連日、冬らしく冷え込んでますが、皆さん如何お過ごしでしょうか?

 

7日の土曜日に、Harley仲間のカズちんから「明日、走らない?」という"不幸のLINE"が届いた。

走らない?とは、ランニングではなく、Bikeツーリングである・・・

冷やかし程度に「何処へ行く?」と返事をすると「伊豆半島は怠いから、秩父?」と来た!!!

「秩父は寒いから奥多摩は?」と返事を返すと「ラジャ」であった・・・

集合時間は6時は暗いから7時でどうだ?と来たので、天気予報で奥多摩を調べると朝は0℃であった・・・

そこで、道路凍結している恐れがあるから、出発9時でどうだ?と返した。

 

約束してしまったが、どう断るか?を考えながら夜が明けた・・・

朝、Bikeを見に行くと、バイクカバーに付いた朝露が凍っていた・・・

カバーを外し、念のためにバッテリー充電ケーブルを繋いだ。

朝早いと近所迷惑のために流石にエンジンを掛けるようなマネは出来ない・・・

BMWで行こうと思ったのだが、Harleyより奥に入っていたので、諦めHarleyで行くことにした。

 

集合場所は、家近の新青梅街道添いのコンビニにしていたのだが、8:30にカズちんから「ファミマに着いて朝食を食べる」というLINEが来た。

急いで準備したが、ヒートジャケット一式の装着に意外と時間が掛かったのだ。

コントロールモジュールは、上着側の左側に着いているので、先ずはヒートパンツを履き両足首にあるジッパーからヒート靴下に繋がるコードを出して、着く下を履いた上にヒート靴下を履いてそれぞれのソケットを繋ぐのだ。

パンツのソケットをジャケットのソケットに繋ぎ、両手首にあるジッパーから電熱グローブ用のコードを出して、ジャッケトを着るときに絡まないように、左手でソケットを握りながら左腕をじぇっけに通し、それを右側でも行った。

意外とこの一連の作業に時間を取られたのだ。

 

ブーツを履いてヘルメットを持って、Bikeへ行き門から外に出して、エンジンを掛けてからヒートジャケットのソケットをBike本体のジャックへ繋げた。

数秒で暖かい愛に包まれた心地になった〜

 

カズちんと合流し、新青梅街道を西進して、奥多摩へ向かった。

途中、ガソリンの残が3(満タン時は8)となったので、給油したのだが、「おい、給油しなくて大丈夫か?」と尋ねると「まだ4/5残っているから大夫だよ」との返事であった。

Harleyの型にもよるが、私のロードキングは、メーターを交換しているで燃料計が細かく出ているし、年式が新しい分、カズちんのよりも正確である。

 

予想に反して、奥多摩は暖かかったのだ!!!

奥多摩へ着いたのは11時過ぎであった。

カズちんは私の姿を見て「ずいぶん薄着だな?」と驚いて訊いてきた。

カズちん自身は上6枚(下着入れて)下は4枚履いていたとのことだが、私はヒートテックの上下にヒートジャケット上下、それにコートとジーンズを履いてたのだ。

確実に薄着!!!である。

 

「春のように気持ちが良い〜」と感じていたのは、ヒートジャケットのお陰であったようだ・・・

奥多摩湖の駐車場を後にして、一路猿橋を目指した。

411号線を湖に沿って西進すると、途中赤い色が特徴の"峰谷橋"を渡り、深山橋の交差点を左折した。

直進すると、丹波村を抜けて柳沢峠から塩山方面に抜けて行くのだが、今回は小菅村を掠めるルートであった。

深山橋を渡ると、左手に橋が見えてきて、左折すれば奥多摩周道路である。

ここの看板には「ここから病院までどんなに早くても2時間」と書かれている。

実際"スピード出すな"の看板より効果があるようである。

 

今回は左折せずに国道139号線を直進た。

この道が素敵な道であり、この日の快晴の空、無風状態と正にツーリング日和であった。

猿橋から甲州街道へ出て、途中の談合坂SAのスマートICから中央道へ乗った。

談合坂で遅めの昼食(12:30)を摂り、そのまま中央道で帰路についた。

 

しかし、つくづくHarleyは冬の乗り物であることが分かる。

エンジンが絶好調なのだ。

何と言っても未だに空冷V2なのである。

昨今では化石エンジン扱いであるのだが、何故水冷より空冷がダメなのか?というと、水冷は時の如くエンジンをラジエターで冷やしているのでる。

これは、夏も冬も"同じ温度"であるから、シリンダーとピストンのクリアランスをキッチリと作っているのである。

これに対して、空冷は、夏と冬とではエンジンの冷え方がまったく違う。

前回、真夏に中央道を走っていたら、指先が切れているタイプのグローブをしてたら、道路の熱反射で指先が熱いのであった!!!

火傷するほど熱かったので、途中のPAでグローブを指先まであるタイプと交換したほどであった。

それほど熱い大気中を走ったら、冷却が十分でないことはお分かりであろう?

だから、シリンダーとピストンのクリアランスは、広めにとって有るのである。

詰まり、冬のように冷えるときは、シリンダーとピストン間には隙間が出来ていて(目で見ても分からないけど)、その間を埋めるのがエンジンオイルであるが、これが燃えてしまうし、パワーロスするので余計にガスを食う訳である。

だから、空冷エンジンの方が大気汚染をするといって嫌われるのである・・・

 

まあ、Harleyに乗っていれば、夏の渋滞に填まれば、太股が火傷しそうになった経験は皆すると思うが・・・

 

だから、冬こそ、Harleyに快適に乗ることが出来るのである。

 

快適にロングツーリングするならBMW、頑張ってツーリングするならHarleyであと思う。

 

今年も、楽しくBikeライフが始まった。

今年のツーリング計画も楽しそうである!!!