Harley仲間のカズちんから「去年の年始の三連休は奥多摩ツーリングしていたし、今週は伊豆半島ツーリングもしていたよな」と言われた。

GooglePhotoから"1年前の今日"として一括りにされた写真を見ると、確かに伊豆半島へステーキを食べに行っていた。

コースとしては、新東名の長泉沼津ICから伊豆縦貫道で修善寺、そこから所謂下田街道(国道414)で、河津へ抜けて伊東まで戻るルートを走った。

しかし、昼食後、国道135号線の湯河原辺りで大渋滞に嵌まり、左手が吊りそうになり、Uターンして、椿ラインで大観山へ抜けて箱根新道で帰った記憶がある。

私のHarleyであったイシュタール号は、カズちん号と違ってクラッチもハイドロ(油圧)であったのだが、Harleyの不思議ちゃん現象で、何故かワイヤークラッチよりも重たいのは何故???なのである。

通常、ワイヤーが重いからハイドロにして軽くするはずなのだが・・・

ヘリコプターでもそうだが、ロビンソン社製のR22という2人乗りの機体は、サイクリック(所謂操縦桿みたいの)はワイヤーで繋がっているために重いし、メインローターに掛かる風圧等で意外と暴れるのであるが、R44(4人乗り)は、サイクリックがハイドロになっているために、変な振動が来ないし、軽い代わりに、こちらのちょっとした指の動きにヘリコプターが反応してしまうのである。

変な話、私は女性の乳首を軽く摘まむ感覚を心掛けている。

まあ、女性ならば男性のあれを・・・と思ってください。

「痛い」と言われたらヘリコプターは安定していないのである!!!

にも拘わらず、Harleyのハイドロは何故か重いのだ・・・

因みにBMWもハイドロであるが、これは指二つで十分にクラッチが切れるのである。

カズちんにHarleyは旧式で"TWIN CAM"とと呼ばれているエンジンである。

エボというエンジン(HONDA様の設計)の後継エンジンであるが、私の最初のHarleyはこのTWIN CAM88(アルテミス号)であった。

その後、TWIN CAM110(ISIS)に乗ってから、現行エンジンのミルオーキー8 107がイシュタール号でった。

この88、110、107とは排気量を指していて、我が儘な国のアメリカ製のであるの"キュービックインチ"なのである。

カズちん号は確かTWIN CAM97であったが、何とこのTWIN CAMってHarley独自の呼称で、DOHCの意味では無い。

最新型のティアマト号でさえ、OHVというアメリカ独特のエンジン形態なのだ。

TWIN CAMエンジン車は、信号待ちでハンドルが揺れる揺れる、カズちんのに乗ったら腱鞘炎を起こしそうな位の揺れであった・・・

イシュタール号は多少の振動があったが、ティアマト号は振動が無い・・・

まあ、この振動がHarleyと言えばそうなのだが、長距離を乗ると、この振動が拷問になるのである。

 

結論から言えば、Harleyのハイドロクラッチは設計上の無理かミスでダメダメであるので、最新のティアマト号はワイヤークラッチである。"軽い〜"

 

まあ、通常のツーリングならば、重いも何とかなるのであるが、渋滞に填まると拷問&罰ゲームとなるのだ。

特に辛いには"永遠の半クラ"で、車でもMT車に乗ったこと上がるならお分かりであろうが、のろのろ運転は半クラで走るのと同じに、Bikeは左手がクラッチなので、繋いだり切ったりの繰り返しに、左腕の筋肉が悲鳴を上げるのである・・・

 

休日の伊豆半島は時計回りに廻るが鉄則であった事を忘れていたのであった・・・

 

まあ、今年の初ツーリングの企画を立てようかと思うが、カズちんの欠点は新し事にチャレンジできないのである。

だって、冷え冷えの日にBikeに乗ったら、途中で温泉にはいたくなるでしょう?

それも旅の一部だと私は考えているのだが、奴は頑なに"否"なのである。

 

さて、私個人の予定であるが、昨年来令和6年には、久しぶりに能登半島ツーリングを考えていた。

私は何故か和倉温泉が好きなのである。

大浴場から能登島を観られるのは最高の気分である。

この時詠んだ詠は"能登の海 浮かぶ島影 茜色 朝靄湯煙 寒さ忘れそ"である。

 

この写真は夜で、光っているのは月である。

 

能登半島に行くには、まあいくつか行き方があるが、私が好きな行き方は、松本から国道158号線で上高地方面に進み、平湯温泉を経由して、富山に抜けるもよし、飛騨高山に抜けるもよしであるが、この時は飛騨高山から白川郷を経て東海北陸自動車道で能登半島へ進んだのだ。

元日の能登半島地震により大きなダメージを受けてしまったし、何より和倉温泉の温泉が止まったという話も訊いた。

輪島付近では何と陸地が4mも隆起したという。

 

令和元年の11月に、私は独りツーリングで禄剛崎を目指して、福井県より能登半島へ入った。

確か、輪島で一泊してから、翌朝に禄剛崎へ向かったのだが、国道249号線を海岸線に進み、途中から県道28号線へ進んだ。

道の駅"狼煙"にBikeをおいて急坂を徒歩で灯台へ行ったのを覚えている。

この禄剛崎から更に進むと金剛崎という所があって、ここがパワースポットである。

 

萬屋錦之介氏主演のTVドラマ"隠密奉行朝比奈"で、上様御献上の文箱から「公方様助けてください」という文が見付かり、朝比奈河内守が、能登半島へ潜入して、職人を能登島に閉じ込めて奴隷のように作業させている能登島を領主を退治に行った話を思い出す。

劇中能登島領主は、「この地は信長公より拝領した土地だ」と公儀を憚からざる戯れ言を言っていた。

故に藩主前田公すら頭が上がらなかったという・・・

 

能登半島は魅力に溢れた場所である。

復興を陰ながら願って、復興した暁には、皆さんも温泉と海の幸を楽しむために出向いて欲しい。