失楽園は、渡辺淳一の小説で1997年に発行され260万部突破した大ベストセラーであった。
同年5月に映画も公開されて、もののけ姫に次ぐヒットであったとう。
7月にはTVでも放送されたが、現在では放送できないらしい。
私は当日32歳で、その時の彼女と小説を読んで盛り上がり、小説に出てきた修善寺の旅館に泊まりに行った事を思い出した。
今回のネタは、TV版である。
主演は、古谷一行と川島なお美であり、当時も世間を騒がせた。
見事な脱ぎっぷりであり、この役が後の彼女を更に女優として押し上げたこたは間違いないが、彼女は病気で亡くなってしまい、残念でならない。
古谷一行氏も亡くなっている〜
歳月人を待たずであるが、DVDの中には、美しい川島なお美さんの裸体が残っている。
テレビ版は兎に角、ウザいキャラ多い。
衣川と言う九木の友人が出てくるのだが、原作にはない家族も出てきて、衣川をみのもんたが演じているが、コイツが兎に角、ウザい‼️
普通、親友ならば、下の話は聞いてもしつこく「あんな女と別れろ」て言うか?
こんなのはお互い様で、アリバイづくりは任せておけでしょう〜
松原凛子の旦那役が、国広富之でまあ気持ち悪い奴であったが、今観ると彼の快演がドラマを盛り上げているのは間違いない‼️
そこに又ウザいお姉さんが出てきて、彼女を加賀まりこ女史が演じている。
九木祥一郎の奥さん文枝を十朱幸代さん、娘は菅野美穂である。
テレビ版では、生さぬ中の娘であり、九木が新聞記者時代に猛烈取材で自殺してしまった男の妻を娶ったのである。
詰まり、彼らの結婚は、恋愛の結果ではなく九木の罪悪感の帰結点なのである。
九木は齢50歳にて、初めて心から愛した女性が松原凛子38歳であった。
まあ、ここの恋愛は良いのだが、衣川のバカガキ宗互(大浦龍宇一)と透(金子賢)が、警察沙汰の行いをして平気なのが変だ。
親父の道夫(みのもんた)は九木の不倫よりもバカ息子どもの始末が先だろ?とツッコミを入れてしまう‼️
何かで読んだのだが、日本の奥様の半数近くは不倫している、又は経験があると言うのだが、夫婦のSEX度は、先進国で最下位らしい。
日本は変な国であるので、不倫した場合、された側は相手に慰謝料を請求できる。
訴訟大国のアメリカですら、こんな馬鹿気た慰謝料など請求できない。
何故なら、人を好きになる行為を罰することは出来ないからである。
しかし、不倫の結果離婚はあり得るので、要注意である。
私も昔、浮気したら即離婚と言われたし。
話を失楽園に戻すと、九木は、自らの罪悪感で文枝と赤ん坊の知佳を引き取った。
娘は成人して働いている。
本来、その時点で彼の責務は完了している。
人間の人生も結婚して子供を育てるのは国家に対する責務であるとうから、子供が巣立った時点で、この夫婦関係は終了だというのだ。
国家に対しての責務が終われば、後は自分自身の時間である。
ここで最後まで添い遂げる新たなパートナーを見つけるのは当然のことであると思う。
まあ、ドラマでは、お互いの伴侶は「絶対に離婚しない」と頑張っているが、旦那(奥さん)の心が自分に無いのに、一緒に生活して幸せなのだろうか?
恋愛は感情であろうが、結婚はシステムであるから、この社会機構を壊すのは勇気はいるが、ならばお互いW不倫をするのが幸せなの?と思うが、皆さんはどう考えますか?
ここカリフォルニア州では、結婚後10年経った夫婦のどちらか一方が“離婚したい”と言えば、離婚が成立してしまうのである‼️
婚姻届はそれぞれ州に寄って違う。
カリフォルニア州は結婚するときに血液検査の報告書を提出しなければならないが、お隣のネバダ州は簡単に結婚ができてしまう。
結婚証明書は教会の牧師が書くので、簡易結婚場が結構あって、泥酔状態で結婚してしまい翌日ビックリ〜は良く効く話だが、流石アメリカと思うのは、結婚証明書を提出しても(確か2週間だと思った)以内に、この結婚を取りやめますと役所に届けると、婚姻無効としてくれる。
逆に、ニューヨーク州は裁判官に「もう一度考えでみろ」と言われると言う。
詰まり、アメリカ50州、その気になれば、各州で妻(亭主)を持つことも可能である。
ああ、ユタ州はモルモン教なので、一夫多妻であった〜
またまた脱線したが、失楽園では九木と凛子は、周囲から追い込まれていくのだ。
決定的なのは、九木が会社を早期退職してしまったことだと思う。
特にバリバリ仕事をしていた男性は、潰しが効かない。
これといった趣味もなく、下手をしたら「趣味は仕事」とか平気で言ってしまいそうである。
ここで、バイクツーリングとか、アルゼンチンタンゴとか楽しみがあれば(私か?)、会社を辞めても、趣味の人脈があるので、人との繋がりが保てている。
しかし、ドラマでは、仕事一筋の九木が、会社、家族から切り離されたら、愛する凛子以外なにも無い状況であるし、当の凛子も母親から勘当され、旦那と義理姉の家から出てきたので、九木以外いないのである。
こうして、愛の絶頂で心中へと突き進むのである。
最後の晩餐は、軽いさプリンスホテルのレストランであった。
私もツーリングのランチで寄る私の好きなレストランである。
まあ、最後はHでお互いイッた時に、青酸カリ入りのワインを飲んで命が果てるのだ。
陰部は結合したままでお互い強く抱き合ったままだった〜
だが、死後結局、警察で引き離されるのである。
遺言で二人の遺灰は混ぜた散骨してほしいであった。
因みにアメリカで火葬すると、サラサラな灰になるから、散骨しやすいのだ。
まあ、私も還暦まで数年となった。
やはり一番良い死に方は、腹上死だと思っている。
相手の女性には迷惑を掛けてしまうが、ボケ老人になって、病院のベッドの上でコードに繋がれて死ぬか、好きな女性の上で最高のひとときで、イッて命尽きた方が幸せであろうと思う。
さて、皆さんの最期はどうしますか?
老と死からは、何人も避けて通れない。
自らの最期は、自分でプロデュースするのも悪くないと思うが。
これは皆一人一人違うだろうが、真剣に考えねばならない事である。