"Widow Maker"という言葉をご存じか?
直訳すると"未亡人製造"なのである。
日銀は昔より、未亡人製造銀行と言われていた・・・
昨年の秋頃から、海外ファンドが、日本国国庫債券、通称国債の"大規模な空売り"攻勢を仕掛けてきていた。
空売りとは、未だ持っていな商品や株、国債とうを先に売って、市場が混乱しその価格が落ちたときに、買い戻し利ざやを設ける事を言う。
エディーマーフィー主演の映画"大逆転"(Trading Places)昭和58年公開を観れば、詳しく分かると思う。
海外ファンド達は、日本国国庫債券(長期10年もの)の空売りを仕掛けてきた。
長期物の方が金利が高いからである。
ここで、基礎知識なのだが、通常の国債は、政府が発行するのであるが、そこには"国際格付け会社"がいて、それぞれの国や企業の格付けを行い、それを参考にプレイヤー(ファンド、金融機関、個人投資家等々)は、株や国債の売り買いをしている。
通常国債は、格付けランクが下がれば金利が上昇するのである。
何故か?
危険な国の国債は、デフォルトのリスクがあるから当然皆敬遠するからである。
確か、ギリシア破綻の時、かの国の国債は金利年利25%を超えていたと思った・・・
1億円で買ったとすれば、1年間経てば金利2500万円入ることになるが、破綻されたら1億円が紙切れとなるのである。
そこで、日本の国債の格付けはAa3からA1に格下げされ、これはG7中、イタリアに次いで低い格付けたのだが、実はムーディーズも無知で経済を理解出来ていない阿呆ばかりであることが分かった。
ここで、財務省が奴らに意見書を出したのだが、これで財務省が日本国民を欺していた絡繰りがバレたのだ。
日本人には、国の借金で国民1人当たり800円越の借金を背負わされているから、このまま借金を増やす訳には行かない。
負の遺産を孫子の代まで伝える訳にはいかないから、"増税"だ!!!のロジックである。
池上彰を始めとした無知な連中を使って、マスゴミに利用されたのだ。
しかし、本当のことを理解している(財政破綻など有り得ない)財務省は、アメリカの格付け会社に意見書をだした。
そこには、「日本やアメリカのように自国建て通貨の国債は、絶対に破綻しない。何故ならいざとなったら金を刷って返せるからだ」的なことを書いた。
詳しくは財務省のHPから閲覧出来る。
格付け会社の格付けが下がるとどうなるか?
当然、売りが殺到して金利上昇になる筈だが、日本は返って金利が下がっているのは皆さんも承知の子だと思う。
何故か?
それは、金融機関や日本の保険会社が直ぐに買ってしまうからである。
何故か?
銀行にとって、我々の預金残高は、債務残高となるからであり、保険会社は預かった保険金を増やすために0.4%の金利でも1兆円買えば40億円の金利が付くからである。
ここまではご理解戴きましたか?
次に、日銀は政府発行の国債の54%を既に保有しているのだ。
1000兆円有ったとすると、540兆円は日本銀行が保っているのだ。
政府と日銀の関係は、親会社子会社の関係であるということは、親会社の借金はチャラなのである。
因みに日銀は財務省の敵である。
そうすると、事実上の政府の借金残高は460兆円なのである。
ここで間違いないようにして欲しいのが、1000兆円の国債だが、この1000兆円は博打で消えたのでなく、国民の財産となっているのだ。
"政府の負債=国民の資産"を忘れてはいけない!!!
これを財務省がとち狂ってプライマリーバランス黒字化とほざき、デフレ下で増税等気狂い沙汰を繰り返したから、経済成長出来なかったのである。
詰まり、上記の逆"政府の資産=国民の負債" をしているのでる。
だから、実質賃金が下がり止らないのだ・・・
日銀が国債を買い続ける理由は、「政府の負債を消したのだから、積極財政に方向転換しろ」という至極真っ当なメッセージを発信しているというのだ!!!
それに気付かぬ岸田内閣は、無能としか言いようがないし、鈴木財務大臣では、財務省官僚の言いなりである・・・
さて、ここまで理解して戴いたら、先の話に戻りましょう。
国債ファンドは、日本国債の空売りをするのだが、株の信用取引ではないのだから、国債の現物が必要となる。
兆円規模の仕手金を作り、なんと日本の証券会社等から大量に借りたというのだ。
因みに、証券会社が、ファンドに貸す場合も金利が発生するがこれが何と4%であったという。
1兆円ならば年利400億円なのである。
しかし、ここで正常な頭を持っていたら、「日本国債の金利が4%以上になることはない」と気付く思うが・・・
仕手をされていることは、日銀は早く気が付いているが、高々数兆円の仕手など、雀の目に涙以下なのだから、当然金利など上昇するはずがない。
更に、国債を借り受けようとするのだが、借りる国債って実は日銀が保っているのを証券会社が手数料0.4%払って借り受けたものを4%の金利を乗せてファンドに又貸ししていただけなので、日銀が「ギンバエのようなファンドうざい」と思えば、貸し出さなければ終わる話なのだ。
ファンドは必死の思いで数兆円掻き集めたのだが、日銀はパソコン画面で見てクリック一押しで数百兆動かせるのだから、到底ファンドに勝ち目は無いのである!!!
だって、ファンドが借りてきたその国債は、本当の持ち主は日銀だから・・・
こうして、今回も国債ファンドが、玉砕して華々しく散ったのであった・・・
しかし、日銀の温情で、「それ買い取らせてやる」となったらしく、国債ファンドは1000億円以上の実質損金(設けたのは日本の証券会社)と実質買い取らされた額面通りの日本国債のみであった・・・
こうして、今回のファンドの大敗でどれだけの者が、資産を失い、巨額な負債を背負わされ、命を絶ったのか・・・
未亡人製造銀行伝説は、こうして新たな1ページを書き込み、伝説は神話になるのであった・・・