"子供に神話を学ばせない国家は滅びる"と言われているが、日本は、古事記、日本書紀を小学校で学ばせているのであろうか?

 

先日、バイク関係で18歳の女子と話したが、彼女曰く「勉強は嫌いです」と言っていたが、若い女性の多くが勉強が嫌いと言っている。

「政治に興味あるの? 18歳なら選挙権持っているからね〜」というと、これまた、まったく興味が無いと返答であった。

 

このままだと、「君の給料は20年先も変わらないよ」というと、流石に食い付いてきた。

我々世代より上の人なら分かってると思うが、30年前は、毎年賃金がアップしていた筈だ。

私がサラリーマン時代は、毎年月額で1万円は上がっていた。

ベースが上がると言うことは、ボーナスも増額すると言うことで、実際は毎年年収20万円以上のベースアップであったのだ。

それを話すと「ええ???、そんな時代があったんですか???」となるのだ。

では、何故、君たちの給与が上がらないのかの説明をしてあげた。

日本企業の外資買収が進み、多くの企業の株は外資に流れている。

何時しか、"会社は従業員のもの"から"会社は株主のもの"に置き換えられた。

すると、企業は儲けの多くを従業員に分配していたのを止めて、儲けの多くを株主配当するようになったから、日本人従業員の賃金が上がらないという例を話した。

多くの人が選挙に行かずに、投票率50%を下回れば、結果日本人全体の2割の意見が多数を占めてしまうのである。

これで民主主義と言えますか?

だから、若者が選挙に行かねばならない!!!と言うと、「絶対に行きます」となった。

すかさず、18歳は「でも、政治家の年寄り連中が・・・」と言った。

だから、幕藩体制が一番良い政治形態だよと言っても、今の子は幕藩体制が分からない!!!

更に徳川綱吉公が宣下を受ける前に・・・と話すと、綱吉公を知らないし、徳川家康公すら危ういのである・・・

詰まり、自分の国の歴史を知らないのである。

 

これは、学校教育が間違っているからで、日本史は必修にすべきであるが、そこで下らない年号を覚えさせるのは止めるべきで、歴史の流れを最重点とすべきなのである。

 

綱吉公と言えば、時の日本最高権力者であった酒井雅楽頭忠清である。

彼は、名君会津藩主大老保科正之侯の後を継ぎ、大老として四代家綱公に仕えた。

彼の権力の凄さは、仙台伊達藩分割若しくは取り潰しを画策したことで、伊達家家老原田甲斐の命をはった抵抗(樅の木は残った)で事なきを得たのだ・・・

だが、伊達藩主を蟄居させ、幼君を祭り上げるなどその権力は想像できるだろう・・・

更に、水戸光圀と共謀して5代目を宮家から迎えようと画策していたのだ!!!

徳川宗家5代目は宮家からと決まり掛かっていたときに、堀田備中守正俊が立ちはだかった!!!(講談か???)

「大猷院様(家光公の戒名、江戸時代まで偉い人の名前を呼ぶのは死刑ほどの法度であった)の御孫がいらっしゃるのであるから、その方こそ5代目である」と言い放ち、綱吉公が5代目と決まった!!!

宣下(公方の宣下で、天皇陛下によって任ぜられた)の後、江戸城で綱吉公が酒井雅楽頭に会った。

雅楽頭は大勢の前で、畳に額が擦れるほど土下座をした。

「その方が雅楽頭か?下馬将軍(彼の屋敷が江戸城大手門の下馬札前にあったから)と呼ばれているのか?」とお声が掛かる。

殿中に緊張が走った!!!

「とんでもございません」

「雅楽頭、明日から出仕に及ばぬ、下馬の屋敷も返納せよ」の一言であった!!!!

これで、当時のやりたい放題であった日本最高権力者が、その座から転がり落ちた瞬間であった!!!

 

と講談風に書いてみたが、どんな権力であっても、上様の代が変われば権力が無くなるのだ。

この後、柳沢保明が、小姓から御側御用人へと出世し、名前も上様から偏諱を戴き"吉保"と改名した。

綱吉の"吉"の字と自分の保明の"保"の字を組み合わせた。

水戸光圀の"光"の字は、当然家光の"光"である。

これは名誉なことであるし、羽柴秀吉が豊臣氏を天皇陛下より下賜されたのも名誉である。

余談だが、ここでいう"豊臣"は姓でなく、氏なのである!!!

徳川の氏は"源"であるから、秀吉殿下(秀吉公は過ち、彼は関白であったので準皇族となり敬称は殿下である)は氏まで創設したのだからその権力は絶大であったといえる。

これも、本来、小中学校の歴史で習わねばならないのだが、日本には古来より"源、平、橘、藤原"の4つの氏があり、貴人はのこのどれかに属していた。

私は"源"であるから、神社で神と対話するときは、先ずは現住所、その後に「源朝臣・・・」と名を名乗てっている。

その4つの氏に、豊臣氏を足してしまったのだから、そのパワーが分かって頂けると思うし、「今後関白は豊臣氏からね」まで決めてしまったのだ!!!

 

説明が長くなったのだが、酒井雅楽頭という老害も代が変われば政治の中枢からいなくなると説明すると、18歳の子も理解してくれたのだ。

 

ここで、思ったのだが、ここ10年ぐらいTVで時代劇が消えたと思いませんか?

何故?

まさか、支那等の外圧がTV局に掛かり、日本人のアイデンティティを失わせる大作戦なのではないか?と思えてきた。

現在、日本のキー局の株の20%は外資であり、フジテレビは違法にも30%が外資と訊いた・・・

これは何を意味するのか?

支那に都合の悪い事実は隠蔽されると言うことである。

 

私が子供の頃は、時代劇黄金期で、水戸黄門、大岡越前守、遠山金さん、桃太郎侍等々枚挙に暇がない位放送されていた。

 

唯一NHKの大河ドラマ位が時代劇であるが、それでも嘘が多い。

鎌倉殿の13人を観ていたら、御家人が京都に攻め上がらないのは「皆領地が心配なんです」と小栗が扮する北条宗時が言っていた。

しかし、この時代に武士に領地などという概念は無かった!!!

何故なら、武士の土地所有権が無かったからである。

今風に言えば、"土地の占有"であり、登記が出来ない状態であった。

法的に土地の所有が認められていなかったので、土地に居座ることで実質の所有権を表していただけであった。

だから、その土地を離れることが出来なかったのである。

武士に土地の所有権を法的に認めたのが、源頼朝であり、以降鎌倉幕府が保証していったのである。

 

詰まり、歴史を知らなければ、点と点が繋がらないのである。

点と点を繋げ線にするのが勉強であり、勉強とは嫌いいやするものでなく、自らの好奇心でするものである。

 

日本の歴史を知らなければ、日本人としての誇りも自信もなくなる。

詰まり、亡国へ向かってしまうのだ。

だからこそ、縄文文明から学び直す必要がある!!!

世界の他の国と違って、15000年前の生き様は、我々のご先祖様の生き様なのである。

他国は、侵略と滅びの歴史であるから、今の土地の1000年前の人々とは、無関係であるが、日本は違う。

古墳時代、飛鳥天平時代から、奈良時代、平安時代、鎌倉時代、室町時代、戦国時代、安土桃山時代、江戸時代と皆、我々のご先祖様の歴史なのである。

15000年前からのご先祖様の記憶が、我々の血の中に流れているのだ。

だからこそ、ご先祖様の生き様を知る上でも、歴史を学ばねばならないのだ。

これら全ての時代を勝ち抜いて偉人の子孫が、我々であることを忘れてはならないと思う。

 

歴史を知るから、未来の予測が付くのであり、私が18歳の子に言ったのは、このままだと、君の子供や孫の時代には日本は滅亡してしまうよ!!!の一点である。

我々世代が、現を抜かしている間に、支那や国際金融資本どもの侵略を許してしまった。

だからこそ、戦わねばならない。

その為に選挙に行き、まともな党に政権を委ねばならないのである。

 

頑張ろう大和民族!!!