1日目、東京の自宅から松本のホテルまで、333.8㎞走っていた。
2日目は、駐車場の都合(係員の出社時間)で朝7時半に出庫であったが、何故か訊くと、二輪車は出口のセンサーが感知しないから、係員さんが手動で出口のバーを上げてくれると言うが、流石にHarleyは機関が感知した・・・
これなら24時間出入りできたのであった・・・
ホテルで朝食を済ませ、駐車場に7時半に行ったが、そこから荷物の詰め込み等々に時間が掛かり、駐車場を出たのは8時頃であった・・・
2日目のコースは、国道158号線を西進して、安房峠を経て、平湯温泉で朝湯に浸かり、飛騨高山を目指し、金山巨石群へ寄り、中津川のホテル迄であった。
ホテルから約9㎞ほど走ると、徐々に田舎道になっていくのだが、途中"三神社" の前で信号で止まった。
この神社は前々から気になっていたので、信号待ちの機会に寄ってみることにした。
立派な構えであり、広い敷地を有していているのでさぞかし凄い神社であろうと思っていたら、廃れ感が半端なかったのだ。
本殿の注連縄には蜘蛛の巣だらけであり、誰も手入れをしていないのであるが、箒類は綺麗であった・・・
何故か、私は箒を手に持ち「失礼します」と神様に断ってから、注連縄から正面扉に付いていた蜘蛛の巣をとり、石畳の掃き掃除をした・・・
「ああ、神々は掃除をさせるために私を止めたのか・・・」と妙に納得をしてしまった・・・
この神社の三神とは、諏訪明神、天児屋命(春日大社)、誉田天皇(八幡宮)の三柱であるが、特に信濃国なのに、諏訪大明神を疎かにするとは罰当たりである!!!
この諏訪大明神に関しては3日目で詳しく述べよう。
掃除をして神社を後にして、158号線を進んでいる。
ここから20㎞ほど行くと、梓湖(奈川渡ダム)の堤防の上が道となり直ぐにトンネルである。
この道が私は好きである。
トンネルが続き、乗鞍岳へ向かう道、白骨温泉に向かう道、そして沢渡(駐車場とバスターミナルがある。上高地へは自家用車乗入れ禁止である)を経て、上高地との分岐を過ぎて、活火山を貫いた安房トンネルを抜けて平湯温泉郷となる。
平湯温泉で朝風呂に浸かり、一路飛騨高山へ向かう。
平湯温泉から国道471号線を行けば、新穂高や富山方面に進むことが出来る。
平湯温泉の海抜は約1250mであるから、都心より10℃位低い訳である・・・
ここで問題に気が付いた。
このまま金山巨石群を目指せば、この日の中津川のホテルに到着するのが早すぎてしまうことである。
これは、時間調整せねばならないと思っていると、"飛騨大鍾乳洞"の看板が目に入った。
これは行くしかない!!!と途中右折して、鍾乳洞を目指した。
大鍾乳洞に着くと、駐車場の雰囲気から"昭和"の香りがプンプンであり、どこか懐かしさすら感じた。
この辺りで海抜900mであり、国道158号線は平湯から一旦山を登りトンネルを過ぎると、高山まで下りである。
徐々に高度が下がる度に、暑さが増していくのが分かる。
飛騨大鍾乳洞に着いたのは10時頃であったし、この高度で既に暑さを感じるほどであったが、鍾乳洞の中は寒寒であった。
正に天然のクーラーである!!!
意外と鍾乳洞は楽しく、良い一時を過ごすことが出来た。
鍾乳洞を後に、一路金山巨石群を目指した。
高山市内へは行かずに途中左折して、国道41号線に合流した。
この41号線は飛騨川に沿って下呂温泉を経由し、最終的には名古屋まで行っている。
険しい山道に道を作るときには、川に沿って作るが鉄則であったようだ。
だから、日本の田舎道の風景は、どこも一緒になってしまうのだ。
下呂温泉付近で既に12時を回っていて、昼食&大休憩を取りたい思いに駆られた。
気温も30℃を超えていて、兎に角暑いし、市街地であるから周りのコンクリートからの照り返しが痛いぐらいであった。
ここで要注意なのが、レストランやドライブインが国道沿いあるが、看板だけ観ていると営業していそうだが、近づいたら店の雰囲気や駐車場に車が止まっているかを瞬時に見極めねばならない。
多くのレストランが廃業しているからである!!!
途中、"大衆食堂"というのに目がとまったが、なんとなくスルーしてしまった・・・
下呂温泉を少し過ぎた辺りに"飛騨牛レストラン"が目に入ったので、駐車場へ滑り込んだ。
店は繁盛しているみたいであった。
メニューを見ると、"ステーキランチ"が目に入り、店員さんに注文すると"豪州牛"と書かれているのに気が付いた。
「ここまで来たんだから、飛騨牛が良い」と言うと、別のメニューを渡された。
飛騨牛200gを注文した。
これはこれで「旨かった」と舌鼓であった・・・
一時間ぐらい過ごした後、金山巨石群を目指して出発した。
暫く行くと国道41号線と国道257号線の分岐があった。
金山巨石群は41号線であるが、今夜の宿のある中津川は257号線を進むので、この分岐点には後ほど戻ってくるのであった。
金山巨石群は前回のブログで書いたので、飛ばします。
中津川を目指すと徐々に暑くなっていた!!!
暑かったため気が付かなかったが、途中に苗木城があって戦国時代の遠山家の居城であった・・・
この辺りを走っているときの思いは、「ホテルの大浴場で汗を流して、冷たいビールを喉に流し込む」であり、その精神力で暑さを凌いでいたのであった・・・
ホテルには15時過ぎに到着したので、チェックインして近場のコンビニでビールを買い込んできた。
風呂で命の洗濯をして、冷たいビールで蘇ったのだ!!!
夕食は、コンビの横にあった怪しい昭和臭プンプンのレストランに行った。
この時はカツカレーを食べたのだが、味も昭和であり、懐かしさが溢れていたが、会計システムは令和であった。
キャッスレスを可能であり、私はSuicaで支払った。
こうして2日目も終わったのであった・・・
つづく