初秋なのか晩夏なのか分からない今日この頃である。
9月も後半戦に入っているのに、気温は30℃超である。
しかも、いい加減な天気予報とくれば、正に混沌とした日本を表しているようである。
さて、天気予報では敬老の9月16日は、一日中雨予報であった。
この日、美ヶ原高原方面ツーリング予定であったが、前日にHarley仲間のカズちんから「明日は中止だな〜」とうLINEが来たが、私はこの日に合わせて2泊3日ツーリングを企画し、既に宿屋も手配してあったので、涙の決行を覚悟した。
雨の日も走るのが"倍俱人"なのである!!!
と一大決心したのだが、16日当日、空は明るく、雨など降っていなかった・・・
雨であれば、家でレインギヤを着るつもりであったが、その必要も無かった・・・
但し、雨予報であったので美ヶ原高原へ行くのは取りやめて、直接宿屋に向かうことにしていたのだが、GoogleMapによれば、安曇野まで3時間で行ってしまうという。
チェックインは15時でったので、昼に出発しても間に合う計算であったが、ゆっくり向かうことにして9時に出発した。
石神井の自宅を出発し、一路関越自動車道練馬ICを目指した。
関越自動車道に入ると空からは青空がチラホラと見えていたが、何と所沢IC付近から雨が降ってきた。
予定外であったが、三芳PAに寄ってレインウェアを着用した。
しかし、川越ICを越えると雨は止んでいた。
この日の予定は、関越自動車道から上信越自動車道を経由して東部湯の丸ICで降りて、下道で安曇野を目指すつもりであったが、軽井沢の手前の下仁田ICで高速を降りてしまった・・・
ここから国道254号線をひたすら南進すれば松本市へ行くことが出来る。
どうせなら練馬区から川越街道の旅と洒落込んでも面白かったと思ったぐらいであった。
実は、この国道の旅も面白いのである。
この川越街道こと254号線は、本郷三丁目の東京大学付近の交差点から始まっている。
ここをひたすら西進すると、池袋を経由して川越にいたり、更に進むことになるが、街道沿いの景色の変化が堪らないのである。
オフィスビル群からマンション群に変化し、朝霞あたりで自衛隊の駐屯地があるし、暫くマンション群が続くが、川越を過ぎると畑が広がってくる。
更に進むと山道となり荒船山を越える峠道となり、佐久へ至るのである。
レインギヤは道の駅下仁田で既に脱いでいて、佐久を過ぎると11時過ぎで太陽がギラギラしていた。
この日のランチは、道の駅は止めて地元の昭和の香りのする食堂が良いと考えていた。
254号線は長和町付近で丁字路とり右折すればそのまま254であるが左折すれば国道152号線となり白樺湖へ至るのである。
余談だが、よくT字路(てぃじろ)というが法的に"丁字路"(ていじろ)が正解である。
丁字路を右折して暫く行くと、右手に怪しい昭和の香りのレストランが現れた。
ここに行こうと思うターン出来る場所を探していたら、左手に怪しい建物が・・・
入ってみると客は大勢居たのだが、老人ホームか???と思うほどの地元の老人でごった返していた。
更に、店は老夫婦で切り盛りしているらしく、注文を取りに来るのも遅かった・・・
まあ、"ファミリレストあさひ"お薦めのハンバーグセットにしてみた。
1時間ぐらい過ごしてから安曇野へ向けて出発した。
ここからは峠越えで松本へ至るのである。
254号線は国道19号線と交わる松本市平瀬口交差点が終着点となる。
安曇野スイス村で暫し休憩を取り、夜に飲むワインを購入した。
このスイス村の隣がガソリンスタンで、前回8月のお盆時期にMOTORHOME出来たときも、ここで給油したので、今回も給油した。
お盆時期に比べたら多少は気温が下がっているように思えたが、この日も十分暑かった・・・
その後、大王わさび園へ行って、冷たい物を飲んだ。
この日の宿屋は民宿ごほーでんであった。
難点は、洗面とトイレが共同であることぐらいであったが、一泊2食付きで7900円位とはお値打ちであった。
夕食も朝食もブッフェであったが、程良い種類と何よりも蕎麦が美味しかった。
ここは大浴場があって、温泉ではないが安曇野の天然水を使っているという。
ワンカップワインを買ってみた。
飲みやすく丁度良いサイズであった。
この日、東京の自宅からここまで224㎞の道程であった。
つづく