RVパークぴりかで朝食を済ませ、グリンピア大沼に向かって出発した。
国道230号線を太平洋側に向かって進んだが、これは来た道を引き返す私の一番嫌いなコース取りである。
基本、一筆書きが好きなのだ!!!
高速道路国縫ICを通り過ぎて、昔ながらの国道5号線に合流する。
番号からも分かるように、明治期の初期に作られた国道であり、函館〜札幌を結ぶ大動脈であったのだが、昨今は高速道路であろう・・・
この時点での問題は、燃料が半分以下だっとことだ。
早めに燃料を入れないと・・・
この辺りの大きな町と言えば、八雲であるから、国道を進めばガソリンスタンドはある筈である!!!
距離にして約35㎞である。
北海道の距離を馬鹿にしてはならない!!!
兎に角、関東圏と違い、広く町と町の間は何もないとうまるでUSA的なのである。
車で10分走れば、10㎞以上進んでいるのも忘れてはならない!!!
詰まり、35㎞と言うことは、普通に走って行って35分で行ける距離と言うことである。
東京なら、35分で2㎞とかざらなんだが・・・
ガソリンスタンドで給水する予定であった。
最後の給水は、網走のオートキャンプ場であったから、丸二日はタンク内の水で過ごしていたことになる。
炊事、洗面、シャワー等を使えば、それなりに水は減るのである。
と言っても、タンク容量は50%(満水で約160㍑)となっているから、実際は残水量は80㍑〜120㍑の間である。
しかし、いつ何時何が起こるか分からないから、旅先では常に燃料満タン、水も満水を心掛けているのだ。
南雲町で大きめのガソリンスタンドに夜と、スタンドのおっちゃんが寄ってきて、珍しそうにMOTORHOMEを見ていた。
「軽油満タンと水くれる?」と訊くと、「水ってその水?」とホースを指さすから問題なく給水も出来た。
たまにはフルサービスのガソリンスタンドも良いもんであると感じたのは、虫の死骸誰家の窓を綺麗に拭いてくれたことであった。
最後の給油は、網走市内であったので、約670㎞を走ったのである。
結局70㍑入ったのだが、燃費計算するとなんと"9.57㎞/L"であった。
タンクには約50㍑の軽油が残っている計算だ。
詰まり、未だ478㎞位は走れるのである・・・
プリウスと比べてはダメだが、この巨体(走る家)からすれば走る方である!!!
グリンピア大沼に着くと、早速パークゴルフをプレイしたのだが、料金はなんと温泉代込みで800円であった・・・
大沼の好きな所は、駒ヶ岳が綺麗に見えることである!!!
但し、グリンピア大沼の敷地内はペット厳禁であったため、チャー様は車内でお留守番をしていた。
練習を兼ねて何度もプレイしてみた・・・
先輩の話によると、クラブらしいのだ!!!
飛ばせる角度のクラブと、転がすクラブがあるというのだ。
又、地元の人によると、打つときにフェイスを変えるという・・・
ゴルフならば、3番からSエッジまで9本のアイアンと3本のウッド、そしてパターを持ってのプレイだが、パークゴルフは早い話"プロゴルファー猿"と同じで、1本のクラブで全てをこなさなければならないから、自ずと打ち手側が工夫する必要があると言える。
パークゴルフで一汗掻いたら、温泉で汗を流す!!!
これは正に贅沢の極みと言える。
その後ランチの時間であるから、大沼にあるラッキーピエロに行くと、激混みでMOTORHOMEを駐車できないのだ。
仕方なく、ラッキーピエロ本店を目指したら、大正解!!!
ラッキーピエロとは、函館市内になる、函館子のソールフード屋である。
毎回函館に行けば、ここでランチを食べるのが習慣になっている・・・
総本店は、何と新幹線の函館新北斗駅に違いのだが、ここから函館市内までは20㎞以上あり、ハッキリ言って遠い!!!
北海道新幹線の失敗は、正に函館駅に乗り入れないことであると言える!!!
函館駅はドン突きだから、ここから札幌に行くにはスイッチバックせねばならないから、どれを嫌がったと思うが、利用者の利便性を無視しているといえる。
この後、大沼公園に向かったのだが、洗濯物が溜まっていたので、コインランドリーに寄った。
大沼駅の駅前にあったのだ!!!
大沼駅で、函館本線札幌方面は、駒ヶ岳の左右を廻る線に分かれる。
この駅は寂れているが、次の大沼公園駅がこの辺りの中心である。
"RVパークおおぬま"は、何と大沼公園駅から徒歩3分圏内にあった!!!
駐車場内にあったが、同じ経営で駐車場から道道338号線を隔てた真向かいに、ユーカラパーキングキャンプ場もあった。
「好きな方に止めて良いです」と言われたので、草の方を選んだ。
駐車場内なら舗装されているし、トイレや流し台は、駐車場内にあった。
MOTORHOMEをセッティングしてから、チャー様をリック(犬運び用の)に入れて、自転車で大沼を目指した。
実際に沼に来たのは初めてであった・・・
観光船もあり、名曲"千の風にのって"が誕生した場所まである!!!
島々に橋が架かっていて、小一時間もあれば一周できる遊歩道となっていた。
夜は、当然野外での料理であった!!!
この夜は、木星、月、土星が夜空に並んでいたのが、東京の友人等にラインをしたら皆から「雨ですが!!!」という返事を貰った・・・
更に、ここは、温度24℃の天然温泉が湧き出していたのだ!!!
次の朝、勿論車に温泉を給水した!!!
これで次にシャワーを浴びるときには温泉シャワーだ!!!とはしゃいでしまった・・・
こうして、北海道最後の夜は暮れていったのだ・・・
最終日、函館も目指して5:30にRVパークおおぬまを後にした。
函館で朝市を堪能した!!!
お約束の雲丹、いくら、蟹、帆立の四食丼を平らげ、フェリー乗り場へとむったのだが、フェリー乗り場で、衝撃的なラインを受け取ったのであった!!!!
つづく