2年ぐらい前から、母が足腰が弱ったと行って花壇の世話をしなくなった。

花壇は、実家の門から玄関までレンガで作られている。

春先には三色スミレ、夏にはサルビアを植えていたが、私はハッキリ言ってガーデニングに趣味は無くたまに水を撒くぐらいであった。

 

そんなある日、玄関前の花壇に雑草が生い茂っているのに気が付いた。

我が家の玄関は鬼門にある。

鬼門と鬼や邪気の出入り口とされ、玄関、トイレ、キッチンなどの水回りを避けるべきとされており、裏鬼門は南西の方角で、鬼門と同様に不吉な方角とされている。

しかし、これは嘘であり、鬼門と書くから"鬼=邪"を連想するのだが、実は神々の通り道であるという。

神々の通り道であるから、清潔にせねばならない方角だという。

詰まり、金運等の良い運気が流れてくる通り道に、運気を下げるような穢れた物を置くなということなのである。

余談ではあるが、玄関入って直ぐに階段があるのはNGであるし、正面に鏡を置くのもNGである。

階段は運気が上昇して出て行ってしまうし、鏡は運気を跳ね返してしまうと言う。

 

さて、そこで私は花壇を池にする計画を立案した。

玄関から門に向かって斜度を付けて水が流れるように作ろうと思ったのだが、鬼門に水は絶対Tabooであった・・・

 

結局、花壇には花を植えるということにして、花屋で花の苗10箱買ってきて植えた。

以前母に手伝わされてこともあるので、花の植え方は知っていた。

問題は、雑草を一掃せねばならないと言うことである。

そこで物置から鋤と鍬を持ち出し、長靴を履き、両手にはコムの手袋を付けその上から軍手を付けて野良仕事を開始した。

先ずは、鋤で雑草の根ごと掘り返し、一通り終わったら鍬で土を掘り起こしし表面と下を混ぜ合わせた。

その時大量の根が浮き上がってきた。

それを丁寧に手で取りながら45㍑のゴミ袋に入れていった。

最終的に、ゴミ袋3つ分の残骸が集まった・・・

 

植え終えた直後はこんな感じであったが、花壇から生えている草も綺麗に取ったことは言うまでもない。

この花壇を蹂躙していたのは言うまでもなく蕺草(ドクダミ)であった。

ドクダミがやっかいなのは、通常の雑草と違って根が地下の横方向に張り巡らされているので、地上の茎を引っ張っても根が途中で切れてしまうことである。

それでも大方のに根は鋤で破壊したので、たいした問題ではないと思っていた・・・

 

しかし、毎日、花に水をやったり眺めているだけでも精神衛生上良いことが分かった・・・

写真には写っていないが、多段の手前にはガザニアリネアリスを植えた。

 

1週間ぐらいすると、何とガザニアリネアリスの花が全て落ちてしまったのだ!!!

花壇なのに、花のない植物が植わっている状態であった。

そこで友人等に聴いたら、「花が落ちたらそれらを抜いて新しいものと入れ替えないないとダメだ」と言われ、今度はラベンダーを買ってこようとしていたが、先日、それらを見ると、何と多くの蕾み出てきているではないか!!!

 

こうなってくるとガーデニングが楽しくなってくるものである。

朝晩と水をやったり、雑草を抜いたり・・・

そこで、「毎日毎日ドクダミ嫌になっちゃうよ・・・ルンルン」と蕺草戦争が勃発したのであった。

 

奴らは花の葉に紛れて出てきたりと、抜いて抜いても次から次へと葉が出てくる。

これってある意味、政治と同じなのかも・・・と思ってしまうと何故か笑える。

 

その都度問題に対処せねば花が枯れてしまうのと同じ様に、社会で問題が起これば適切に対処せねば社会が不安定になってしまう。

今の政府はこの対処ができていないのであろう・・・

 

まあ、蕺草戦争は完全に根気勝負なのだと思う。

根を根こそぎ取る必要は無いのである。

兎に角地上部を取れば良いのだ。

植物は光合成をして養分を根に送るので、光合成をさせなければ最終的に根も枯れてしまう。

だが、敵の然る者で、本当の狡猾に葉を出してくるから、毎日の見回りは必要であるが、それが日課となれば楽しく感じている今日この頃である。

 

人間は所詮動物である。

土に触れねば生きていけないし、精神衛生上良くない思う。

最近、毎日土にふているので気持ちが安定していると思う。

因みに、昨今の人間は帯電しているという。

たまに裸足で土の上を歩くと電気が流れて体調が良くなると訊いたことがある。

昨今の都市部は土を探すのが一苦労である。

皆さんも是非土に触れることをお薦めする。