天気予報曰く"4月並みの暖かさ"のある日曜日に、奥多摩ツーリングへ行ってきた。
奥多摩ツーリングと一言に言っても実は数パターンあるが、基本的に小河内ダムこと奥多摩湖周辺を"奥多摩"と呼称する。
私は石神井出発なので、新青梅街道を真っ直ぐ行くと奥多摩なのだ。
①奥多摩まで行って、そのまま同じ道を帰ってくる。
②奥多摩から奥多摩周遊道路を経て帰ってくる(逆もあり)
③奥多摩からそのまま国道411号線を進み花魁淵をへて柳沢峠から塩山に抜ける。
④奥多摩から小菅を抜けて大月方面に抜ける。
私的に①以外は良く行くのであるが、一度、奥多摩湖にある"奥多摩 水と緑のふれあい館"迄行ったら土砂降りに遭ってしまい、そのまま引き返した事があった・・・
②は、Bikeが多く土日などは警察の取り締まりもあってできれば避けたい・・・
サックとっ行って帰るならば④がお薦めコースである。
奥多摩 水と緑のふれあい館の駐車場も意外と混むし、トイレも館の中出し、以外と便が悪いので、多くのライダーはその先の大麦代駐車場で止まると思う。
一寸した茶店もあるが、我々が到着する時刻だと閉まっている・・・
この日は6時出発の④のコースとカズちんが言い出した・・・
4月並みの気温ならば、春先の服装で行くかと思っていたら、カズちんが「未だ寒いから、真冬の服装が良い!!! 暑ければ脱げば良い」とのアドバイスのお陰で凍らずに済んだ!!!
温かいと言ってもそこは3月であるから、朝晩は冷えるのである。
新青梅街道で多摩地区を走っていると陽が昇ってきたのだが、空は気持ちよいぐらい晴れていた。
青梅駅を過ぎると多摩川沿いに走る411号線出るが、木々の中を走るのが気持ちの良い道である。
途中JR青梅線の古里駅付近のコンビニでトイレ休憩と軽く朝食を食べるのが常であった。
寒い日は、家で美味しいネスプレッソの珈琲を500ccのポットに入れてくるのでそれとは別に、おにぎりと温かい御茶を買って食した。
そこからは一気に高度をあげて奥多摩湖まで走り上がったが、先の休憩からさほど立っていないので、このまま道の駅こすげを目指して湖岸を走って行く。
今回は、深山橋交差点を左折して橋を渡ったが、この交差点を直進すると丹波山村をへて柳沢峠へ向かう411号線の本線である。
橋を渡ると更に左側に橋が見えているが、この橋を渡ると奥多摩周遊道路であるが、小菅村は直進である。
道の駅こすげには7:50に到着した。
店は早すぎて何処も空いておらず、単なるトイレ休憩のみであったが、この道の駅には温泉もあって前回車で来たときに入ったが、気持ちの良い湯であった。
道の駅を後にして国道139号線を大月方面に行くと松姫トンネル(3,066m)を抜けると深城湖にでるのだが、このトンネルができる前は現在の松姫峠線という林道が道であったという・・・
20号には猿橋付近から合流するのであるが、昨今、旧甲州街道から談合坂SAのスマートICを使うのが我々の流行であるので、ガソリンを補給してから旧甲州街道を目指した。
カズちんは兎に角ガソリン残量にうるさいのである。
「満タンにしたのか?」とツーリング前に問うと「勿論満タンだぜ」とLINEで帰ってるのだが、出発時には「あれ?4/5だな〜、途中で入れないとダメだな〜」というが、満タンからの4/5だって、2010年式のツーリングモデルだと、約22Lであるから17.6Lでるから燃費が悪いと言っても220㎞以上走る計算である。
最悪、談合坂SAで入れたっていいじゃんと私は思っているし、仮にL=210円でも5L入れれば、余裕で帰宅できるのである!!!
計算通りと言えば、元Harley仲間のH氏である。
彼も頑固で自身の"計算"に絶対であるから、「未だ保つから入れない」とカズちんと真逆な性格なのである。
計算通りに行けばこの世の中、問題は起こらないが、北海道で宿屋まで20㎞の時点で私ともう一人の女性は給油した。
ロングツーリングの鉄則は、"一番ガスが保たない人に合わせる"が鉄則である。
但し、Harleyでも極端にタンクの容量が小さなモデルがあるが、それにあわせる必要は無いが・・・
そこで宿屋まで走り出したが、先頭を走っている奴が道を間違えて、糠平湖を永遠と回ってしまったのだ。
本来は然別湖に向かうはずであったのが、本来曲がる所を間違えて気が付いたら30㎞進んでいたのである。
詰まり往復60㎞のロスとなる!!!
補足すると、糠平湖とは大雪山国立公園内になる人造湖であり、この湖には有名なタウシュベツ川橋梁があり、この橋は夏の間は湖から出てくるのである。
因みにヒグマの住処なので行く場合は、熊スプレーや爆竹とうを持参して熊対策してください!!!
更に進むと有名な三国峠がある。
国道273号線は、大雪湖を過ぎたあたりから国道39号線と合流して旭川に向かうのであるが、途中に層雲峡などがあり私の好きな道であるし、実際毎年通っているのだ。
国道39号線は網走から北見を通り石北峠を過ぎに大雪湖に至る道である。
橋を戻すと、結果的にこの60㎞の迷走がH氏等の命取りとなり、19時頃にガス欠となった・・・
北海道は町を出ると何もないで街灯もない漆黒の闇であるし、日が沈んだ後は、野生の王国になるのである!!!
だからロングツーリングの大原則は、己の計算よりガソリンは入れられるときに入れるなのである!!!
因みに私のBMWラクシュミー号のガソリンタンクは30Lであるし、燃費も20㎞を越えるので、カズちんのTRより燃料が保つのである。
更に、ティアマト号(ハーレー)もカズちん号と同じであるが、燃費が違う!!!
私のはL辺り20㎞走れるのでる!!!
さて、ガソリンを満タンにしてから旧道を走り一路談合坂SAを目指したが、途中の旧犬目宿で止まった。
江戸時代はこの道を多くに人々が通っていたのである。
私のご先祖の大名行列もここを通ったのかと思うと感無量である!!!
現代では私が鉄馬でこの宿を通っているのだ!!!
談合坂SAに着いたのは9:30であった・・・
前回、カズちんの我が儘でクソ不味いラーメンを石川PAで食べさせられたので、今回は調布ICから伏見通りを北上した所にあるビックボーイでランチとなった。
ランチと言っても、調布のビックボーイに着いたのは11時前であった。
昨今のファミレスは、注文はタブレット出あるし、配膳はロボットである。
更に複雑なセットの付け方である!!
結局良く分からないので、全て込みのセットとなった・・・
前回、「面倒くさい」と言っていたカズちんだが、ビックボーイが気に入ったらしく、又来ようとなった。
まあ、秩父方面ツーリングも結局中央道にでるので、ここに寄れる訳である。
結局、今年初めての奥多摩方面ツーリングは170㎞の工程であった。
次は、秩父方面ツーリングを企画したい!!!