前回ツーリングのブログで温泉に入ったことを書いたのだが、最近、温泉表記が曖昧でないですか?

 

温泉宿を選ぶ基準は、人それぞれであると思うが、私は基本、部屋に露天風呂が付いていると源泉掛け流しである。

しかし、この"源泉掛け流し"があやふやなであり、法的に決めていないのが現状である。

 

先日、福岡県の老舗旅館の温泉で、通常の3700倍のレイオネラ菌が検出されて問題となっていた。

規則では、最低でも週に一回はお湯を抜いて浴槽内を清掃する事になっていると言うが、ここは年に二回の清掃となったと言うが、時期は、政府の無策、失政の新型コロナウイルス騒ぎ期間中からこうなたらしいから、こちら側を振り上げた拳の下ろし先が見付からないが、これは岸田の馬鹿に振り下ろすべきであろう・・・

 

不思議なのが、この旅館は"源泉掛け流し"を謳っているのだ。

関東人が"源泉掛け流し"と言ったら、先ずは草津温泉が思い浮かぶ。

大量な湯が沸き出し、その殆どが川に流れているという湯量である。

詰まり、湧き出た湯が浴槽内に入り、そのまま自然と古い湯が流れ出しているから常に新鮮な湯となる。

人が入った汚れも、古い湯と供に流れていくイメージではないか?

 

しかし、"源泉掛け流し"も湯を循環させて加熱しても源泉が少しでも常に流れ込んでいればOKなのが現実である。

詰まり、行政と温泉施設がグルになって我々を騙している構造となっている。

 

さらにいえば、水道水に一滴でも温泉が入れば、「ここは天然温泉です」と言えると言うから2度ビックリである。

 

上石神井の我が家は、神様の井戸という地名から、井戸があるのだが、これを浴槽に貯めて入ると、水道水とは明らかに違うのだ・・・

ただ、加熱するから"鉱泉"なのだが・・・

 

本来の温泉は、加熱せず、加水せず、まして消毒などもっての外であるという。

詰まり、我々の大好きな温泉とは、神々からの恵みであるというから、これに馬鹿な人間の淺知恵を加えずに、有り難くちょうだいしろということである。

そこで、草津のように熱々の源泉の場合、温泉を引き込む管を敢えて長くして油温を下げるなどしているのだ。

不思議なことに、水を加えると、温泉の本来の成分は消えてしまうと言うのだ!!!

 

我々のご先祖である縄文人も、温泉に浸かっていたはずだ。

だって、猿や熊でも温泉に浸かるのに、人間が浸からないはずないでしょう?

その温泉を手軽に自宅にもと考え出されたのが風呂である。

 

最近、湯船に浸からずにシャワーだけで済ませている輩が増えているという。

湯船に浸かるのと浸からないとでは、身体のリフレッシュ度が格段に違うし、体温が上がることにより、自己免疫力が上がり、知らず知らずに体内の癌細胞も殺してしているという。

 

平成9年(1997)に日本中にセンセーショナルを巻き起こした小説"失楽園"があった。

当時、それを読んだ私は、彼女と修善寺に向かった。

朝早くに新幹線ホームに出ると、寒かったのだが、そこでどうやら私は風邪を引いてしまったのだ。

途中、三島から伊豆箱根鉄道に乗り、伊豆長岡で途中下車して、観光をして楽しんだのだが、薬局で風邪薬を飲んで修善寺の宿屋に向かった。

夕食時に熱燗を飲んだのだが、これで余計からだが、寒さで震えだした・・・

布団を引いてもらい寝ても震えが止まらなかったし、H所ではなくなった。

そこで二人で貸し切り風呂に向かい、ゆっくりと温泉に浸かった。

私はどちらかというと烏の行水であるのだが、この時は40分ぐらい浸かりながら、身体を温めた。

部屋に戻ると、"風と共に去りぬ"ではないが、風邪はさって元気溌剌!!!になっていたのだ!!!

その晩、頑張ったことは言うまでもない!!

正に、温泉効果である。

 

徳川吉宗公は、毎日草津から湯を千代田城(江戸城という呼称は当時無かったらしい)まで運ばせていたという。

 

この福岡県の旅館は、源泉を貯めておいて、それをチョロチョロ使って、循環させて加熱していたという。

なお、湯船を週一で洗えの条例も、"循環させて加熱している湯船"というから、本当に源泉100%掛け流しであれば問題が無かったようだ。

 

政府がこの"温泉"を早く法律で縛る必要がある。

結果、消費者が被害を被るのだ。

 

温泉が既に枯れている有名温泉地もあると言うから、それは詐欺である。

だから、温泉法を制定すべきなのだ。

その法律で、温泉、源泉掛け流しを定めれば、問題が解決するはずだ。

源泉掛け流しは、100%の温泉であり、加水、加熱、消毒剤は無しとせねば、安心して湯につかれない!!!!

 

温泉文化は、太古より我々が受け継いだものであるから、それを未来の子等へ渡さねばならないのだ!!!