そろそろ季節も良くなってきたので、"北海道"という大地が頭を過ってくる。
ゴールデンウィークといえば、東京は暖かくなり、伊豆辺りでは泳げたりもする。
私も子供の頃、下田の海で、ゴールデンウィーク中に泳いだ記憶があるが、海水温は、陸地の温度よりも2ヶ月遅れと言うから、水は冷たいはずである。
しかし、北の大地の峠では、雪が降るというので要注意である。
一面のラベンダー畑を見たいのなら、7月初頭に行かねばならい。
数年前に、7月中旬に富良野に行ってラベンダー畑を見ていたら、いきなり農機でラベンダー畑が荒らされ、一同悲鳴やどよめきがあったが、農家にしてみれば刈り取りの時期であったので、刈り取られて、香水や石鹸等になるのである・・・
勝手に農地で鑑賞していた我々が悪かったのである・・・


と言う訳で、一面のラベンダーを見たかったら、6月下旬から7月上旬である!!!
Bikeで走っていると、匂ってくるぐらいであるから、それは言葉にならない程凄いのだ!!!
更に、富良野と言えば、"サンタの髭"である。

これは、エキストラ料金を払って、メロンを富良野メロンから夕張メロンへ変更したのだ。
さて、問題は、6月後半にBikeで行くかMOTORHOMEで行くか、それが問題だ!!!なのである。
9月に入ると、道北は寒くなるので、冬用のライダージャケットが必要なのであるが、関東は真夏日なのであるから、荷物が増えるのが問題だ。
今朝気が付いたのだが、私は今年58歳になるのだが、健康でBikeに乗れるのは後20年ないのである。
78歳男性ならば、何時お迎えが来ても不思議でない年齢となる。
まあ、72歳までBikeに乗れたとすると、あと14年しか無いのだ。
無駄に過ごせる時間は無い !!!
健康に動ける内に、やりたいことをやるべきなのである。
"何時か"とか"今度ね"が言えない年代なのである。
今年82歳のHarley仲間のH氏は、6年前にバイクを降りたし、同じくHarley仲間のSちゃんは、「北海道良いね〜、又行きたいな〜」と言っていたが、去年の暮れに76歳で他界した。
H氏とSちゃんは、2人で良く北海道ツーリングに行っていたが、食い道楽でないH氏は、北海道でも「ファミレスでいいや」という詰まらない男なので、Sちゃんもそれに付き合っていたが、私の北海道食い道楽の旅の話を聞いていると「ああ、俺も旨い物食べたかったな・・・」と言っていた。
死んでしまったらどうしようもない・・・
だからこそ、身体が動く内に動き回るのである。
北海道への行き方だが、フェリを使う旅(北海道は"海外"だから結局はフェリーに乗るのであるが・・・)を考えると、茨城県の大洗港から苫小牧、新潟港から小樽港、仙台港から苫小牧、青森県八戸港から苫小牧となる。
ガツンと走るのであれば、大間港から函館とか青森港から函館となるが、今回は、八戸港を選ぼうと思う。
もし、MOTORHOMEで行くのなら、途中で岩手県の藤原の郷で、平安時代の食事をしてみたいのだ。

- 1 鴨の醤焼き/鮭の笹焼き/枝豆
- 2 あわびと大根の酒蒸し
- 3 むなぎ白蒸し
- 4 鮭の昆布〆
- 5 いえつも(煮物)
- 6 須々保里(漬物)
- 7 唐菓子
- 8 堅果類
- 9 強飯(こわいい)
- 10 汁物(羮あつもの)
- 11 白酒(食前酒)
- 12 塩・醤
- 13 米酢(よねず)
私のご先祖の一人である八幡太郎義家公が、前九年の役や後三年の役で岩手上がりで戦っていたときに食して料理であろうと思うとロマンを感じてしまう・・・
平安料理も良いが、花巻や盛岡と言えば、椀子蕎麦である。
これも捨てがたい!!!
東京を出発したら、途中、宮城県内のSAで夜を明かし、次の日の昼に平安食をしてから田沢湖(日本一の透明度で泳げます)で一泊してから、盛岡辺りで椀子蕎麦か名物冷麺を食べてから、ゆっくりと北上して夜10時のシルバーフェリーで苫小牧に向かうと、苫小牧には朝6時に到着する。
そこから稚内を目指すというコースである。
チャー様を連れて行くので、出来る限りフェリーの時間は短くがモットーである。
長距離フェリーでも昨今は"with pet"という部屋もあるが、去年の感触だと満室なのである。
だから、去年は往復青森自走であったあのだ・・・
4時間ならチャー様を見知らぬ部屋に連れて行くより、慣れたMOTORHOMEの中でゆっくり寝た方がリラックス出来るのである。
実は、今年はBikeでも八戸を考えている。
Bikeならば、遠野を経由して八戸なので、仙台辺りで一泊すれば済むのだ。
気になる予算であるが、MOTORHOMEで青森から函館ならば3万ぐらいである。
往復6万円と燃料代だが、燃料計半分より下で1万円弱入る。
だが、去年、網走から八雲(駒ヶ岳の上)まで無給油来られたから、まあ北海道内3万円をみれば済むと思う。
後は、宿泊であるが、全て道の駅とは行かない(サブバッテリーを満充電する為に外部電源が必要)ので、中2日に1回はRVパークやオートキャンプ場に泊まる必要があるが、はいシーズンで無ければ、RVパークで2000円から4000円、オートキャンプ場なら5000円から8000円ぐらいである。
この差は、外で火を使って料理が出来るかどうかである。
後は食費、自宅を出る前には冷蔵庫を一杯にしているが、4日もすれば尽きてくるから、御当地スーパーで補充する必要がある。
牛乳やヨーグルト、フルーツ類と酒のお供の氷と肴である。
今年は、オートキャンプ場でジンギスカンを食べようと思っているので、北海道スーパーで下味の付いたジンギスカン用ラム肉を買うつもりである。
去年は、途中でチャー様のお肉が無くなってしまったので、私用のとっておきの松阪牛焼き肉セットを食べさせた・・・
まあ、10万円もあれば余裕だと思う。
Bikeの場合は、泊まるところはホテルとなるので、一泊1万円前後の出費は覚悟である。
それと酒代だ!!!
MOTORHOMEは、バーが開けるほど酒を積んであるが、Bikeの場合はそうはいかないので、北海道名物の、サッポロクラッシクを買っている。
Bikeの方が高く付くと思う。
だって、宿泊代で14万円(2週間だとして)、フェリー代往復10万円(スイートルーム)だが、船での豪華な食事代は込みである。
14日間としたが、考えたらフェリーで往復延べ4日はなくなるから、実際は10日間の北海道滞在となる。
恐らく、私は食費も一日で1万円は使うと思う思うので食費10万も足さねばならない。
それとガソリン代だが、恐らく3000㎞弱(自宅往復)として、ざっくりだが、BMWならリッター25㎞で計算すると120㍑必要となり、ガソリン代がリッター170円とすれば20400円となる。
ざっくり36万円となる。
それも2週間であるから、10間なら20万円ぐらいに出来るかも、更に食事をセイコマを増やせば、かなり抑えられるが、外せないのは、ウニ丼や四食丼となり、これ二つで1万円となる。
まあ、食事は人それぞれなので、頑張れば込み込み20万で行けるかも知れない・・・
要するに行くか、行かないかの二つしか無いのだ。
ライダーズハウスならば一泊千円とか訊いたこともある。
逆に、全部の予算15万円と決めれば、それはそれで楽しい旅だと思う。
十人十色だから、旅のあり方も人それぞれである。
正解はないのだから、やってみることが大切なのかも知れない。
今回は、旅の参考にならなかったかも知れないが、身体が動く内にやりたいことをやるのが重要だと思う。
さて、これが安いかは、皆さん次第だが、フェリー代を抑えれば往復で6万円以内となるから20万円切ってくる。
食べる物も、