山陰地方ツーリングで、初めて山口県の萩を訪れた。

今回のツーリングは、単に走ることだけではなく、どちらかというと観光に重点を置いたのだ。

特に城に拘ってみた。

 

萩城は、指月城とも呼ばれ、毛利の前には、大内氏の時代に栄えたらしい。

夕ご飯に、地元の人と話していたら、「萩的には、大内さんと毛利さんのどちら派なの?」という問いに、「ここは吉田松陰派が多いね〜」との返事であった。

 

吉田松陰とは、単なる大馬鹿者であると私は思っているのだが、萩の人も「考え方は良いんだけど、方法論がなってないね〜」であった。

密出国しようとして、浦賀のアメリカ艦(黒船)に乗り込んだか、船員に捕まり、日本に送還された馬鹿者である。

これ、今やっても懲役ものでしょう?

 

友人とこの話になり「俺が吉田松陰なら、勝海舟や榎本武揚らと仲良くなって、咸臨丸に乗せてもうよ」というと「あのバカは井の中の蛙で、そこまでは良かったが、その要領がないから、29歳で死ぬまで童貞だった」と言っていた。

確かに、この世で一番大切なことは要領であるが、これが少しでも吉田松陰にあれば、10代で筆下ろし出来ていたであろう・・・

 

これが萩城だが、明治政府の気狂い振りがお分かりであろう?

これ民衆がたたき壊したのである!!!

 

廃仏毀釈で古い仏像を壊し、城を破壊し、西洋化が正義に様に思い込んでの所業であるが、これも田舎者の仕業である。

そもそも、なんで"世界遺産"に拘るの?

日本人の凄さって、職人同士が切磋琢磨して、"公方様に使って欲しい"の一心で作り続けた。

その結果「よ、日本一!!!」と世間から言われることが、最大の喜びであったが、日本一こそ世界一であったのだ。

 

日本の職人の作った物は、当時(江戸時代)にヨーロッパでどれ程の値打ちがあった!!!

ゴッホもルノワールもモネもマネも全て、日本の芸術に触発され、浮世絵の青に魅せられたのだ。

ボーンチャイナも、柿右衛門の白を出したくてヨーロッパの職人が苦労して牛の骨を混ぜるというのを思いついた。

 

なのに、等の日本人が先人の芸術を否定して、「誰かに褒められたい」という田舎者の発想に支配されているのである。

 

何故、"国宝"という制度が出来たか知ってますか?

明治時代、日本中で古い物を破壊した狂った田舎者に、アメリカ人(名前は忘れた)が、明治政府に言ったという。

「古い物は宝である。それは日本だけの宝で無く、世界の宝だ」と言って出来たのが国宝である。

ああ、国宝まで外国人に言われた制度とは、恥を知れ!!!!である。

 

昨日、京都の丹後半島の伊根に寄った。

ここは、満潮と干潮の差が約50cmしかないから、江戸時代よりこの様な船屋が作られたという。

瀬戸内海で5mあるらしく、もし5mの差がされば、船屋は全て水没である。

さて、家の家の写真の赤っぽい家は、男はつらいよの第29作目の"寅次郎あじさいの恋"のマドンナいしだあゆみの家として使われたという。

ここに寅さんが泊まるのである・・・

その話を聞いて、昨夜ホテルで、あじさいの恋をNetflixで観てみた。

 

私は、気が付いてしまった・・・

寅さんは童貞である!!!!

ネタバレにならないように書くが、寅さんはわざわざいしだあゆみに会いに伊根まで行く。

最終便の水上バスが出てしまい、結局いしだあゆみの家に泊まることになる。

いしだあゆみには養母と小学生の娘がいる。

その夜、養母は出かけ、娘は養母の部屋で寝ていて、隣の今で寅さんといしだあゆみは、しっぽりと日本酒を酌み交わしている。

因みに伊根の日本酒は伊根満開といって、安倍首相がサミットで要人に飲ませた酒だという。

 

ここまで来て、男性諸氏は「これからやるぞ」となるでしょう?

女性陣も期待するでしょう?

 

役所としては、いしだあゆみが演じている"かがり"さんは、子供の頃から苦労しているため、他人の気持ちを優先してしまうし、自分で強く意思表示が出来ないのである。

 

その時、子供がぐずるのである。

暫くかがりは、子供と添い寝をするのだが、その足を見た寅さんはビビり「ああ、飲みすぎた〜、寝ようかな」と言い出す。

かがりの部屋は別棟にあり、そこで一人で横になる。

暫くしたら、かがりが階段を上がってくる足音が・・・

「寅さん寝た?」と言う。

男性諸氏、ここまで来たらとりあえずHするでしょう?

だって、わざわざ来たんだよ!!!

いや、やることやらないと、失礼でしょう?

嫌なら泊まらない!!!である。

 

このシーンを観て、車寅次郎、童貞と確信した。

これが、寅さんが10代で、かがりが30代なら「僕、女性を知らないんです」と言えるし、優しく手ほどきされちゃったりするが、40歳を超えた男なら言えないよな〜

 

詰まり、寅さんの恋は中二病的な恋なのである!!!

相手が、子供ならいざ知らず、大人の女性なら無理である。

だから、毎回失恋で話が終わるのである・・・

 

ああ、吉田松陰といい寅さんと言い、皆が好きなキャラは童貞であるという考察で今日は終わります・・・