天才バイオリニスト吉村妃鞠をご存じか?
その前に、少し思い出話を・・・
私が高校生の頃、詰まり昭和50年代半ばだが、バンドブームであった。
誰でも彼でも、ギターケース(ソフトなやつ)を背負って学校に通うのがお洒落であった時代である。
私もそれなりのギター(エレキ)を買って練習したが、まあそこそこであったのだが、ある日、親戚一同が集まった折に、私の母が「うちの子がエレキギターをやりたいっていうので、困ってるの・・・」と言うと、本家のオバ様が、私に向かって「楽器は止めなさい。我が一族は音楽に秀でた人は居ない家系だから、やるだけ無駄。そんな暇があれば勉強しろ」と言い放った・・・
まあ、旧家は序列が厳しく、オバ様に言われたら逆らえずに、ギターは友人に売ったのだ・・・
確かに、そこそこ出来るではダメで、数年前に友人等と酒を飲んでいる席で「今度生まれてくるなら、カラヤンとは言わないが、此奴程度(チェンバロを弾いて指揮をしている人)の才能が欲しい」と言ったら「この人だって相当な才能だよ」と笑った記憶がある。
「金がある家系で無く、音楽的才能の家系に生まれたいってことだよ・・・」と言い返したが・・・
さて、吉村妃鞠だが、彼女は平成23年(2011)生まれの、今年12歳であるが、8歳までに世界中の39のコンクールで優勝している天才なのである。
YouTubeで検索すれば、令和元年のロシアの"14歳以下"のコンクールの動画が多くあるが、審査員3名の内、中央に座っているのが、バイオリン界の世界的巨匠であるザハール・ブロン氏であるが、彼は前に「東洋人に芸術的DNAは無い」とまで言った人間である。
その彼に「音楽に年齢は関係ない・・・」とまで言わせている。
欧州ではモーツァルトの再来とまで言われているらしい・・・
更に、慶応幼稚舎に通っていたが、カーティス音楽院に最年少記録で合格したため、慶應を辞めたらしい・・・
おいおい、10歳で大学生だよ〜
そもそも、自分が8歳の頃は、仮面ライダーごっこ等に明け暮れていたのに、妃鞠ちゃんは、既にロシアのコンクールで優勝している・・・
天才と言えば、ガラスの仮面の北島マヤとライバル姫川亜弓を思い出すが、亜弓はプライドが高く負けず嫌いであるから、人一倍も十倍も練習してるから、その完成度の高さに世間は彼女を天才と呼んでいた。
しかし、横浜のしがないラーメン屋の住み込み店員の"父無し子"であった北島マヤは元来の演技好きであったが野暮ったい田舎娘であった。
マヤは月影千草に見いだされ、演技の勉強に入るが、天才故に瞬く間に頭角を現す。
しかし、マヤは基礎の身体作りをしていないために、優雅な動きが出来なかった・・・
マヤは、努力によって優雅な動きが出来る亜弓に憧れるが、亜弓は天性の演技の感覚を持つマヤに嫉妬している。
何が言いたいかというと、いくら天才でも練習をしなければ、単なる原石であった、それを如何に磨くかで光り出すが、凡人と違い光り出せば、その光が眩しいぐらい輝き我々を魅了するのである。
妃鞠ちゃんも、どれだけ練習したかが伺えるが、その練習の結果、演奏は練習以上になるのだと思う・・・
10歳ぐらいでチャイコフスキーのバイオリンコンチェルトを弾いているのを観ると、天才・・・の一言である。
因みに私は、小学生の頃、ピンクレディーのウォンテッドの歌詞が覚えられなかった・・・
でも、映画やドラマの台詞は覚えられたのである・・・
しかし、日本政府も不甲斐ないのが、このような天才や最先端の学者を大切にしない・・・
バンバン金出せよ!!!である。
だって、これは政府が行う歴とした日本人に対する投資であり、国民を豊かにするものであるからだ。
新型コロナウイルス対策予算の15兆円の内、11兆円が使途不明なのだから、その内10億円ほど、彼女に投資して上げれば、凄い事になるでしょう!!!
だから、日本人ノーベル賞受賞者の海外にいるのである。
出来る人間は全て日本から脱出しているのだ。
日本に残っているのは出涸らしだけか!!!状態である。
その出涸らしは、黙っているから政府は増税という油生成器をガンガン回して、血反吐も出ないほどにする気である。
まあ、今日は吉村妃鞠ちゃんのことなので、政治的なことは避けるとするが、まあ凄いのでしっかりとチェックしてほしい。