昭和生まれの私などからしたら、令和の現代は息が詰まる世の中である。
「コレしては駄目」、「あれしては駄目」と禁止制約が多すぎるし、何かあれば直ぐに警察沙汰である。
まるで、日本人総家畜とでも言うのが正に当てはまると思うし、日本人が自らの考えで行動することも無くなったようだ・・・
新型コロナウイルス下で分かったと思うが、己の命が掛かっているのに御上に言われたから安全性が担保されていないワクチンを平気で射てるのである。
正に、屠殺場の牛や豚なみだ〜
最近、海外の鉄道系のYouTubeを観ているが、日本でも問題になっている"撮り鉄"が線路内(正確にはバラストの横)に立ち入って写真を撮っているのが鉄道運行の邪魔になると騒いでいるが、海外は普通に線路内のバラスト(線路を固定している砂利ね)横に陣取って皆写真や動画を撮っている。
詰まり、騒いでいるのは日本だけなのである・・・
考えてみれば、誰だって自分の命は大事だから、列車に轢かれる位置に立つ奴はいない。
自殺願望の多い日本人だけが電車に突っ込むのだが、ああ、自殺者防止のために線路内立入を禁止しているのか?
だが、自殺する奴は、何が何でもやるから、撮り鉄とは違うと思うが・・・
私も小学生の頃から鉄道写真を始めたが、踏切から線路内に入って写真を撮っていた・・・
昭和はおおらかであった・・・
そう言えば、平成29年(2017)に、早見優と松本伊代が山陰本線の線路内に入って写真を撮ったことで、大騒ぎになって書類送検までされたが、どうでもいいじゃないの?
何でそこまで個人を叩く必要があるの?
電車が頻繁に来ない線路内で写真を撮る何って誰でもやらない?
これが、開かずの踏切を無理矢理渡るのは訳が違うでしょう?
あれは、事故れば多くの人々に迷惑が掛かるが、一時間に数本だし、もし踏切が鳴れば即避難すれば良いだけでしょう?
そこを叩くなら、売国奴を叩く方が先でないのかな〜
まあ、言い換えれば、日本人総子供扱いなのかも知れない・・・
過保護すぎると、サバイバル能力が無くなるのだが!!!
最近、日本人に遊び子頃が無くなったように思える。
今回は鉄道ネタなのでその方向で語ろう。
鉄道の旅は、単に急ぐだけが重要なのか?
新幹線を使えば、東京から大阪まで2時間半だし、青森まででも3時間ちょっとで着いてしまう。
小学生の頃だから、今から45年ぐらい昔だが、毎年家族旅行で蔵王にスキーに行っていた。
春の選抜をやっていたから3月だと思うが、蔵王まで上野から特急に乗って山形駅までいき(約4時間40分)、そこからはホテルの雪上車に乗り山を登っていった記憶がある。
帰りの電車で、辺りが暗くなってきたとき、父と弟と私の3人(母は寝ていた)で、食堂車に行って食事をした記憶がある。
多分、食べたのはハンバーグセットだったと思うが、何故が美味しかったのだ。
長距離列車の旅と言えば食堂車でしょう?
そう言えば、これも47年前の話だが、家族で京都旅行に行ったとき(亡くなった祖母の分骨を東本願寺に収めるため)に、当時新幹線には食堂車があったのだ。
最初は1両全てが食堂車であったが、後に食事スペースと通路(食堂車に関係の無い人が通るための)が別れた食堂車が登場した。
確か、富士山側が通路になっていたと思った。
その隣の車両がブッフェカーであり、軽食を食べることが出来た。
新幹線でもハンバーグセットを食べた記憶がある。
しかし、現在、食堂車は基本付いていない・・・
詰まらないでしょう?
弁当を買えって!!!
まあ、弁当には弁当の楽しみがあるが、やはり「食堂車行かない?」と言う言葉が旅の香辛料的な役割でないの?
私が最期に食堂車で食事をしたのは、20年ぐらい前に乗った特急カシオペア号であった。
当然最後尾の部屋であったが、まあ一生の思い出に残る旅ができた・・・
この食堂車は、予め予約が必要であったが、フランス料理のコースであった。
最後尾の展望室カシオペアスィートという名らしいが、ここにはシャワー室が付いていたが、確か使える総時間が20分だった。
今では、MOTORHOMEのシャワーも限られた水を使うのであるが、このカシオペアでの経験が活かされているのだ。
食事の時間が、18時頃だったと思ったが、確か宇都宮駅停車中に食堂車に行った記憶がある。
時期が11月初旬だったので、既に辺りは暗かった・・・
青森駅に着いたのは0時を回っていたと思ったが、青函トンネルを渡るのを観たいと頑張ったのだが、寝落ちしたらしく、目が覚めたら長万部付近であった・・・
朝食は、お弁当を注文していたので、部屋で食べたのだが、この時、椅子に座り線路を観ていると何か不思議な気がしたのを覚えている。
それが何かを自分なりに探すと、架線が無い事に気が付いた。
架線が無いと、それが広く感じるのである。
東京は電柱ばかりで、醜い・・・
政府が、景気対策の公共事業で、電柱を全て埋めれば良いのだ!!!
この頃、寝台特急全盛期で、九州方面のブルートレインは衰退したが、札幌までの特急は我が世の春であった。
東京からは、北斗星が2本、そしてカシオペア、大阪からはトワイライトエクスプレスが、日本海ルートで青森まで走っていた。
面白いのが、青森駅で全ての寝台特急4本が勢揃いしていた記憶がある。
恐らく、青函トンネルを通るお約束が有ったのであろう・・・
青森駅から函館駅までスイッチバックで、最後尾の展望車が最前列になって走ったのだ。
何故、ブルートレインが衰退したのか?
それは客車がボロかったからである。
時代のニーズに合わせて、カシオペアの様な客車を投入すれば盛り上がったはずだが、寝台列車衰退の原因は、実は大人の事情なのだ。
一番分かり易いのは、寝台急行銀河である。
これは東京駅を23時に出発して大阪駅着が翌日7時18分着である。
今ならのぞみの始発に乗れば、東京発6時の始発列車に乗れば、新大阪に8時22分着である。
皆さん、出張するならどちらが便利ですか?
銀河は8時間18分かかるが、23時発なので同僚等と呑んでからの出発が可能であるが、新幹線は6時始発なれば、新宿を利用する人からすれば4時起きになる。
飲んで、寝て目が覚めたら大阪の方が身体が楽でしょう?
だから、人気があったのだ。
人気があったのに運転中止になった理由は、正に大人の理由なのだ。
銀河の車両は、JR東日本とJR西日本がそれぞれ所有していたが、漁夫の利を得たのは、JR東海なのである。
だって、一番走る区間はJR東海区間であるから、銀河が混めば混むほどJR東海の儲けになり、JR東日本とJR西日本は何故かおこぼれ頂戴になっていたのである・・・
JR東日本のテリトリーは、東京駅から熱海駅までで、それから先は、JR東海なのである。
これは法律で、国鉄分割民営化前から走っている列車の資金分割は、実費精算にすべきであったのでは?
そうなれば、運転手と車掌の人件費と電気代のみを両社で負担しJR東海に払えば良いのだから存続していたと思うが・・・
確かに、ビジネスならば速達化は必要であろうが、旅となれば鈍達も重要なのである。
朝8時台に飛行機札幌着となると、早起きして羽田に行くことを考えれば、出張族も寝台急行を利用するはずだ。
飛行機は、飛行時間は東京〜札幌まで約1時間半だが、空港までのアクセスの手間暇や、手荷物受け取り等々煩雑なことが増えるのが玉に瑕である。
日本から真の鉄道旅ロンマンは消えた・・・
残るは、ローカル線の旅かも知れない・・・
それですら、JRの懐事情で消えていく運命なのである。
だから、公共事業やインフラを民間会社にしてはならないのである。
郵政民営化の煽りで、配達されない日が出来たし、その内山間部も配達しなくなるのではないか?
Bikeで山奥の峠道に分け入っても、民家を見かけるが、果たしてここまで郵便屋さんは来るのか?と思ったことも一度や二度ではない。
そもそも、郵政民営化によって恩恵を受けたのは日本人でなくアメリカウォール街の奴らなのだ!!!
日本人の財産や利便性を切り売りしてきた自民党、まだ任せねばならないの?
多くの有権者は馬鹿なのか?と呆れてしまうほどだ。
これからの日本、何に浪漫を見付けますか?
最後は旅でしょう?
例えば、「新幹線と東海道線、直接行く高速バスを使わずに大阪に行く」というルールを設ければ、これは意外と楽しい旅である。
私ならば、中央線で塩尻まで行き、そこから中央西線の乗り換えて、名古屋付近まで行って私鉄に乗り換えるとか、北陸へ抜けて琵琶湖から南下するとか、考えるだけでワクワクしませんか?
夏の青春18切符を買って、ローカル線を楽しみ、途中下車して温泉や地元の郷土料理に舌鼓を打つも良し。
旅とは非日常であり、この非日常が脳をリセットしてくれるのだそうだ。
そこに城好きならば、必ず寄る城をチェックポイントとするだけで、普段大したことない移動も楽しい冒険となるのだ。
我々は、急ぎすぎたのかも知れない。
「狭い日本、そんなに急いで何処へ行く」と昔有ったキャッチコピーだが、ゆったりとした自然を感じながらの旅もおつであろう・・・
詰まらない世の中なら、我々個人個人が楽しいことを見付けるしかないではないか?
良い季節になってきたので、冒険へ出ては如何?