先日、時間が出来たので河津桜を見に行ってきた。

 

朝6時半頃に自宅を出発して、東名高速道路の用賀ICを目指した。

バイクで行く場合、特に8時前はご近所さんに気を遣い、出発直前までエンジンは掛けないでいる。

車庫から道までBikeを出して、ヘルメットを被り、両グローブの電源コネクターをアウターの袖口から出したコネクターと接続してからグローブを付けるのである。

更に、ヒートジャケット本体のモジュールからの電源コネクターを、Bikeから出ているコネクターと接続するのだが、ここで重要なのが、Bikeのコネクターは、バッテリーと直結(電力消費が大きいので)であるから、エンジンを掛けるより先に付けてしまうと、セルモーターを回す電力をヒートジャケットが取ってしまうのだ。

 

エンジンを掛けたら素早くコネクターを接続して、ギヤをLOWのして発進である。

新青梅街道にでれば、通常で大丈夫である。

 

朝は流石に冷え込んでいたが、6時半を廻ると環8こと環状8号線は渋滞している。

特に酷いのが、井荻トンネルを抜けて、四面道、中央線を潜る迄と、更に、五日市街道、井の頭通り二本を一気に超える陸橋が激混み地点である。

陸橋が激混みの場合、Bikeは、陸橋に行かずに、側道を選んだ方が早い・・・

更に首都高4号線を越えるまでが、一連の山であると私は考えている。

首都高から用賀ICまでは、そこそこ走れるのである(Bikeの場合)

 

用賀ICから東名にのり、やはり一回目の休憩地は海老名SAであるが、海老名に着いたのは7時20分頃であった。

ここから、厚木小田原道を使って平塚で降りて、金目川沿いに海岸線まで南下してから、西湘バイパスにのり石橋ICまで走った。

そこからは国道135線を南下していくルートである。

真鶴半島を越えて、熱海を抜けて伊東へ至るのだが、伊東漁港を超えてから県道109号線通称、"伊東川奈八幡野線"を進むのである。

135線を直進しても面白くないが、109号線は海岸線を走るためにツーリング感満載な道である。

富戸港を掠めて城ヶ崎海岸へ至るのだ。

伊豆海洋公園で休憩をした。

このマンゴーパフェは、食べ応え十二分であった・・・

伊豆高原を抜けると、伊豆大川、伊豆熱川、伊豆稲取と有名な温泉地を抜けて河津に至るのだが、河津が激混みであった・・・

2年間に来たときは、新型コロナウイルス騒ぎの家中であった為、人がまばらで私的には良かったのだが・・・

 

帰りは、国道414号線、通称下田街道を北上するのだが、この下田街道は小説"伊豆の踊子"で踊り子一行と書生さんが通った道である。

途中の湯ヶ野温泉には、書生さんが泊まった宿屋も残っているし映画でも出てきた宿屋がある。

ここで立ち寄り湯も出来るので、これからの季節、文豪の辿った道と湯を追うのも一興かも知れない。

又、湯ヶ島温泉には、川端康成が逗留した宿屋も残っている。

これらも414号線で繋がっているのだ。

 

海岸線は暖かく、春を思わせていたが、新天城トンネルを抜けて所謂天城へ進むと、空気が一変して冬であった。

七滝温泉で山葵丼と山葵そばに舌鼓であった。

この辺りに行く場合、昼食に迷うのだ。

金目鯛を食べるか、それとも山葵丼か、それが問題だ!!!である。

しかし、これだけは言っておくが、山葵丼、一度食べたらクセになる!!!

ご注意あれ。

 

それと、今年、鼻が少しモズモズしていたのと、目がショボショボして痒かったが、稲取辺りからクシャミが頻繁に出るようになった。

河津に着くと、目が痒い!!!となり、鼻を啜るようになった。

まるで、"田村正和"状態であった!!!

山葵丼は、かどや屋が有名であるが、ここは混みすぎているため、最近私は"だるま茶屋"でお世話になっている。

公共交通機関で行けば、河津駅から修善寺駅までバスでの移動になるが、この七滝温泉と湯ヶ島天城会館では途中下車ができる。

河津駅のバス案内所で修善寺までの券を買えば良いのである。

その七滝温泉で降りると直ぐ側にあるのがだるま茶屋である。

 

Bikeは進み、途中山伏峠から伊豆スカイラインに乗ったが、ここは要注意で、入口が左斜め後方、詰まり進行方向向って5時の方角にあり、尚且つ上り坂であるから、一旦切り返す位の積もりが必要である。

思い出したが、平成18年に初めてHarleyを買っての一泊Harley主催のツーリングラリーが修善寺のラフォーレであった。

この時も、熱海峠から伊豆スカイラインにのり、山伏峠で降りたのがだが、"おっちゃん" ことH氏が、買ったばかりの黒のウルトラで転けた!!!

私はサイドミラーから見たのだが、なんとHarleyの車輪がくるくると横を向いて回っていたのだ・・・

普通、エンジンガードの45度で止まるはずが、90度行っちゃった・・・なのだ!!!

まあ、チャプター軍団20人は居たので、引きお越しは問題なかったが、私の納車が平成18年2月14日であったので、H氏の納車は、私より2週間早かったのだ。

Harleyの傷よりも心の傷の方が深かったと思うが、今でも笑い話で盛り上がるのである!!!

 

伊豆スカイラインは、ハッキリ言って寒い!!!

何せ、標高1000mぐらいの尾根を進んでいくのでるが、ここから500m下った先が箱根なのだ。

 

熱海峠から十国峠を経て鉾根峠へ向かうのだが、昨日はトロイ車が多かった!!!

軽自動車でトロトロと走っているのだ!!!

法定時速40キロの道をそれ以下でトロトロ・・・

此奴ら周りを見ていないのである。

後方からBikeが来たら普通避けるか、合図をして先に行かせるでしょう?

酷いのは、走り屋の乗るホンダシビックが、トロトロ・・・

 

危険運転だったので、キイペンだが、緊急避難でぶち抜いたのは言うまでもない。

 

芦ノ湖まで降りると、龍宮殿まで行き一風呂浴びた。

母の話だと、私が小さい頃ここに泊まったことがあるという・・・

その後、プリンスホテルに買収されたと訊いた。

 

写メは取れなかったが、露天風呂からの眺めが最高であった。

芦ノ湖の向こうに雄大な富士山を眺めての温泉、これ以上の贅沢があるであろうか?

 

家に到着したのは、15時半過ぎであった。

朝から途中休憩正味1時間半で、走り続けた感もあったが、360㎞を無事に走った。

北海道ツーリグでも、これだけを走ることはめったにないし、14時過ぎには宿屋に入ってしまうし・・・

15時半ともなれば、温泉に浸かって部屋でビールに舌鼓である。

日帰りツーリングとロングツーリングの違いであろう・・・

 

しかし、日帰りツーリングで、それもHarleyであるから、360㎞も走ると、左手が痺れてくるのだ。

油圧のくせにクラッチが重いというHarleyならではの演出が憎い!!!

これを思うとBMWのクラッチの軽さよ〜

更に言えば、ギヤアシストで、ギヤチェンにクラッチを握らないし!!!

ああ、人間とはつくづく怠惰な方へ流れてしまうのだな〜と思いながらも、次のツーリングの企画を立てるのである。

 

楽しく充実した一日であった。

皆さんの旅の参考になれば幸いです・・・