北海道5日目であるが、RVパーク糸井の森で二泊したため、疲れも取れこの日は、襟裳岬を目指して突き進むことのしたが、バイクツーリングでもあるまいし、何もこの日に襟裳岬に着く必要はなく、のらりくらりと沿線を楽しみながらの道中となった。

 

因みに、RVパーク糸井の森は、流し場もあるし、MOTORHOMEに水を補給することもできるし、なんとダンプステーションがあるから、ブラックタンク(トイレタンク)の排水も出来る。

実は、小便はMOTORHOMEで済ませているが、流石に大便は・・・である。

夜や雨の日は、実に有意義であるが、ブラックタンクは最大20㍑を貯めることが出来る。

最初は自宅の便器のように水を沢山張ってから用を足していたが、それでは小便より水の方が多く、直ぐにタンクが一派になってしまう。

このれを一メモリ分、社内の便器からタンクに流し込むのである。

実感的に、このボトル一本で20回ぐらいは使えるのであるが、この薬剤は大便小便をバイオの力で分解してくれるという・・・

キャンピングカーの専門家に言わせると、もし大便もしていたら、帰宅後直ぐにタンクを処理するのでなく、3日以上経ってからタンクの処理をすると、便の匂いがなくなっているという。

これはMOTORHOME内の便器の上の棚に常備している。

言い換えると、このボトル(750ml)一本約3000円であるから、20回使えるとして一回約150円である。

水を多く使えばその分捨てる回数が増え、費用対効果が悪くなる。

慣れてくれば、水を少しにして用を足し、それを一回流し、更に水を入れて流すようにしている。

夜だけ(2回〜3回)の使用として約6泊は保った・・・

 

糸井の森でパークゴルフを堪能して、いざ襟裳岬へ向けて出発した。

 

糸井の森から襟裳岬までは、距離にして約192㎞である。

走れば直ぐに着く距離で、バイクならば2時過半もあれば余裕であるが、それでは目的に地に着くのが目的の旅になってしまう。

途中ふらふらとするのが、MOTORHOME旅の醍醐味と言える。

何故なら「もう、今日はここでいいか?」とどこでも泊まることが出来るからである。

苫小牧は、フェリーターミナルもあるので、それなりに渋滞するので、苫小牧西ICから高速に乗り苫小牧東ICから無料区間の日高自動車道へ進んだ。

実は、このコース、私的には定番であり、ここ数年利用している。

日高と言えば、ラーメンとサラブレッドの町である。

途中、鵡川(むかわ)と言う町で降りて、道の駅へ向かった。

実はこの鵡川、唯一本物のシシャモが食べられる町であるという。

東京で買っているシシャモは輸入品の偽物で、カラフトシシャモと呼ばれるカペリンとうい魚である。

やはり、本物は旨い!!!

ホッキ貝も美味しかった・・・

 

鵡川は肥大より札幌よりの町であるので、日高を目指して国道235号線を走るが、雄大な北海道の景色が何とも言えない・・・

右側には海、左側には平原とその奥に山々である。

 

新ひだか町は、映画"北の零年"の元ネタの町らしいく、ロケも行われたと訊いた・・・

江戸時代から開拓が進んでいたが、大開拓したのは明治になってからである。

余談だが、映画"北の蛍"というのがあるが、これは美唄辺りにあった監獄の話で、美唄から滝川までを結んでいる国道29号線は囚人が作ったと聞いたが、何と日本一の直線道路である。

映画のクライマックスは、吹雪の中、囚人達が道を作るために鎖で繋がれ更新し、彼らをしたって追いかけてきた女達がすがって泣くのだが、そこに森進一の北の蛍が流れるのである。

彼らの作った道、その長さ、何と29.2㎞である!!!

東京辺りで直線道路と言えば、成田空港のA滑走路の4㎞ぐらいしかないのでは・・・

 

毎年、"道の駅みついし"で車中泊となる。

その理由は、施設内に温泉が有ることである。

道の駅の前の国道を渡ると、見渡す限りの大平原である。

これぞ北海道!!!であり、決して本州では見ることの出来ない景色である。

 

三石には16時頃到着し、翌朝7時には襟裳岬へ向けて出発した。

 

つづく