日本六十余州津々浦々、パワースポットなる場所があり、多くの人が押し寄せている。
パワースポットの説明をする前に、地球砂漠化に付いて考察してみる必要がある。
基本的に我が国日本以外の地域は、大地が痩せているのである。
氷河期で地上が1000メートル近い氷の世界であっても、日本は温暖であったという。
だからこそ、世界最古の文明が発祥したと言える。
地球上は砂漠化が進んでいるというのだが、これは人口増加に比例するのである。
農作地の力を100だとすると、農作地で収穫された作物が30である。
この時点で農作地の力は70になっている。
収穫物30を都市部へ運び消費され、次の年も同じ事を繰り返す。
これを4年も繰り返せば、農作地の力は0を下回ってしまうので、結果砂漠化してしまうのだ。
土壌に養分が無いため、農作物が育たないのである。
これを解決していた国があった。
それが日本であった。
江戸時代までは、農作力収穫された作物は江戸や大阪と行った大都市へ運ばれ大量消費された。
幕末に日本に訪れた外国人が一様に驚いたのは、大都市特有の臭いニオイがしないことであった。
臭いニオイ詰まり、糞尿のニオイである。
日本は都市部で出た糞尿を農地へ返すシステムが完成していて、完全リサイクルであったのだ。
農地の土壌が養分を減らしても、都市部から"戻る力"が30ならば、+−100に戻る訳である。
ただ糞尿を撒いても毒にしかならないから、一旦肥だめに貯めてからゆっくりと肥料へ熟成させていたのだ。
また、落葉樹が落とした大量の枯れ葉を集めて、その上から肥を掛けると、カブトムシが卵を産み受けて大量の幼虫が肥と枯れ葉を養分たっぷりの黒土へと変えてくれるのである。
その土を畑にまけばよりよい畑となり、収穫高も増えるという訳であった。
それに引き換え、欧州は糞尿は窓から巻き、それは川へと流れるから、川が臭かったのだ・・・
だから、ペスト等の流行病で人口の半分以上が死んでしまう深刻な問題も引き起こしたのだ。
明治になり都市部に鉄道が開通すると、東京ならば山手線が円を描いている。
これは、都市部で出た糞尿を農村部へ効率的に運ぶためだったという。
鉄道地図を見れば明らかで、上野、新宿、池袋、渋谷と農村部へ向かう鉄道が延びているのが分かる。
私が子供の頃は、練馬区、世田谷区を始め多摩地区は畑ばかりであったのだ!!!
それを壊したのが戦後のGHQで、彼らは自国の肥料や農薬を売るために"肥だめ"システムを破壊して、「糞尿は川に流せ」となり、日本の多くの川が死んだのだ・・・
そして、我々は猛毒な農薬まみれの作物を未だに食べさせられているのだ・・・
だから、癌になるのである。
少し逸れたが、この農村部と都市部の関係をご理解頂けたか?
農村部の話とパワースポットの話がどう繋がるのか?とお思いであろうが、実はこの関係がパワースポットと人間の関係なのである。
私も、パワースポット巡りが好きで、聖地巡礼をよくやっている。
ここで問題なのが、パワースポットを訪れる人は更なる"運気上昇"を願う人ばかりで無く、多くはマイナス運気からプラスにしたいと思って尋ねる人が多いと言うことである。
運気とは、強い運気から弱い運気に流れるのである。
私は自他共に認める強運気な人間であるから、電車に乗ると非常に疲れるのだ。
これは、電車に乗っている人々に、私の運気が流れるからであるといわれた。
だから、運気を流さない数珠をしていから、疲れがなくなったのだ。
これが、パワースポットでも起こるのである。
パワースポットが本来保ている運気が100ならば、マイナスになっている箇所も少なくないのだ。
マイナスになったパワースポットは、心霊スポットになるというのだ・・・
パワースポットと信じて行ったのに、知らず知らずに、心霊スポットを巡っていたというオチさえあるのだ。
そこで注意して欲しいのが、パワースポットでも富士山や伊勢神宮ならば、マイナス以上に祈りや神事でプラスになっているから大丈夫であるが、問題は何でも無い自然箇所のパワースポットである。
富士山は、常に龍の運気が立ち上っているから、国内最大のパワースポットであるから問題ない。
運気上昇を願って折角行ったパワースポットが、実は心霊スポットだったら身も蓋もない。
行く場合は、事前に調べてから自己責任で行かれるように願いたい。