ペロポネソス戦争について考察するが、これが現代と瓜二つであるので、未来が見えてくるようである。

 

紀元前431年〜紀元前404迄の27年間、全ギリシア世界を巻き込んでの大戦争であった。

その少し前の紀元前492年〜紀元前449年まで、ギリシア対アケメネス朝ペルシアとの所謂ペルシア戦争があった。

映画"300"の舞台であったが、珍しく全ギリシアが一致団結して、超大国ペルシアと戦い、サラミス海線とうに辛勝して見事にペリシアを撃退したのである。

 

一躍ギリシアの大国となったアテナイは、同じく大国となっていたスパルタと衝突するようになった。

 

そして、紀元前431年に、"民主主義"を掲げて軍事国家であったスパルタに宣戦布告して、両陣営が激しくぶつかったのだ。

民主主義を掲げていても実際は、古代地球界の北側の支配権(莫大な富)を得たかったのである。

当時、欧州は蛮族が住んでいる未開の地であり、富はオリエント地方であったのだ。

所謂今で言う中東であった。

 

アテナイはデロス同盟を築き、一方のスパルタはペロポネソス同盟を築いていた。

古代ギリシアは、都市国家制度であり、現代で言えば"市"が国であったようなもので、その市同士が己の利害関係で結ばれていた。

デロス同盟は、デロス島に同盟諸国の財宝を蓄えて、戦費(同盟の維持費)として使う目的としていたが、後年アテネが使い込んでいたという・・・

一方、質実剛健を国の是としていたスパルタは、軍事力で圧倒していた。

 

結果は、スパルタが盟主のペロポネソス同盟の勝利に終わった・・・

その後、すったもんだして、マケドニアの英雄アレクサンダー大王の出現で、ペルシアを滅ぼたのだが、それもつかの間、ローマ帝国に敗れ、支配されアテナイ人は奴隷となった・・・

しかし、古代ローマ時代、一番の贅沢品は、アテナイ人の家庭教師であったというから面白い・・・

因みに、ユリウス家は名門であったが、財政的に恵まれなかったため、カエサルの家庭教師は、アレキサンドリア出身であったと言うが、アテナイの中堅所よりは、アレキサンドリアの上の知識人の方が賢かったのであろう・・・

まあ、当時のアレキサンドリアには、世界最大の図書館があったので、実際はアテナイ人よりアレキサンドリア人の方が上であったと私は確信している。

 

さて、ここまで書けば、ペロポネソス戦争を現代に置き換えると、ドレス同盟がNATOであり、ペロポネソス同盟がロシア、支那、北朝鮮、イランに置き換えることが出来る。

 

アメリカは、イランのフセイン政権に対して、大量破壊兵器を保有する独裁国家を打倒して、アメリカ式の民主主義を広めるという大義名分の元に、国際社会を巻き込んでイラク侵略を開始したが、本当の目的は、イラクの持つ石油利権の独り占めであったのだ。

しかし、流石にイラク人の徹底抗戦(ゲリラ戦)により石油利権を奪取出来なかったし、大量破壊兵器も見付からなかった。

"国連軍"のやったことは、250万人のイラク人を殺し、イラク社会を破壊しただけであった・・・

 

私は前から現在のウクライナ戦争は、アメリカが仕掛けた戦争だと書いている。

当然、日本のマスゴミは一切触れないが・・・

現在の世界情勢は1990年から1993年に掛けて、米ソ冷戦後の世界情勢をアメリカ一極主義(超大国のアメリカが、他の国を支配する構図)"Unipolar Hegemony"とう世界戦略に起因している。

 

現在のウクライナ戦争なのだが、世界がウクライナを支援する大義名分は、世界の自由主義と民主主義を守るためと成っている。

その少し前のマスゴミが報道しない事実を考察しよう。

 

先ずはウクライナという国であるが、これは昔からある国ではなく、ソ連の初期にレーニンとスターリンが作った国なのである。

第一次世界大戦の頃はウクライナとうい国は存在していなかったのだ・・・

 

ウクライナは、2010年に民主的な選挙によってヤヌコーヴィッチ氏が大統領に就任したが、彼は親露派であり、2013年にEUとの政治貿易協定を見送ったのである。

そこで、アメリカは国務省N03であったビクトリア・ヌーランドをウクライナへ送り込み、彼女は人種差別主義者の極右組織を焚き付けてクーデターを起こさせ、2014年にヤヌコーヴィッチ大統領を国外追放させたのだ。

それを受けて、プーチン大統領は、ウクライナのクリミア地方を占拠したのである。

そして、現在のアメリカの犬であるゼレンスキーが大統領となっているのだ。

 

更に遡ると、ゴルバチョフ書記長が、ワルシャワ条約機構を解体することを宣言した折、アメリカのブッシュ大統領は、NATOを絶対に東へ拡大させないと約束したのである。

しかし、クリントン政権下でNATOは東側へ拡大を開始したのである。

その後、ロシアの国有資産を、特に石油、天然ガス等を評価額の2%〜3%で、突然民間に下げ渡させたのだ。

そして、ロシアのGDPは半分になり、男性の平均寿命が10年で10歳も下がったのである!!!

暴利を貪ったのが、ゴールドマンサックスやジョージ・ソロスという奴らで、日本円で50兆円〜80兆円の利益をUSAに持ち帰ったという。

エリチン政権が終わったときに、9割のロシア人は民主主義は酷い政体であり、9割のロシア人がアメリカが嫌い、9割のロシア人がユダヤ人嫌いとなったというのだ。

 

その後、プーチンが大統領に就任して、民間に売り渡されていてロシアの資産(石油・天然ガス)を無理矢理国有化(詐欺師から取り戻した)してしまったのだ。

 

ロシアにとって、隣国に米軍が駐留して米国製の核兵器が配備されることは絶対に許せないのである。

プーチン大統領は安倍元首相に北方四島を返したら米軍基地を作るだろう?と尋ねたという。

ここで強きに安倍元首相が「絶対に米軍基地は作らせない」と明言していれば、北方領土は返ってきたと思うが・・・

 

フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相は、2008年にアメリカがウクライナをNATOに加盟させようとしたのを反対していた。

何故ならウクライナのNATO加盟は、それの行為がロシアへの宣戦布告で有るからであるとメルケル首相は昨年のインタビューで話していたのだ。

 

2015年にドイツ、フランスの仲介でミンスク合意2が調印された。

このミンスク合意2で、東ウクライナのドンバス地域(ロシア人が多い)の自治権を認める事が盛り込まれている。

しかし、実際には2014年から2021年までにロシア系住民15000名が、ウクライナ兵によって惨殺されていたのだ!!!

 

更に、ミンスク合意2からアメリカは、ウクライナ軍の教育を初めて、精鋭部隊の正規軍を構築していたのである。

メルケル首相は、「私たちはロシアを騙した」とぶっちゃけている。

 

ここまでの事実を読んで、それでもアメリカが正しいと思いますか?

プーチン大統領はウクライナを侵略してますか?

 

平和呆けしている日本人は理解出来ないのか?

北朝鮮や支那が、核ミサイルを日本に向けているのに、支那と仲良くしろって意味不明でしょう?

何で、日本人の学生に学生ローンを組ませて貧乏にして、支那人留学生の学費免除、生活費補助って意味不明でしょう?

 

更に、物価高で学校給食が止まっている地域があるという。

政府は援助もせずに、兆円規模の援助をウクライナにするといっている。

岸田文雄は何を考えているの?

 

日本人を殺す気なのか???

 

これは革命レベルの政治でしょう?

 

フランス革命は、マリー・アントワネットの贅沢三昧で行ったのでなく、アメリカ独立戦争に国家予算を使いすぎて、国民が貧乏になったから起こったのである。

 

温故知新、故きを温ねて新しきを知るであるが、これによると、岸田文雄はギロチンになるのであるが・・・

奴らにその覚悟があるのかどうか?

 

しかし、政治家は命を狙われる職業であるし、革命が起こり、政府が倒れ、幕府が樹立すれば、無能政治家や財務省官僚も打ち首に出来る。

自国民が将来を悲観して毎日、数百人が自ら命を絶っているのに、政治共は脳天気なのである。

 

歴史を勉強すれば、このままでは枕を高くして寝むることなど出来ない言が分かる筈だのだが・・・

 

先ずは、正しい歴史認識である。

マスゴミは絶対に報道しない事実を知ることである。