で走るのは初めてであったので、新鮮であった。
暫く行くと、左側にログハウス?的な物が見えた・・・・・・
更に馬が3頭、目に飛び込んできた・・・・・・
「ここ・・・・・・?」
と私はT女史と目を合わせた。
取りあえず車を駐車スペースに止めて茶子ちゃんを外に出すと、店のマスターが「ジャックラッセルだ!」と奥から出てきた。
70代の夫婦でやっている店らしいが、彼らは今年の春先に、19歳のジャックラッセルを天国へ見送ったというのだ。
茶子ちゃんのお陰ですっかり打ち解けてしまったのだ。
マスターは無類の西部劇好きらしく、ジョン・ウェインやクリント・イーストウッドのファンでもあるので盛り上がった・・・・・・
西部劇映画の話で盛り上がり、私が「フランキー・レインの歌が好きだった・・・・・・」と言うと、マスターの目の色が変わった・・・・・・
「フランキー・レインが出てくるとは思わなかった・・・・・・」
と大喜びであった。
結局、4時間以上、食事をしながら話が盛り上がったのだ・・・・・・
今度はツーリングの帰りに寄ると言って店を出た。
ごん助に向かう途中、車内でウェスタンミュージックを聴こうと思ったが、iTunesにろくなものがないのだ。
そう言えば、高校時代によく聴いていたレコードがあったな・・・・・・と私は思い出したのだ。
レコードプレイヤーを買う原動力は、間違いなくWILD BR’ESSEでの会話であった。
翌25日の午前10時半頃に、「幸せを運ぶヨドバシさん」の配達員が我が家の勝手口のベルを鳴らした。
直ぐに荷ほどきをしてプレイヤーを組み立て、ステレオに接続した。
今時のレコードプレイヤーは、Bluetoothも装備されているのだ。
セッティングが終了したので、レコードを仕舞っていたクローゼットを開けて取り出すと、何とLDであった・・・・・・
そこにあったのは全てLD、つまりレーザーディスクのソフトであった・・・・・・
一瞬のうちに身体が固まった・・・・・・
冷や汗だか脂汗だか、ガマ太郎状態になった。
待て、左側のクローゼットでは?
という仄かな期待を胸に左側の扉を開けると、LDと同じように棚一杯にレコード盤がぎっしりと入っていた!!!
その中から西部劇2枚組のアルバムを探した。
皆さんもレコードの思い出があると思うが、レコードって1枚なら大したことはないが、10枚持つとその重さにビックリするのだ。
「重い!!!」
となったのだ。
そして、漸く探していたアルバムを見つけ出し、プレイヤーにセットしてスタートボタンを押した。
「荒野の七人」のテーマ曲が颯爽と流れてきた・・・・・・
「ハイヌーン」「ローハイド」「遥かなるアラモ」等々、高校時代に聴いていた曲が次々と流れてきた。
そして、裏面にはクリント・イーストウッドをスターダムに押し上げたマカロニウェスタンの名曲が続くのだ。
マカロニウェスタンと言えば、ジュリアーノ・ジェンマである!!!
「荒野の1ドル銀貨」「南から来た用心棒」「続・荒野の1ドル銀貨」と名作を思い出す。
LP盤を見ると、宇宙戦艦ヤマト、中森明菜、河合奈保子、岩崎良美、アンディ・ウィリアムス、007シリーズ、STAR WARSも揃っていた。
私がCDプレイヤーを買ったのが高校3年生のときであったから、それまではレコードを買っていたのだな〜と思い出した。
それと、幼稚園の頃に聴いていたレコードもあった。
何と言っても良かったのは、ブルース・リーの映画主題歌集のLP盤である。
聴き直したが、「死亡遊戯」のテーマ曲など痺れた〜
ブルース・リーのLPは中学生の頃に買ったと思う。
中には「太陽にほえろ!」のLPまであった。
ジャケットにはボスを中心に皆が集まっていたが、何とテキサスが写っていたから、小学生の頃の物であると推測できる。
いや、レコードプレイヤーを買ったのは大正解であった。
昔は高額なプレイヤーを買わねばと思っていたが、それは真空管のアンプが絶対条件であると思う。
聞いた話では、真空管アンプの時代は、高額なスピーカーも必要であったという。
私の友人には、自宅のステレオに3,000万円掛けたという奴がいたが、彼は結局、音に納得できずにノイローゼになったという。
そして全てを売却して20万円のステレオコンポを買ったら、これが一番音が良いと言っていた・・・・・・
更に、現代はデジタルの時代である。
デジタル変換されたら、1万円のスピーカーでも良い音がするのだ。
つまり、デジタルであれば、高額なセットを買っても無意味だというのだ。
実際、私の車のBOSEシステムを聴いた友人らは「凄く良い音だな〜」と感動する。
このTrikeを買ったときも、ステレオをアップグレードしろと言ったら40万円したという・・・・・・
だが、音と言えば、私の歴代Harleyの中でも現行のティアマト号が断トツで良い音である。
アメリカで乗っていたプリウスは、JBLのシステムであったし・・・・・・
話が逸れたが、今、普通にレコードプレイヤーが欲しければ、2万円〜5万円位で十分である。
そして、十分に元が取れる。
デジタルの音に慣れた脳にアナログを聴かせるのも一興であろう・・・・・・

