先日、Harley仲間のカズちんと伊豆方面、稲取金目尽くしランチツーリングへ行ってきた。

 

なんとカズちんは9日で、古希であるという・・・

古希のオヤジが颯爽とハーレーに乗っているって、格好いいかもしれない・・・

 

カズちんはハーレーは、2010年モデルのFLTRであり所謂ロードグライドというBikeで、HarleyのBigTwinでは唯一カウルがフレームマウントされているため、ヤッコタイプ(私のティアマトタイプ)と違って、高速時に安定しているのである。

 

ツーリングの二日前、前々からざっくりと「1月13日にツーリングへ行こうぜ」となっていた。

事の発端は「去年は1月8日に奥多摩ツーリングへ行っているんだな〜」というカズちんからのLINEであった。

そこで、今年は新車のBMWも来たことであるので、発のロングツーリングへ行こうとなったのである。

しかし、土曜日に月曜日、寒いからどうする?」という柔いこと言っているLINEが来た!!!

何を言っているんだ!!!と送り返したら、月曜日温かそうだから行くかという返事が来た・・・

もし、カズちんが"止めた"と言ったら、私の鉄の意志も砕けていたかもしれない・・・

 

13日の日曜日、午前5時45分に家近のミニストップに行った。

家から1分もせずに到着すると、カズちんは既に着いていて、珈琲とパンを貪っていた。

何時もは折りたたみ式の椅子を出して寛いでいるのであるが、冬の朝は流石に寒いらしく、椅子はなかった。

 

ミニストップを6時前に出発して、環八経由で用賀ICから東名高速道路で、最初の休憩地である海老名SAを目指した。

環八も思ったよりは空いていて、通常の5時台の車の量であったが、カズちんの分析によると、多くの人は正月に金を使っているので、この連休は家にいるのが多いのでは?であったが、あながち外れてはいないようであった。

冬の早朝は空気が澄んでいて、心地よいのである。

私は、下着の上に電熱ジャケットを着てその上に革ジャンであるので、上着3枚、下着はパンツの上にタイツ(電熱パンツを直接皮膚に当てると低温火傷の恐れがあるため)を履いて、その上に電熱パンツ、そしてジーンズであるので、下は4枚着込んでいる。

それに対して、カズちんは頑なに電力ヒートジャケット類を拒んでいるので、奴は上下とも6枚着込んでいるという・・・

年寄りは頑固でイケない!!!

 

7時前に海老名SAを出発してから小田原厚木へ向かった。

今年初めての富士山を観て「今年もいい年になる」と確信していると、左から朝日の御光が差し、右には朝日を浴びている富士山が輝いていた。

その真ん中を進んでいる我々は正に幸福感に満ち溢れていた!!!

 

カズちんがインカムで「やはり冬のツーリングは最高だよ!!! 今日走らずして何時走る」と力の限り言ってきたので「誰だよ、寒いから行きたくないと言っていたのは!!!」と返してやった。

更に「Harleyは冬に乗るものだな〜、エンジンが調子良いぜ」と言っていたが、これはあながち嘘ではない。

最新型の私のHXCVO(ジオング)と2010式TR(ザク)と比べてはならいが、現行のカウル付きのツーリングモデルは、ラジエーターが付いていて、シリンダーヘッドを冷却しているが、2010式だとラジエーターはないので、完全空冷タイプなのである。

排気量はざっくりカズちんのは1600ccで、私のは2000ccであるが、夏場の乗り心地は、圧倒的に私の方が上であるし、耐えられる熱さである。

この夏場の熱さは、実際に乗った者以外が理解するのは難しい・・・

例えるなら、夏の北陸道で、県境のトンネルを抜けて、新潟県から富山県に入った瞬間の熱風の感覚に似ている(意味分かります?)

詰まり、車で走っていたらエアコンが効いているために、この熱風地獄が理解できないということ。

もし、知りたい方は、今年の夏に新潟〜富山の間を車で走った折に、窓を全開にしてみれば分かると思う。

 

10時に、稲取にある徳造丸魚庵の伊豆稲取国道店に着いた。

この店の道の反対側に、RVパーク稲取がある。

RVパークに2度ほど来たのだが、火曜日であった為、休業であった・・・

丁度、キャラバンの人が出発準備をしていた。

まあ、カズちんも古希になったばかりであったので、誕生日プレゼントとしてご馳走してあげた・・・

 

帰り道であるが、今回は出発が遅かったために、折り返し時間も遅くなった。

そのため、渋滞になる前に帰宅したかった。

当初の計画では、河津から下田街道を北上して、伊豆縦貫道で長泉沼津ICから帰る予定であった、事故渋滞の影響と、御殿場アウトレット渋滞を鑑みて、来た道を引き換えることにした。

しかし、案の定伊豆高原辺りで渋滞し、この先、熱海〜湯河原〜真鶴が激混みすると読んだカズちんは、伊東から伊豆スカイラインに乗ることを提案してきた。

この時点で気温が16℃であった。

伊豆スカイラインは標高1000mなので、国道135号線より5℃以上低いことになるが、アイスバーンではないことは確かであったので、その道を進んだ。

伊豆スカイラインは案の定気温一桁であった・・・

十国峠を過ぎて箱根新道で箱根を下った。

箱根付近は9℃であった。

 

カズちんの渋滞に対しての嗅覚は鋭さに、毎回驚かされるのである。

海老名SAに着くと、まあ混んでいた・・・

この時点で14時であった。

 

東名高速道路上り線は、綾瀬から横浜町田ICまで渋滞していたが、まあすり抜けをしたので関係くPASSしたが、その後は何時もより渋滞はなかった。

カズちんの読みが正しかったのであろう・・・

 

自宅には15時前に到着した。

321.6㎞の今年初のツーリングは無事終了した。

 

カズちんは古希なったので仕事を辞めると言っている。

2月までは働くと言っていたので、2月以降は平日ツーリングだと意欲を見せていた。

私は宿題として「日帰りツーリングで、温泉に入れるようにしろ」と言った。

 

冬は身体の芯が冷えたら、途中温泉によって温めると、寒さをしのげるのであるし、夏は汗びっしょなので、一風呂浴びてさっぱりして着替えをして帰路につくのである。

まあ、一杯できないのだが玉に瑕であるのだが・・・

風呂上がりの一杯がしたのであれば、泊ツーリングである。

まあ、仕事を辞めたら、趣味の幅が広がるのである。

 

奥さんに嫌われないに第二の人生を楽しんで貰いたいと思う。