9日の月曜日から2泊3日で、黒部立山アルペンルートへ行ってきた。

 

当初の計画では日帰りであったが、それは不可能と分かったので、午後に家を出て長野で一泊し、翌日、長野から扇沢までバスで移動してからのアタックであったが、10日の天気は大雨であった為、急遽予定を変更して、長野から富山へ向かった。

泊まる場所だが、宇奈月温泉とした。

 

「こんな辺鄙なところなど、二度と来るか!!!」と5月の奥飛騨ツーリングで思ったのだが、どうも人生とは摩訶不思議なもので、「二度と来ない」と思ったところは意外と訪れるが、「又来よう」と思った場所には何故か足が遠のくものである。

 

15年ほど前に、能登半島の和倉温泉に、Harleyのイベントで行ったのだが、能登半島ってドン突き感があって「こんな所二度と来ないな〜」と思っていたら、その後Bikeで5回、MOTORHOMEでも数回も訪ねているのだ!!!

更に、北の地の果てである網走だが、ここも17年前にHarley仲間と訪れて、「地の果てだから二度と来ないな〜」と思ったが、ここ8年間、毎年訪れているのだ・・・

昨年など、網走のコインランドリーでミルキーを舐めていたら、歯の詰め物が取れたので、歯医者をGoogleマップで探したら何とコンランドリーの隣にあったのだ!!!

そこの歯科医は「昨日も学生時代を思い出して、Googleストリートビューで池袋を観ていたの」と言っていた。

彼は東京の歯科大学に行っていて、済んでいたのは大泉であったと言うから、北の果てに行ってお隣さんに会ったような気がしたものだった・・・

 

新幹線で宇奈月温泉に行くとすると、新幹線の黒部宇奈月温泉駅で下車して、富山地方鉄道で宇奈月温泉を目指すのである。

「翌日、9時台の電車で立山駅を目指せば良いや」としたのだが、これが以外と失敗であったのだ・・・

 

宇奈月の温泉は、黒薙という場所から管で引いているのである。

黒部渓谷鉄道の次の駅(乗降できる)が黒薙駅であり、今回は黒薙温泉へ行くつもり(駅から徒歩20分らしい)であったが、大雨であった為、これも次回への宿題となり、前回同様に引き返した・・・

 

翌日は絵に描いたような晴れであった・・・

9時前に宇奈月温泉駅に向っていると、踏切が降りていて、上り電車が行った・・・

駅に到着すると9時3分のは、電鉄黒部駅止まりで、結局9時41分発電者に乗ることになると言われ、駅で時間つぶしをしてから乗換駅である寺田駅に向かった・・・

 

 

寺田駅は扇形の駅であり宇奈月温泉方面と立山駅方面に分かれているが、ローカル感が滲み出ているが、東京の駅だって私が小学生の頃はこんな感じであったのを思いだした。

 

皆さん、もし宇奈月温泉から黒部立山アルペンルートに行かれるのであれば、朝一で行ってください!!!

少なくとも7時前の電車で出発しないと!!!

何と、宇奈月温泉から立山駅までは3時間も掛かりました!!!

東海道新幹線なら余裕で大阪に着いているは!!!

富山から東京だって、新幹線で余裕で帰っている時間である!!!

 

立山駅からが、この日の冒険の始まりなのに、立山駅に着いた時点で疲労困憊であった・・・

更に、立山から扇沢までの運賃は、何と10940円である。

 

立山からケーブルカーで美女平駅に行き、そこからバスで室堂へ向かうのであった。

ここがゴールデンウィーク前後に雪の壁で有名ルートであるが、既に冬支度をしていた・・・

 

室堂に到着したのは13時を廻っていた。

取りあえずランチを食べようと、ホテル立山(駅の真上)のレストランに行ったら長蛇の列で、ラストオーダー13時30分の看板を見た瞬間に「ダメだこりゃ」で、結局立ち食い蕎麦屋に入った。

これが絶品の旨さであった・・・

外気温、何と3℃で、前日雪が降ったという・・・

 

そして、今回の計画にも入っていた、"日本一標高が高い温泉"(2410m)に入ることにした。

温泉は乳白色の硫黄泉であった・・・

 

ここから、一気に扇沢を目指した。

室堂駅からトロリーバスに乗り、ケーブルカーに乗り換え、ロープウェイで黒部ダムであった。

 

ロープウェイの辺りは雪崩が多いらしく、そのため、このロープウェイは途中に支柱が無いのである!!!

 

黒部ダムの放水はいつ見ても壮観であった。

虹まで架かっていた・・・

 

扇沢に着いたのは16時半であった・・・

もう一本速いバスで黒部ダムから帰ってきていたら、新宿行きのバスに乗れたのだ!!!

 

ここで帰り道の選択を誤ってはならない!!!

①:バスで信濃大町までいき、JRで松本駅へ移動した後に特急あずさ号で新宿までなのだが、信濃大町から松本までが約1時間なのだ!!! このこーすを選択した場合、新宿着が22時半ぐらいとなる。

 

②:長野駅までバスで移動して、新幹線で帰る。

扇沢駅から長野駅までは約1時間半のバス旅であるが、長野から東京駅までは1時間ちょっとで、この場合20時20分には東京なのである。

 

当然②を選択した。

 

総括としては最終日が詰め込みすぎで感動以上の疲労感があった・・・

 

しかし、皆さん、朗報です!!!

来年の6月30日から関西電力が、黒部ダムから欅平(黒部渓谷鉄道の終点)まで、今まで非公開であった区間の鉄道(作業用の地下鉄)を一般公開するそうだ!!!

途中のトンネルの温度は40℃を超えるムシムシの区間もあるという。

 

YouTubeで黒部ダムから欅平まで徒歩の動画を観たことがあった。

これが面白そうなのだが、落ちたら死ぬような崖を歩くのである。

関西電力鉄道は、この地下を走っているのだ。

そして、途中のダムが道となっているのだが、その光景がまるでRPGゲームやバイオハザードの様な感じで「行ってみたい」という冒険心を駆り立てるのであったが、今度は新しい観光の足が出来れば、ここも容易くアクセスできるのである!!!

 

恐らく運賃は10000円を下ることは無いと思うが、今から楽しみである・・・

 

さて、明日、新型コロナウイルス騒ぎ以来の久しぶりにLAに戻るのだ!!!

楽しみである・・・

 

それでも、次回はLAからブログを送ります!!!