最近、演歌が海外でも人気だという。

 

先日、YouTubeで海外の人達が演歌を観ながらコメントしているのを観た。

それで興味を持ち、元ネタを観てみると確かに良い!!!

早速iTunesでゲットした。

 

その前に、演歌のイメージであるが、"古くさい"、"ダサい"と思って今まで生きてきた。

そんな中でも、坂本冬美姐さんの夜桜お七、石川さゆり姐さんの天城越えと津軽海峡冬景色、八代亜紀姉御の舟歌とうは、知っていたし聴いていたが、それ以外は余り知らない世界であった。

 

演歌を調べると、明治時代の自由民権運動で政府批判を歌にしたのが始まりらしいが、これだと現代の演歌とは字は同じだが意味がまったく違っていると思う。

 

そこで、おこがましいですが、私が考察してみた。

演歌とは、ただ歌えば良い歌謡曲と違い、一曲をどう演じるかという"演じる"が焦点であり、一番重要なことだと思う。

それとやはり演歌と言えば、"小節"であろう!!!

 

"天城越え"ならば、4分48秒を彼女は"女"を演じているのである。

これは音楽だけ聴くのではなく、YouTube等で彼女の動きも見ながら聴くとその凄さが分かる。

 

最近よく行っているのが襟裳岬であるが、これも森進一が歌って大ヒットした名曲中の名曲である。

作曲をした吉田拓郎が謳っているバージョンもあるが、ガッカリする。

まあ、彼が歌っていたら伝説にはならなかったのは言うまでもない。

やはりフォークソング歌手と演歌歌手では歌のうまさが違う。

だが、我々がカラオケで歌うときの参考にはなるが・・・

確か、私が9歳の頃の歌で、昭和49年の歌だが、当初はえりも町長が怒り抗議したという話を聞いたことがある。

「何も無いとは何事か!!!」だったというが、日本中で爆発的に売れて、それを聴いた観光客が大挙すると"町の歌"だというちゃぶ台替えしっぷりも話題となったようだ。

 

さて、私が演歌に走った切っ掛けが気になるでしょう?

それは細川たかし先生の"望郷じょんがら"である。

先ずは、リンクから観て欲しい。

 

これは、故郷を飛び出したが都会でうだつが上がらない男の望郷の念を歌っている。

男の故郷は津軽である。

故郷のない私が聞いてもジーンとくるのだから、故郷から都会へ来ている人々にはお涙物であろう。

 

望郷じょんがらは、昭和60年に細川たかし先生の27枚目のシングルとして発売された曲である。

若いときと、今との聞き比べも面白いと思う。

演歌歌手も成長しているから、若い頃よりも更に深味が加わり芸術の域へと上り詰めるのかもしれない。

 

情けないが、本家本元の日本人が演歌の魅力に気が付いていない。

それを外国人に教えられるのが面白いと思うが・・・

 

まあ、演歌は濃厚なウニ丼の様な物で、年がら年中食べると気持ちが悪くなるのと同じで、通常軽く聴くには、フォーカシングやJpopも必要なのである。

中には、上手い歌手もいるが、大抵はゴミである。

だって、若い子等は、昭和の名曲を聴いていると言うからそれが答えであろう。

 

結局TV局も音楽関係も、まったくそれに気が付いていないような気がする。

直ぐに流行ってもいない韓流を流行っていると言ってまき散らすが、芸能は韓国の方が日本を凌いでいるから面白いのだが・・・

それで余計に日本産が売れないなのは、正にダメダメスパイラルに落ち込んでいる末期的状態であろう。

 

昭和が流行っているのなら、タレントに歌わせるのではなく、ちゃんと学んだ"歌手"を作るしか無いであろう?

ドラマもサンクチュアリの様なドラマが、TV局に作れないので、Netflixで流行るのである。

 

いい加減に、気付け!!!である。

 

歌手が、歌の主人公を演じる演じる演歌、面白くないはずがないし、そもそも演歌歌手で歌が下手って訊いたことがない。

ジャニーズ等のゴミ歌手共と違い、音程を外さないから安心して訊けるのも精神衛生上良いし・・・

 

演歌こそ歌であろう!!!