アメリカの夜は、日本でゆっくり観ることの出来ないドラマや本をゆっくり楽しむようにしている。

まあ、私の住んでいる“southbay”は、繁華街がないので、飲んだり騒いだりする場合は、ウェストLAまで行かねばならない。


さて、今観ているのは、金妻シリーズの、“金曜日には花を買って”であるが、このドラマは大学生の頃に、やはりLAで“レンタルビデオ屋”(日本のテレビ番組を録画したビデオを週遅れて観ることができた。1時間ドラマは2週間以上かかる)で、レンタルして観た記憶がある。


日本人の友人らと、ハラハラドキドキしながら、毎回楽しみにしていたものだ。

大人の世界を垣間見た感じもあった。


金妻シリーズは、観る年代によってこちらの感じ方が違うのも面白い。

まあ、人生経験をした分、成長した証であると信じたい

ものだ。


“金花”は、仲良し3家族に、結婚間近の人組が織りなす恋愛ドラマである。

詳しくはググって欲しい。

ドラマの主流は、山村恵子(篠ひろ子)と中川英明(世良公則)の不倫であるが、学生時代は恵子と英明の“愛”の成就が正しいと思っていたが、40代から「英明、気持ち悪い」と変わった。

令和時代だと、警察沙汰のストーカー振が凄いが、昭和は、“しつこさ”=“愛の深さ”であった。


しかし、英明は恵子の旦那である山村保(坂東英二)と離婚して、俺と結婚してくれと言うが、そもそも、経済力が違うのだから、二児の子持ち主婦を現在と同レベルの生活水準に出来るのか?である。


今、若者層が貧困に喘いでいる。

その貧困同士が結婚して、果たして上手くやっていけるのか?

お互い正社員同士ならばまだしも、非正規雇用ならば、想像に苦しくはない。


恋愛は感情であるが、結婚は社会システムなのだ。

そこを見誤ると大変な事になる。


昨日、アメリカの友人とランチをした。

その時に、我々の歳で若い娘と結婚したら、世間は「金目当て」などと女性を非難するし、また「お前の歳で若い娘と結婚したら、後何年一緒に居られるのか?」と言うツッコミを入れる奴も多い。

まあ、私の“死”が80歳とすれば、余命22年となる。

仮に20歳の娘と結婚したら、妻が42歳で未亡人となるわけだが、そんな心配は、実は論理的に成り立っていないのである。


だって、日本でも離婚件数が鰻登りであるのだから、30歳で結婚しても、5年で離婚すれば、一緒に生活できた年数は5年となるから、歳の差はダメの根拠にならない。


アメリカは、結婚も離婚もバンバンだし、歳の差婚も普通なので不思議はない。


夫婦喧嘩の元は、子供の事、浮気、そして金らしい。

金の無い者同士が結婚するから、問題が起こるし、若くして金が有れば、浮気や遊びで喧嘩になる。


因みにユタ州は、一夫多妻で、一つ屋根の下に、数人の女性と子供らとすんでいで、女性は変わる変わるに子供の面倒を見ていると言う。

ユタ州って、そんなに裕福な州じゃないけど、モルモン教が作った州だから仕方ない。

サンタモニカにも、大きな教会があるが、これは聞いた話、そう都市伝説ていどなのだが、礼拝堂に入ると誰とでもHが出来るらしい〜


話を金花に戻すが、昨晩みて「えッ⁉️」となった。

それは、沢村公平(佐藤B作)の父沢村愛国(小林昭二)なのだが、小林昭二と言えば、やはり仮面ライダーの“おやっさん”である。

我々世代には、永遠のおやっさんなのだ。

劇中、愛国は、飲み屋で酔った気に世話になったリカちゃん(堀江しのぶ)を気に入ったらしい。

お礼に渡したい物があるから、中央林間まで来て欲しいと言う。

リカちゃんは、公平に「お父さんに会いたいと言われた」と相談すると公平は「会ってやって欲しい。親父は58だよ〜」と言った。


58歳と言えば、今の私と同じ歳である。

公平の「58だよ」の真意を考えると58歳になると、女性に興味がないのか、性欲が枯れていると言うことなのか?

疑問であるが、私は別に枯れてはいないし、普通に男女の営みもしている。

それは30代迄と比べたら、ガンガン、一日中はできなくなっているが…


女友達に訊いたら、40代を過ぎる男は「他の男はどう?」と尋ねるらしい〜

皆、同じ悩みを抱えているみたいだ。


まあ、彼女や女友達にも同じ事を言われるのだから、「年相応なHも考えろ」との事。


しかし、昔のドラマの凄いのは、何回観ても、新たなる発見があり、更には今後の在り方まで考えさせられる点だと思う。