皆さんも含め、皆さんの周りに「何時か行きたい」とか「何時かしたい」という言葉はありませんか?
"何時か"という単語は、"やらない"という意味と同意語なのだ。
私のHarley仲間にも「何時か北海道を走りたい」と言っている奴がいるが、ここ10年、同じ台詞を言っている。
「今年行けよ」というと、「いや、行けないです〜」と帰ってくる。
詰まり、行かないという意味なのだ。
時間や暇は、天から降ってくるものでなく、自分自身で作り出すものである!!!
例えば、北海道ツーリング(車でも良いしMOTORHOMEでもよい)に行きたいと思いたったとしよう。
だが、北海道は海外(海に寄って隔てられている・・・)なので、フェリーでしか行けない。
そこで、最大の考慮は、休みが取れるか?であるが、通常のサラリーマンなら5日(月曜日〜金曜日)まで休めれば、前後の土日計4日が加わり、9日間の連休となる。
次に重要なのは、懐事情であろう・・・
フェリー代は、時期によって価格が驚くほど変わるので要注意である。
休みが比較的自由に取れるとすれば、7月後半から8月一杯はやめておいた方が良い。
まあ、6月後半から繁忙期を除いたとすれば、大まかにコンフォートというタイプの部屋なら16000円ぐらいであるが、これがお盆期間だと22500円となる。
これにBike輸送量がはいるので、大型二輪だとすると+19000円である。
詰まり、大洗から苫小牧までフェリーに乗ると35000円は掛かる計算である。
東北自動車道を浦和料金所から青森ICまで走ると、Bikeは11200円と燃料代が掛かる。
もし、金曜日の仕事が終わってから走り出せば、深夜割引か土日割りで3割引となるから、1万円を割ることになる。
青森〜函館までフェリーに乗った場合、運賃3420円にバイク代4520円がかかるので合計7940円(価格帯は中間の価格である)となる。
一番高い時期になると+2000円以内であるので、1万でジュース代のお釣りと考えた方が良い。
東北自動車道は、浦和から青森まで約672.3㎞であるから、Bikeの燃費によるが、おお、私のBMWGSAならギリ無給で行けるかも・・・だが、Harleyなら最低3回は給油せねばならないので、小一万円掛かる。
詰まり、BMWで一回給油を考えると、Harleyで行くのと約6千円差が出てしまうのである・・・
もし、リタイヤされていて、時間はふんだんにあるとう方なら、下道をお薦めする。
お姉さんと行くならともかく、独りツーリングならば、ビジホで十分だし、御当地温泉に立ち寄って汗を流すだけでも楽しい・・・
東京から青森に行くには大雑把に4種類のルートがある。
太平洋側を進み三陸海岸の景色を堪能するコースと、昔ながらの東山道を行く国道4号線沿いのコース、奥羽山脈の左側を進むコース、これは鬼怒川から会津を抜けて喜多方を掠め(途中本場喜多方ラーメンを食べるも良し)、米沢を経て山形へだが、やはりここまで来たら日本一旨い米沢牛を食べるべきである。
私は米沢によると必ず寄る店があって、フィレステーキを食べた後に、サーロインも食べたい!!!と言ったら、「お客様、単品ですと帰ってお高くなってしまいますので、サーロインステーキ御膳の方が・・・」と言われて頼んだのだが、フィレステーキ御膳を食べたばかりであった・・・
早い話、二人前注文しろとのことであったが、これがペロリ!!!であった。
家では松阪牛を食べているのだが、これは脂がきつく50半ばを過ぎた私だと、母と250gを分けて調度である。
お肉屋さんには、ステーキでガツンと食べたいのであれば、黒毛和牛の方が胃がもたれませんと言われた・・・
チャー様も松阪牛が大好物で、先日、松坂牛の肉を買ってきて、チャー様は生肉を堪能したのだが、その翌日の散歩でチャー様のお尻からだて排泄物を見て「これが松阪牛のなれの果てか・・・」としみじみと考えてしまった・・・
更に、チャー様曰く「肉は飲物だ!!!」との目力には笑えた・・・
山形から天童、新庄、横手と進み田沢湖から日本一の強酸性の温泉玉川温泉でヒリヒリしながら温泉を堪能して青森を目指す。
最後は、新潟から日本海線を北上するコースであるが、これも景色が最高である。
途中鳥海山を右目に見ながら走るのは格別である。
"秋晴れや 雲を突き抜け 鳥海山"これは私がMOTORHOMEで鳥海山へ行ったときに詠んだ句である。
そこから秋田市を抜けて男鹿半島天風山からの眺めが最高であった。
男鹿半島を後に八郎潟を渡り、青森へそして不老ふ死温泉へ!!!
青森県と言ったら忘れてはならないのが、キリストの墓である。
この村は昔は戸来村といって"へぶらいむら"であった・・・
眉唾だと思っていたら、何とイスラエル国が調査していた!!!!
キリストの日本名は天空といって、これが天狗になったという・・・
ユダヤ人の鼻は?彼らが日焼けすれば、赤みを帯びるでしょう?
まあ浪漫はある!!
ここから西へ行けば、神秘の湖の十和田湖であり、ここから奥入瀬渓流沿いに進むと青森港に到着するが、途中八甲田山を横切るので、日が暮れてから通るのは遠慮した方が良い・・・
下道で行けば、高速道路代は掛からないが、余計な時間と宿泊代はそれ以上に掛かってしまうので、時間に余裕がある人限定である。
まあ、現役世代の懐事情を考慮すると、行きは青森又は大間崎であろうが、帰りは疲れていることを考慮してフェリーがお薦めである。
フェリー代で約40000万円、宿泊代だが、ビジネスホテルに泊まるか、キャンプ場でのテント泊なのかで大分料金は変わってくる。
9泊だが、最終日の日曜日は予備日として取っておくと、延べ8日、フェリ等往復で3日だと北海道滞在は5日間となる。
毎日ビジネスホテルだと一泊約1万円として5万円、キャンプも考慮に入れれば、宿泊代からマイナス出来る。
それと旨い物を食べるとなると、ウニ丼一杯5千円、帆立・蟹・雲丹・いくらの四食丼約5千円となるから、食費も考慮すると、まあざっくり15万円有れば何とかなる筈だ・・・
と言う具合に、ざっくりとしかし、予算は予め多目に計算すれば、残ればラッキーなのである。
行けると思ったら、直ぐに行動有るのみ!!!
因みに、私は宿泊する場所は、前日に決めている。
スマホアプリで前日予約である。
Bikeの場合、余りに天候が荒れていたら、目的地を変更も有りだと思うからである。
さて、覚猷我が輩も、今スマホで宿屋の予約をした。
昨年の年末に奥飛騨独りツーリングを考えた。
宇奈月温泉も"いつか"行きたい!!と思って早10年以上が過ぎていた・・・
今、スマホでポチりと予約を入れた。
この場合、天候を気にしていたらBike旅は行けない。
宿屋を押さえて、後は雨でも走るという気概が必要である。
来週、朝5時に上石神井を出発して、一路中央道で松本を目指し、そこから国道158号線で上高地を掠めて安房峠へ!!!
安房トンネルを抜ければ、奥飛騨の平湯温泉である。
先ずは、平湯温泉で一泊し、翌日ゆっくりめの出発で、宇奈月温泉を目指し、翌日、高速道路で一気に返る計画である。
まあ、疲れたら信州辺りで一泊も有りかな〜というざっくり計画である。
"いつか"は永遠に来ない。
だからこそ、スマホでポチりとすれば、それは現実となるのである。
この世には2種類の人間しかいない。
行動するか、行動しないかである。
同じ後悔するなら、やった後悔の方が後を引かないのである。
そうだ、行動有るのみだ!!!