郷秀樹こと団時朗(村田秀雄)さんが、先日肺癌で亡くなった。
享年74歳だそうだが、今時70代で亡くなると「若いね〜」と言われてしまう・・・
私の記憶では、やはり"帰ってきたウルトラマン"の主人公"郷秀樹"を颯爽と演じていたし、主題歌まで歌っていた。
"MAT"(ウルトラ警備隊みたいな組織)の車はマツダのコスモスポーツであった・・・
郷秀樹の名前は、その当時人気絶頂であった男性アイドルの郷ひろみと西城秀樹から付けた名だそうだ・・・
帰ってきたウルトラマンの放送は、私が6歳の頃であるから幼稚園の年長さんであった頃であった・・・
記憶は、ウルトラマンが弱く、怪獣が強すぎた〜であった。
タッコングがトラウマである・・・
私的には初代ウルトラマンやウルトラセブンの方が好きであったし、夏休みの時期には、再放送されていたのを覚えている。
帰ってきたウルトラマン終了後と言えば、何と言っても"少年探偵団BD7"の怪人20面相役であろう。
小林少年を黒沢浩が演じ、その他少年探偵団の少年等が事件を解決する話である。
黒沢浩とえいば、キャロライン洋子と兄妹であり、間の子タレントの走りであった。
だが、怪人20面相は顔を隠し変装しても、当時10歳の私でも「郷秀樹だ!!!」とバレバレであったのが、今にしてみれば笑える。
ウルトラセブンや帰ってきたウルトラマンの曲は、冬木透氏作曲の交響詩となっているから、画像を何倍にも膨れ上がらせ、我々の心に残っている。
子供の頃から気になっていた曲があった。
ウルトラセブン第39話、第40話と二話連続の"セブン暗殺計画"に使われた曲で、やっと探し当てた!!!
曲名は"Free Way"であり、スリリングさがあって、素晴らしいの一言である。
余談ではあるが、セブン暗殺計画は怖かった!!!
だって、ウルトラセブンが磔にされちゃうんだからさ・・・
結局ウルトラセブンで使った全曲集を買って漸くあったのだが、その中に感悦な曲が、"クラタとキリヤマ"である。
若い頃はジメッとした辛気くさいと思っていたが、還暦が近づくことこれが名曲なのだ。
13話の"V3からきた男"で使われていたと思う。
クワタとキリヤマは、地球防衛軍士官学校の同期生で、エリート街道を進んだキリヤマと実直が故に上に煙たがられ宇宙ステーションV3に飛ばされたクワタだが、2人の友情を描いた作品であった。
余談だが、私は57歳であるが、アメリカ軍だとこの歳だと襟章に☆が付いているのだが、この☆が付く付かないではまったく違うのだ!!!
優秀であれば私の年齢だと"大佐"にはなるが、ここから出世するには政治力が必要となる。
有力な派閥に入っているか、大統領と友達とか、上院議員と親しいとか・・・
☆とは将軍である。
星一つが准将、二つが少将、三つが中将、四つが大将である。
退役軍人になっても階級はついて回るし、私が世話になったトムも"大佐"であり、町の人からは大佐と呼ばれていた。
話を戻すと、劇中でキリヤマ隊長は確か38歳である。
恐らく階級は大尉だと思う。
エリートで参謀と馬が合っているから、将来的に佐官に進み、将官への道もあるが、クワタは大佐になれないと思う・・・
因みに007ことジェームズ・ボンドは、イギリス海軍中佐である。
シュワちゃんのコマンドーのメイトリックスは少佐だし、プレデータのダッチ・シェイファーも少佐である。
ああ、地獄の黙示録のウォラードは大尉ね。
マーティン・シーンはチャーリー・シーンの父親である。
余談ではあるが、地獄の黙示録の開始11分ぐらいに売れる前のハリソン・フォードがちょい役で出演している。
話が大分飛んだので戻すが、MATの戦闘機として印象に残っているのが、Matジャイロである。
米軍のV22オスプレーの元祖的な機体であるが、パイロット免許を持っている現在、私はこれに乗りたくない!!!
オスプレーも微妙である。
これ、片方のローターが故障したら、即死を意味するからである。
オスプレーの場合は、高度があれば飛行機モードにして不時着もあるが、離陸後直ぐならば即死である。
ロータークラフトにはデッドマンカーブという表があり、高度と速度によって生き死にが別れるのだ。
固定翼の双発機なら、片方のエンジンが止まって何となるが、マットジャイロは即死!!残念
因みに回転翼機(ヘリコプター)の場合、エンジントラブルが発生したら、2秒以内にクラッチを切ってオートローテーションに入らねば即墜落である!!!
オートローテーションとは、ヘリコプターの自重でローターを廻しながら着陸する方法である。
メインローターとテイルローターはギヤで繋がっているから、必ず連動している。
エンジンからの動力をクラッチ出来ることにより、ローターの回転を解放出来るのだが、ここで問題は、ローターの回転を一定に保たねばならないことである。
早すぎればローターが破損するし、遅すぎると失速してしまうのだ。
回転翼は固定翼と違って、"失速=死"である。
だから、メインローターブレイドのピッチ角を調整しながら、ローターの回転数を一定にせねばならないのだ。
だから、車が空を飛ぶや、巨大なドローンで車が飛ぶが夢物語なのがお分かりであろう?
万が一を考えながら飛んでいるのである。
回転翼の場合、常に不時着可能位置を目で探しているし、民間機(2発エンジン)は、我々がシャンパンで酔っ払っているときも常に緊急着陸可能な飛行場を探して気象情報を得ているのだ。
毎回思うのが、ウルトラホーク1号やMATのマットアロー等々の戦闘機で怪獣を攻撃しるが、戦闘機の速度が遅すぎて、スリップして墜落である!!!
しかし、団時朗さんが74歳であったと言うから驚きだが、当時幼稚園児であった私が57歳であるから、人間の一生は夢幻の如くなりである。
帰ってきたウルトラマンも光の国帰ったのである。
ご冥福をお祈りいたします。
夢と希望をありがとうございました。