先年から1年で、北海道でヒグマが約1000頭も虐殺されたの知ってますか?
「人里に出てきたら殺した」や「熊用の罠に掛かったから殺処分」だそうだ。
しかし、年間熊による人間の死亡は数名程度であるが、人間が人間を殺す殺人事件分かっているだけで1100件だそうだ。
しかも、殆どの殺人犯が死刑にならずにいるのは、おかしくない?
熊が人を襲う場合、熊自体の防衛が多いし、熊が"人を殺す"と考えて殺人は犯していないから、裁判で言えば"殺意がない" にも拘わらず問答無用で殺処分で、日本人のやることか?と疑問に思う。
そもそも、熊の土地に勝手に入っていて、更に熊の土地を奪って人間が住み始めたのが原因でしょう?
やはり、無益な殺生をせずに、熊を山奥に返すのが21世紀の野生動物への接し方だと思う。
これは、海の鮫問題も同じで、そもそも、鮫のテリトリーに入り込んでいるのは人間であり、鮫の餌を根こそぎ奪っているのも人間であることを忘れてはならない。
生態系を壊せば、必ず人類にしっぺ返しがやって来るのだ!!!
今まで散々な目に遭っているにも拘わらず同じ事を繰り返しているのだ。
やはり、歴史から学ばねば、その国は滅ぶは正しい見地である。
さて、大阪湾でマッコウクジラが話題になっている。
湾内に迷い込んだ、鯨が死んだと聞いたが、その死骸をどうするのか?であるが、バカな農林水産省のガイドラインによると、"埋めるか焼却処理"だと言う。
埋めるのにも数千万以上の経費が掛かる・・・
一昔前は、皆で食べていたという。
打ち上げられた鯨は、"天からの恵み"だったそうだし、江戸時代は誰のものか?で訴訟にもなっているほどであった。
ただ、マッコウクジラは臭みがあって旨くないと訊いたことがある。
我々が現在食べている鯨は、ミンククジラかイワシクジラだという。
さて、実際問題、死骸となった鯨の処理法が、私は「カエサルの物はカエサルへ」(キリスト名言)ではないが、海の生き物は海へ帰すのが一番である。
しかし、このまま腐敗が進めば"爆発"する恐れがあるから、早急に海上保安庁の船で、黒潮に乗せてやるのが一番良いと思う。
日本近海には、ホオジロザメ、撞木鮫(ハンマーヘッド)、目白鮫(タイガーシャーク)等々の大型の鮫が多く生息しているから、彼らが処理してくれる。
更におこぼれに預かろうと、小魚も寄ってくるし、その小魚を食べるために、中型大型の魚も集まっている。
鮫は、鯨肉に夢中だから、マグロとかに構っている暇はない・・・
更に、内臓系や、最終的には骨が海底へ沈んでいくのだが、それは、深海に生きる生物の貴重な餌となる。
詰まり鯨の死骸が、多くの生き物の"生" を繋ぐ糧となっているのである。
それを、大枚叩いて埋めるって意味不明な行動であるといえる。
ここ数年、潮の流れが以上だという。
太平洋側は、南からやって来る暖流の黒潮が、宮城県沖で北から流れてくる寒流とぶつかり、暖流が潜り込む現象起きているから、金華山沖(宮城県)は、豊かな漁場と言われているのだが、今は、親潮が更に北で暖流に潜り込んでいるというのだ。
詰まり、混ざり合っていた金華山沖は黒潮になっていて、今まで獲れなかった魚が揚がっているという。
前にダイビングで熱海沖に潜ったことがあるが、南方の小魚が多く生息していたが、これらを"死滅回遊魚"と読んでいた。
何故死滅かというと、黒潮に乗ってやって来たのだが、寒い冬を越せずに皆死んでしまうからである。
しかし、昨今、この死滅回遊魚が生き残っているというのだ。
それだけ海水温が暖かくなったという。
海の水温は、地上の2ヶ月遅れと言われている。
今、1月なので、海水温的には11月の水温となる。
だから、寒い冬、早朝に伊豆の海岸線を走ると、海から蒸気が上がっているのを観ることが出来るのだ。
これは、気温と水温の差があるために起こる現象である。
それでも、水温は20℃を下回っているから、冷たいのであるが・・・
気象の原因とりわけ、高気圧と低気圧が何故起こるのか?と考えたことありますか?
それは、太陽からの"光"が地上で熱とあるのだが、その温まり方が一定でないからである。
陸地より、海の方が暖まりにくい。
こうして、温度に差が出来るから高気圧と低気圧が発生るのである。
このれと同じメカニズムが、海でも起こっている。
赤道付近の暖かい海水と、局地の冷たい海水の温度差と地球の自転の力が加わり海流が出来る。
更に、海底と浅い所の海では、塩分濃度やミネラル等々の違いがあるため、実は局地の氷が溶けることは海にとって大切なことである。
氷は真水であるから、溶けた水は海底へ向かっていくし、日本近海でも、雨や、川の水が海へ出ると塩分濃度が違っているから、真水は沈み海水を攪拌しているのだ。
この攪拌が上手くいかないと、海流にも支障をきたすという・・・
何でもかんでも"地球温暖化"でかたづけるのは間違っている。
地球は生き物であり、常に変化しているのだ。
我々は、その邪魔をせずに、生かせてもらっている事に感謝せねばならないと思う。