先日、ふとしたことから、内田康夫氏原作の浅見光彦シーリーズである"天河伝説殺人事件"を観た。
TV版で最初に浅見光彦を演じたのは、昭和57年(1982)に国広富之さんの"後鳥羽伝説殺人事件"であった。
私が最初に観たのは、水谷豊版であり、恐らくロサンゼルスの日系ビデオ屋から借りてきたと思う。
当時は、日本のTVを録画して貸し出していたレンタルビデオ屋が多くあったが、時代の変化と供に、レンタルDVD屋となったが、現在は、チューナーをレンタルすれば、日本の全ての放送がリアルタイムで観れるし、録画も出来るし、業者のサーバーに1週間分は残っているため、LA時間に合わせて紅白歌合戦なども観ることが出来る。
日本で番組を録画しても、CMを飛ばして観るのだが、海外だとCMを観ていないと日本に行ったときに浦島太郎になってしまうのである。
私の観た天河伝説殺人事件は、角川映画版であり、浅見光彦は榎本孝明氏が演じており、監督は市川崑氏である。
この作品は、角川映画の金田一耕助シリーズの火付けとなった"犬神家の一族"から15年にあたり、角川春樹が市川を訪ねて原作を渡して「映画を作れ」と言ったらしい・・・
その後、金田一耕助シリーズ同様に、浅見光彦シリーズとしようとしていたが、角川が薬物で逮捕されて流れてしまったという。
あれ?あれ?おっと、調べてみたら大変なことが分かってしまった!!!!
今回の旅計画を根底から覆す新事実が!!!
今回の旅の企画は、映画で観た天河神社の雰囲気が素晴らしかったので、Googleマップで"天河神社"を調べると"大峰本宮 天河大辨財天社"が奈良県に存在するのが分かった。
そして、「ここへBikeで行こう」であった。
当初は、天河神社に行った後に、和歌山港からフェリーで徳島により、室戸岬へ行くであったが、ここまで来たら、大阪南港から"さんふらわ"で鹿児島県の志布志へ行き、念願の九州初上陸を果たすであった。
しかし、私が劇中で観た天河神社は、実は、滋賀県近江八幡市にある極楽寺であったのだ・・・
「おいおい、とんだ大人の都合かよ!!!」状態で、今プチパニック状態である。
だって、劇中で素晴らしいと思った神社が、奈良県でなく滋賀県であったら、私はどちらに行ったら良いのか?である。
更に言えば、天河神社に行く前に、松坂辺りで一泊して、松阪牛を食べるという計画まで立てたのに・・・
今、Googleマップで極楽寺から天河神社まで調べると、距離160㎞で移動時間2時間41分となっている。
まあ、Bikeだから2時間とみても、これでは伊勢湾を通らないルートとなるではないか!!!
ぐるっと迂回するコースもあるのだが、序でに"九州上陸"を思い立ったが、計画立案してしまえば、九州が本チャンで、天河神社は大阪南港へ向かう立ち寄り地点となっていたのだ。
そういえば、例の映画版"犬神家の一族"も劇中は、栃木県那須であったが、実際の撮影は長野県の上田であったのだ。
九州上陸後の計画は、そのまま大隅半島の先端の佐多岬まで行って、それからフェリーで指宿へ行き一泊、翌日は知覧特攻平和会館へ行って英霊に感謝の意を示し、映画007(007は二度死ぬ)のロケ地へ行き、その後高千穂を目指し、神々降臨の地を拝み、大和民族発祥の地である宇佐神宮を詣でて、阿蘇外輪を走り、別府温泉で旅の垢を落とし、門司港からフェリーで横須賀へ向かうものである。
まあ、九州を下から上へ走る計画である。
当初旅は、BMWGSAで行くつもりであったが、BMWでこの偉業を果たしても、頑張ったのはBikeである感が拭えないので、敢えてのHarleyで行くつもりである。
Harleyならば、「私が頑張ったぜ!!!」と豪語出来るはずだ!!!
どんなBikeだ!!!と思うかも知れないが、これが逆にHarleyの魅力である。正に人馬一体なのである。
国産BikeやBMWBikeでは、現在実は多くをBikeがコントロールしていて、乗り手はアクセルワークに専念となっている。
後輪が滑っても、Bikeが建て直してくれるのだ・・・
しかし、Harleyは全ては自分でなのである。
ここまで計画を立てておいての、近江八幡市にある極楽寺てどうしてくれるの?である。
ここは"二兎追うものは一兎をも得ず"であるから、当初の計画を遂行して、近江八幡市にある極楽寺は、次回の北陸ツーリングの折にぶっ込むこととしよう・・・
時期的には、ゴールデンウィーク前を計画しているのだが、なんと車検が4月中旬であるので、一月間から車検を受けられるので、Harleyディラーにその旨を伝えた・・・
これは令和五年の初冒険である。
計画段階からウキウキしている。
皆さんも旅へ出ては如何ですか?