8月13日からMOTORHOMEで旅に出た。
お盆休みで激混みの時に、よくもまあ出かけたものであると思うが・・・
Harley仲間のオヤジで"チョロ"と言う奴がいた。
いたという過去形は、チョロが亡くなったという意味ではなく、彼はBikeを降りてしまったからである。
今年77歳であるので、まあこれは仕方が無いことである。
Harley仲間にチョロと同じ歳のジジイが後2人居たのだが、何故が仲が悪かった・・・
「お前らいい加減にしろ!!! 同期なんだから仲良くしろ」と私は良く言ったものである。
さてこのチョロだが、彼はバイクの運転が下手である。
その昔、リーマンだった頃仲間内でツーリングに行ったことがあり、その時後ろを走っていた女子に「チョロさん、運転下手!!! カーブを曲がるときに自転車の用に曲がる・・・」と言われたらしい・・・
自転車のように曲がるとは、カーブを曲がるときにハンドルを切るということであるのだが、実はこの行為、速度が乗っていたら自殺行為なのである。
Bikeでカーブを曲がるときには、Bikeを倒して曲がるのである。
左カーブならば、Bikeを左に倒す訳だが、これは体重移動で倒すのであるが、チョロは"Bikeを倒すこと=恐怖"なので、カーブ手前で大原則をしてハンドルを切って曲がるのだ・・・
私がハンドルを切って曲がるのは、エンジンを掛ける前の取り回しか、酷道や険道といった道幅が怖ろしく狭い道の場合のみである。
チョロはHarley仲間一下手くそを自負していたが、ある日、Yというオッサン(前筆の同期)が仲間に入ったが、このYはチョロより数段下手くそであった。
では、なんでこのジイジイ共昭和22年生まれ組が、下手くそが居るのかというと、彼らが自動車運転免許を取ったときにおまけで自動二輪が付いてきて(私の親世代か?)だったか、原付を取ったら自動二輪免許であったのかどちらかである。
詰まり、教習場等でBikeの運転を習った世代ではないのである。
ある日此奴らに「お前達、運転下手だからリディングスクールに行って基礎から習った方が、ツーリングがより一層楽しいよ」とアドバイスしたが「別良いよ」という返事であった・・・
此奴らのペースで峠を攻めたら、遅すぎて私は絶対にカーブでBikeを倒すであろう・・・と何時も思っているから、待っている場所を言って先に走っていたのである。
チョロは60歳で銀行を定年退職してから趣味のBikeに嵌まっていのだが、彼は何故かツーリングに行く日を土日に設定するのが好きであった。
毎日日曜日なのだから、空いている平日に走れば良いのにと訊いてみると「土日や祭日の混雑を見ると、社会に参加している気になってさ」と言っていたのを思い出した。
そう、今回の私のお盆休みに出かけた理由もその社会参加であったが、後悔したのは言うまでもない。
それともう一つ、清水の舞台から飛び降りて50万円も出して交換したエアコンの検証をするのが主な目的であった。
13日は14時過ぎに出発して、この日の宿泊地に定めて横川SAに向かった。
現地に着いたのは13時半頃であったが、暑かった!!!
そこで発電機を廻してエアコンを入れると、昔のエアコン以上に冷風が出てくるのを感じた。
一時間ぐらいすると、冷え冷えとなったが、ここで次の問題が・・・
それは冷蔵庫の冷えが弱いのである。
冷凍庫はそれなりに効いているので、氷も溶けないのであるが、冷蔵は頂けない・・・
室内温度よりは冷えているのだが・・・
この冷蔵庫もドメティック製である・・・
冷蔵庫は主に外部電力からの電気(発電機からも)で冷やすか、走行中や電力不足の時(エアコンフル稼働等で)はプロパンガスを利用してるし、冷えている場合は、バッテリー電力からでも稼働するが、バッテリ電力では冷やす力はないようである。
まあ、これが呼称したら、パナソニックかシャープ製の日本製冷蔵庫にするつもりである・・・
外部電力若しくはインバーターを使ってバッテリ稼働も出来るようにすれば問題ない筈である。
今回の旅は旧であった為に、外部電力を貰えるオートキャンプ場やRVパークは、全て満車であったので、発電機が大活躍であった。
発電機の燃料はガソリンで、燃費は1時間当たり約1㍑である。
朝、ガソリンが半分切ったというランプが点いていた。
ガソリンタンクは20㍑であるから、それでもまで10時間は稼働する計算であった。
朝5時に横川SAを出発して、東部湯の丸SAで朝食とした。
チャー様の朝ご飯を作り、私はフルーツヨーグルトとシリアルを食べた。
東部湯の丸SAの標高は654mで、上石神井よりも約600mほど高いことになる。
因みに横川SAは467mで187mほど登った計算である。
確かに朝は25℃と涼しかった。
自宅は優に30℃越えであろう・・・
朝風呂を計画し、上越市になる温泉に向かった・・・
寝る前にMOTORHOME内でシャワーを浴びたのだが、エアコンが効いていて寒かった!!!(嬉しい悲鳴であった)
途中のGSで発電機の燃料を補充して、一路道の駅マリンドーム能生へ向かった。
そう、蟹を食べに行ったのであるが、国道8号線を西進していると結構車が多かった。
「まさか、此奴ら皆蟹目的か?」と思っていると、7割方の車が道の駅能生へ吸い込まれた。
道の駅の駐車場は車でごった返していた.
蟹横町も大繁盛で、蟹を買っても座って食べる場所がないぐらいの人人人であった・・・
人で溢れた道の駅能生だが、やっとこ蟹を食べることができて、温泉に入るために糸魚川に向かった。
いい湯を浴びてから、余りの暑さに白馬方面に向かったが、白馬も人で溢れていた・・・
途中の道の駅で1泊してから、翌日帰路へ着いたが、折しも台風8号が本州直撃予報であったのだ。
白馬も朝の気温は、東京の自宅と比べて15℃低かったが、湿度が酷かった。
湿度70%以上で気温25℃では、膚がベトベト状態となるので、ここは新型エアコンの活躍であるが、道の駅は外部電源が無いため発電機を廻した・・・
白馬から松本方面に向かい東京に戻ろうとすると、安曇野ICから中央道というルートになる。
しかも、お盆休みであるから大渋滞が予想された。
県道306号線は梓川沿いに走る道であるが、大町方面から安曇野へ抜けるために使う道である。
その途中に気になっている蕎麦屋があった。
大王わさび園のはす向かい辺りにあるのだが、ここを知ってから4回目の正直で入ることが出来た・・・
蕎麦も美味しかったし、この古い感じの建物だが、実は新築だと言うから二度びっくりであった。
"民宿ごほーでん"という施設で、温泉はないが安曇野の天然水の風呂があるという・・・
今度Bikeで来たときに泊まってみたい宿であった。
そして次の日に、ここから上高地や平湯温泉、飛騨高山方面に行くのも余裕が出来る!!!
何と言っても北アルプスが見える最高の立地である。
しかし、夏は暑い・・・
さて、旨い蕎麦に舌鼓を打ち終えると、中央自動車道で一路八ヶ岳PAに向かった。
八ヶ岳PAで夜中まで過ごしてから帰る予定であったが、台風の動向が気になったために、一つ先の双葉SAで止まった。
夕食を食べた後に昼寝?をして起きたのは23:30であった
外は若干涼しかったが、やはり湿度があるので気持ちが悪かった。
さすが、民族大移動的なお盆休みであったので、夜中でも車が多い。
この時期、トラックは少ないのであるが、乗用車が多かったので、下手くそや運転センスない奴等がうじゃうじゃと考えるべきであるので、運転はより慎重を期するのであった。
自宅に着いたのは深夜1時であった・・・
車庫入れする前に虫除けスプレーで全身保護せねばならなかった。
我が家は蚊の住処であり、大量のヤブ蚊が住んでいるのだ。
しかし、どこから沸くのか分からないのだが、蚊が凄い・・・
チャー様を抱いてMOTORHOMEを降りて玄関に向かうのだが、ここもコースを間違えると棘の木々の餌食となる!!!
SECOM以上に、天然の防御網も不審者の侵入を防いでいると思うのだが・・・
こうしてお盆休みの旅は終わった・・・
今回の旅の総括をすると、エアコンは買えた甲斐があった!!!
人が溢れる時期は家に居た方が良い!!!
の2点であった・・・